ラグの「素直に生きれば人生は楽しい」

主に人生の歩き方について「人生お弁当箱診断」など
以前のブログ名:和色ムーブメント

シリウスの道

2008年09月23日 | 造形憧憬


日曜日、
後輩Jの披露宴から帰宅すると、家には誰もいませんでした。私以外、
皆さん忙しいようです。( 私の次に暇な息子は部屋で寝ていたようですが ・・・ )





とりあえず、
礼服を脱ぎ(そこらに脱ぎ散らかし)、リビングのソファーに深く座り込み、
テレビの電源をスイッチオンする。冷蔵庫を開けて青汁を一杯飲みながら
柱の上にある時計に目をやると午後2時過ぎだったと思います。それから、
ソファーに座り直した途端、どうやら眠気に襲われ、そのまま寝込んでしまった
ようです。約1時間後、テレビから流れてきた音で目覚めたようです。

「シリウスの道」
というドラマに起こされたのかもしれません。( このドラマを見ろ! と ・・・ )
たまたまテレビをつけたまま寝込んでしまった ・・・ たまたまある番組の音声で
目が覚めた ・・・ それがこの 「シリウスの道」 というヒューマンサスペンスドラマ
だった ・・・ 。「秋のドラマW (WOWOW)」 という番組枠の第一弾のようです。
「巨額広告プロジェクト、25年前の秘密、謎の脅迫者。誇り高く生きる人々を
鮮やかに描く大型ヒューマンサスペンス」 ・・・ 私の好きなシチュエーションです。

原作は、
大阪府出身で、1985年に 「ダックスフントのワープ」 で 「すばる文学賞」 を受賞、
1995年には 「テロリストのパラソル」 で 「江戸川乱歩賞」 と 「直木三十五賞」 を
ダブル受賞された 「藤原伊織氏(1948-2007)」 です。大阪高津高校から東大の
文学部、そして広告大手の電通へ入社。その実体験でもある広告業界を題材
にした作品には、業界の仕事観や人間関係も含め、リアルな内容となり得る
要素が織り込まれることは容易に想像できるところです。

主役の
「内野聖陽(辰村佑介)」 のシュールな男臭さ、「真矢みき(立花英子)」 の
キャリア女性が持っている二面性の表現をはじめ、「寺島 進(浜井勝哉)」、
「大塚寧々(半沢明子)」、「白竜(浅井志郎)」、「栗山千明(平野由佳)」 など
個性派俳優が演じるキャラクターも、脇役として出しゃばらず薄れずの心地良い
存在感を発揮しています。ただ、「夏八木勲」「本田博太郎」「田中 健」 のキャラが、
それぞれ多少かぶっていて存在感を示しきれていなかったのが残念でした。
そんな中、立花・辰村の部下役で若手の 「黄川田将也(戸塚英明)」 の演技力
が私には際立って見えました。

この作品、
原作が良いのだとハッキリと感じとれるものでした。基本的に本を読むことが
好きでない私ですが、この 藤原伊織 という作家に触れてみたくなりました。
さて、私の本(小説などの文学書)嫌いは解消されるのでしょうか ・・・ 。

最近、
映画を観ていない気がします。といっても、元々 “映画館” が好きではない私は、
テレビでやっている映画を観ることで満足するタイプです。あとは、DVDをレンタル
して月に何本かは観ますが、嫁さんのように月に何本も一人で鑑賞に行くほど
映画(映画館)好きではありません。

要は、
家で寝転がって見る映画や海外のテレビドラマでいいのです。その為に
ずっと昔から WOWOW に加入して、大きめのプラズマテレビまで買ったのです。
しかし近頃では、そのテレビは娘たちが見ている大して筋のないチャラチャラ
ドラマやそろそろ飽和状態になりつつあるお笑い番組に独占されております。

ここ数年、
アメリカのテレビドラマにゆるくハマっています。「24」 は乗り遅れて今更、
最初から見るのが嫌でレンタルしていませんが、「LOST」 「プリズン・ブレイク」
には完全にハマりました。「CSI」 「NYPD」 や 「ER」 などの職場(特殊な仕事)
ものにはどうしても食いついてしまいます。それから、「スーパーナチュラル」 や
「トゥルー・コーリング」 などの非現実的な世界もそれなりに楽しめます。ただ、
期待して何編か観た 「HEROES/ヒーローズ」 はキャラクターが多すぎて集中
できなくなりちょっと挫折して、現在、休憩中です。

さて、明日は
TSUTAYA にでも行って、新しくハマれる作品でも探しますか ・・・


■ 造形憧憬 ■

ある作品に賭ける思い
そして役者に託す思い

人々に伝われば秀作であり
伝わらなければ駄作である

ただ、
自分が受け留めた作品は
自分の中で全て秀作であるはず

他人の評価を真に受けて
自分の好き嫌いを決めたり
変えたりはしないほうが良い

なぜなら、
○○何某という名前がついた
自分自身まで駄作になるから ・・・


第五大成丸



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