ラグの「素直に生きれば人生は楽しい」

主に人生の歩き方について「人生お弁当箱診断」など
以前のブログ名:和色ムーブメント

よかたい熊本 味と技展

2008年03月28日 | 楽時々益


『 よかたい熊本 味と技展 』 に行ってきました。
 ■ 3/26(水)~4/1(火) 阪神百貨店 8階催場にて開催





卒業式 ・・・ そして 入学式 ・・・ 「桜の季節」 です。
ということで、「桜肉(馬肉)」 が食べたくて?阪神百貨店の催し会場で
行なわれている熊本の物産展をのぞきに行ってきました。

大阪で地方の物産展はもう珍しくはありません。
逆に、新鮮味を開催者や出品者の工夫でキープしなければ次がありません。
私は仕事柄、百貨店のメルマガやその枝にあるブログチェックから旬の情報を
取って動いていますが、こんな客(来場者)は稀でしょうから、やはり、創意工夫や
それなりの努力は必要でしょう。

ブースの分け方や見せ方、出品者個々の表現(特に実演販売・試食など)、
あるいは、対応(価格表示や値引き対応など)のレベルを常に誰かがチェック
する仕組みも必要かもしれません。(今回は微妙でした)



 

「熊本」 といえば、「馬肉」 「からし蓮根」 「球磨焼酎」 まではイメージできますが、
そのあとは ・・・ なかなか出てきません。

九州ではやはりメジャーな 「福岡」、海の幸を中心とした食材の宝庫 「長崎」、
薩摩揚げや焼酎といえば 「鹿児島」、温泉や観光でアピールする 「大分」、
最近、“がばいばあちゃん” で脚光を浴びている 「佐賀」、云わずと知れた
南国の 「沖縄」、東国原英夫知事が就任して以降、飛ぶ鳥を落とす勢いの
「宮崎」 とそれぞれ自県のアピールに奮闘しています。そんな中、「熊本」 の
影は薄いと云わざるを得ません。

今回、期待はずれとは云いませんが、
期待以上の収穫は無し。という評価をされても仕方ないのではないでしょうか。
特に気になるのは、「馬肉」 と 「からし蓮根」 を扱っているお店がそれぞれ複数
ありました。特徴(個店アピール)と差別化(はっきり分かる味や価格)がほとんど
ありません。何となく、出店して売上を ・・・ ということなのでしょうか。

大阪では、いくら美味しくても高くは売れません。ましてや、普通の味のものや
特徴のない商品は見向きもされません。百貨店のB1階には、当然、食品売り場
があります。そこの商品以上で活気があり安くなければ売れないのです。イベント
として見て歩く “ヤカラのおばさん” はたくさんおられますが、売る(売れる)のは
そう簡単ではありません。たぶん、売れなければ、“ 大阪の人は ・・・ ” と思うの
でしょうね。確かに、ケチで渋ちんのところはあります。ですから、そこを逆手に
取って、大阪では 「商品(もの)を売るより話題(口コミネタ)を売る」 に徹するべき
だと私は思います。そこからの相乗効果を期待して企画すべきです。

たとえば、
「馬肉」 なら、「熊本で一番鮮度の良い馬刺しのお店」 や 「熊本で今一番人気の
馬肉料理○○登場!」 といったお店を出店。「からし蓮根」 なら、「昔ながらの
手造りおふくろの味を量り売り」 「こだわり素材で仕上げた高級料亭御用達からし
蓮根(おみやげ袋つき)」 といった違いで打ち出す。また、全店で気前よく値引きを
行なうなどできれば “熊本の人は気前がええよぉ~” という口コミはあっという間に
広まるでしょうね。高い広告費使うより大阪では口コミを引き出すことですよ。
イベント用のチラシもスーパーのチラシと同様に、大阪のおばちゃんは “値段” を
一番に見ているはずです。

今回のチラシには、当たり前(百貨店主催なので ・・・)ですが、
通常価格(希望小売価格)しか載っていません。東京やその他の地方では
これで良いのでしょうが、大阪ではウケませんよ ・・・ 。
私なら、『 よかたい熊本 味と技展 』 ではなく、『 熊本の味はこれがよかたい! 』
として、ポイントを絞ってもっとハッキリ強くアピールするでしょうね。量や価格も
ハッキリ表現することで不安を取り除き、B1階の買い物客をも引き上げられる
はずです。そのためには、“チーム熊本” というノリで選手(出品するお店や商品)
を編成して勝てるチームを組むことから始めるべきではないでしょうか。

「たかがイベント、されどイベント」 ですよ。
今回のようなイベント一つでも、来場した方々の 「熊本」 に対するイメージは
必ず変化するものです。プラスは一層プラスに、マイナスは一層マイナスに ・・・





馬刺しと馬もも肉の炭火焼は非常に美味しかったです。

出店していたお店の方一押し 「特選の鮮馬刺し(生真空パック)」 を買いました。
グラム数の表示は無しで、4,720円という値段がついているブロックを指差して、
一応、“なんぼにしてくれるのん?” と聞いてみました。すると、商品の説明を
始めました。“うちのは国産ですよ!ものが違います。” というアピールでした。
他にも馬肉を売っているお店があるだけに、やはり 「熊本」 という括りでは
マイナスの表現でしょう、と私は感じつつその場を離れようとしたら、“4,500円
にしますわ。” ときました。私は、横にあった馬もも肉の炭火焼(1,680円/P)を
指差して、“これを一緒に買ったら、なんぼにしてくれるん?” と再び折衝しました。

馬刺し 4,720円→4,000円、炭火焼き 1,680円→1,500円、
最終的には、6,400円の商品が 5,500円になりました。価格はあって無いような
ものですが、やはり、折衝して値が崩せた時は嬉しいものです。これが大阪的な
感覚ではないでしょうか。ちなみに、飲食店で馬刺しをオーダーした時に出てくる
1枚のポーションのカットを多少厚めにして切り分けたところ16枚とれました。
1切れあたり250円です(高っ!)。4切れ食べれば1,000円です(マジ?)。
当然のことのように、末娘のお腹に半分(8切れ2,000円)が収まったようです。
それはあっという間の出来事でした(ほんま、参るわっ!)。

ちなみに、焼酎もあれこれ試飲しました。
今回の物産展限定 「繊月(せんげつ)大古酒ブレンド 40°」(300ml)
度数は高いですが、口当たりは悪くありませんでしたのでロックで飲めると思い、
1本買って帰りました。( 横の 「川辺」 は嫁さん用です )

余談ですが、
B1階エレベーター前で、男性が 「加藤清正の鎧」 を纏って物産展をPRしていた
のですが、その男性は若い方で少し疲れていたようです。横におられた係りの方も
“大丈夫?” と心配して声をかけると、“これ、ちょっと重いので ・・・” と男性は
答えていました。どうせなら、もう少し年配で凛々しい方にやっていただいたほうが
良かったのではないか、と私は心の中で思ったしだいです ・・・ 。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿