ラグの「素直に生きれば人生は楽しい」

主に人生の歩き方について「人生お弁当箱診断」など
以前のブログ名:和色ムーブメント

道は街を結ぶもの

2008年09月09日 | 街的興趣


大阪府庁に用事があって行ってきました。
クルマをコインパーキングへ入れて本館まで歩きます。
ついでに、周辺の官庁街をフラフラと散策 ・・・






さて、
どちらが本物の大阪府庁本館でしようか ・・・ ?

正解は上の写真です。( こんなに白かった??? )
下の写真は外壁に少し色を加えてみました。というより、私の府庁イメージです。
しかし、実際にこのアングルから見ると、想像より白くて綺麗な建物なのですね。

大阪市役所が新しくなった当時、
“白くて綺麗でどっしりした建物の大阪市役所” に比べ、 “暗くてくすんだ感じで
くたびれた建物の大阪府庁” という印象が残っています。もちろん、近くへ寄って
市役所と比べると確かに古さは感じます。ただ、昔の講堂のような重厚な匂いが
残る建物には凛とした空気感があります。自然と、息を殺して歩かなければ ・・・
という緊張感すら漂っています。

私は個人的に、
府政や橋下知事の政治手法に関して、どうこう言うつもりもありません ・・・ ただ、
府庁本館以外に数ヶ所の施設(分館や別館)を回った共通の感想は、やはり
一般的にいう  “お役所的” な対応(職員の目線や話し方)だったかもしれません。
“くすんだ建物の中には澱んだ空気が滞留し、働いている職員たちを覆っている”
という私のイメージは払拭されませんでした。

民間なら ・・・
と、橋下知事はよく仰いますが、ここ(役所)は明らかに民間とは違うはずです。
この前提を外して議論すれば、必ず問題や反発が起こります。また、それを力で
抑え込むような手法は、民間の実力・成果主義のエゴです。組織のスリム化や
情報開示を含めてですが、もっと、“役所にしかできない(役所だからできる)” や
“学生が 「安定」 以外の就職動機を持てるような環境” の模索こそが、延いては、
府民サービス(満足)にも繋がるような気がします。

例えば、
職員の削減や給与カットをする前に、無駄の排除やサービス向上に対する
アイデア創出やその実践行動をした職員に特別手当を出すとか、キャリアに
加えるといった具体的な文言を加えておかなければ、現場のモチベーションが
保てないことぐらい、外野の私でも容易に想像がつきます。さらに付け加えるなら、
それらを一般にも情報公開して透明性を示しておくことで、府民や市民との距離も
近づくはずである。難しいとは思いますが、“役所へ行くのがワクワク” するとか
“府庁(市役所)の職員に魅力を感じる” といった環境にできれば、この大阪が、
もっともっと、明るうておもろぉ~なるのでしょうね。

※ 私を含め、私の親族一同には、役所関係の人間は一人もおりません。



■ 街的興趣 ■

街は
様々な道を張り巡らせて結ばれている
その交差している点だけを見たならば
二本の道が交わっている点に過ぎない

街の
それぞれの道は数㍍先でまた交差する
その交差した道もまた数㍍先で交差する
道と道が繋がりスパイラルを形成している

街を
色や匂いで表現することは容易い
道だけで色や匂いを表現するのは難しい
それは道が街の一部だからである

街が
道を 「官」 と 「民」 に色分けしたならば
思いのほか走りづらいものになるだろう
目的地には辿り着けないかもしれない

街こそが
官民分けず受け入れるべきではないのか
もっと、入りやすい街にすべきではないのか
その街へは繋がる道たちで結べば良い

第五大成丸



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