ラグの「素直に生きれば人生は楽しい」

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大安吉日の披露宴

2008年09月22日 | こんたく堵


昨日は 「大安吉日」、後輩Jの披露宴でした。





1年以上前に
籍を入れて身内だけの挙式も終えていた “J&A夫婦” ですが、
こども(男の子)が生まれ、そのお披露目も兼ねての披露宴となったようです。

毎年、
必ず1人や2人、多い時には3人以上も重なったような年もあった
後輩(部下)の結婚式ですが、ここ2年ほどはありませんでしたので、私自身、
久々に晴れやかな祝宴への出席でした。

会社に在籍している時には、
立場上もあり、必ず、主賓あるいは上司としてのスピーチが定番でした。
今回も後輩Jからスピーチを頼まれたのですが、現在、退職して肩書きの無い
無職の私が新郎側の主賓(上司)としてスピーチするのは、どうなのか ・・・
新郎側の身内のみならず、新婦にも気を遣わせるかもしれないと思い、
丁重にお断りを致しました。

ですが数日前、
後輩Jから連絡があり、“せめて元上司として乾杯の音頭だけでも ・・・” という
押しに負け、結局、性懲りもなく安請け合いをしてしまいました。元々、仕事上で
部下に熱く語ったり、これでもかというほど毒舌や笑いを交えマシンガンのように
人を圧倒しながら喋ることは得意な私ですが、こうした畏まった宴席で、言葉を
選びながら “良い話” をするのは、意外と得意ではありません。自分でも嫌になる
ほど緊張をしてしまう性質(タチ)なのです。

この緊張は、
こども(小1)の頃、学校の授業で先生にあてられて、本を読んだり歌を歌ったり
した時の緊張と同じなのです。要は、自分が好きな事、得意な事とは違うものを
人からやりなさいと強要された時に生まれる “嫌な緊張感” なのです。大人に
なって、だいぶ薄れていたのですが、ある後輩の結婚披露宴でのスピーチで
それが甦ったのです。もちろん、後輩や部下に対して “おめでとう!” という
気持ちは人よりも強くありますので、毎回、スピーチという形で引き受け、何とか
表現しようとするのですが ・・・ ( このことは意外と誰も知らなかったはず )

「乾杯の音頭」
も、言葉を選び気を遣いながら、自分の普段とは違う表現で話すという意味では、
新郎新婦に先輩として結婚生活のイロハや人生の教訓を語り、臨席されている
ご親族や友人に向けて、新郎新婦の良いところや職場でのエピソードを語る
主賓としてのスピーチとそう違いはありません。いくら、場を盛り上げるといっても、
若者のようなノリでやり過ぎるのも見苦しいものです。と、あれこれ考えるだけで、
あの緊張感が襲ってくるのです。

“おめでとう!”
という気持ちを素直に伝えたいと思えば思うほど “嫌な緊張感” に苛まれます。
もう殆どの後輩(元部下)が結婚しました。会社を辞めたこともあり、しばらくは、
新しい後輩もできないでしょう。当分、スピーチも無いということです。何故か、
今日は何かから解放されたようで爽やかな気分なのです。
( 義務教育を卒業したような気分!? )

気になっていた後輩J
の披露宴だったので、周りの目を考えてスピーチは断りましたが、何かやって
やりたいとは思ってましたので、まあ、緊張して “カミカミの乾杯” の音頭でしたが、
何とか役割は果たせたのでしょうか。( ほんまは余興がやりたかったとか ・・・ ??? )

私の微妙な乾杯の音頭
を救ってくれた(フォローしてくれた)のは、披露宴終盤の両家を代表した新郎の
お父様のスピーチでした。“最初、○○さんの乾杯の音頭がカミカミで始まったので、
この披露宴、どうなることかと思いました。” と、笑いを誘いながらハードにフォロー
してもらいました(笑)。

“歯に衣着せぬ”
という諺がありますが、正にそういった感じなのですが、そこには、たぶん
今までの環境(仕事など)で培われた洞察力と分析力、そして、その分析データ
から使えそうな言葉を掻い摘み、短い時間で纏め上げた上で、相手に聞かせる
表現力がありました。過去、私は色々なスピーチを聞きましたが、今までに無い、
なかなか破天荒で素晴らしいオヤッサンの毒舌スピーチでした。私には特に強い
インパクトが残り、今後の教訓(表現力の参考)となることと思います。

このオヤッサン、
どこか私に似てる気がしました。違うのは、こうした場でも素直な表現(自己表現)
を遣って退ける器があることでしょうか。( 私は “まだまだ” ということでしょう ・・・ )
後輩Jの才能の一部が、このオヤッサンの影響を受けていることは明らかです。
それが見えただけでも、何か収穫があったようで嬉しく感じました。職場を去った
私ですが、「一緒に働いてる仲間のことをお前はどれだけ知ってるのか?」 という
問い掛けを常に自分自身に行なうことが大事だと思っています。これは今後の
人生や新たな仕事においても変わることのない私の 「人付き合いの基本」 です。

Jのオヤッサン、ありがとうございます。
そして、J、 本当におめでとう! 末永くお幸せに!


■ こんたく堵 ■

素直に自分の表現をすることの難しさ
相手に自分の気持ちを伝えることの難しさ
この難しさを好きになれたらいいと思う

まず、素直な自分を見つけ
その素直な自分を好きになることから
始めるべきなのかもしれない ・・・

第五大成丸



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