Bruges
MINOLTA α-9
仕事を終えて家に帰ろうとしていると、会社の玄関で麻生総理と会った。駅までは歩いてどれくらいかかるか、と聞かれたので、確か約15分か20分だった、と思いそう答えた。しかし、一国の総理を歩かせるわけにもいかないと思い、自分のクルマの助手席に乗せ、駅まで送ることにした。
走り出してしばらく経つと、麻生総理が、居酒屋へ寄ってくれ、というので、そらきた、と思いつつ、自分はクルマなので飲めませんが、というと、君は食事をすればいいというので近くの居酒屋へ向かった。
店は大勢の人でにぎわっていて、麻生総理が入るとさすがに店の中は大騒ぎになった。突然、麻生総理に対する質問会が始まり、麻生総理はお忙しい体なので質問は3つまででお願いします、と誰ともわからぬ司会者がいった。すると、女性が手を挙げて、消費税はやはり上がるのですか、と質問をした。それに対し、麻生総理は、非常に心苦しいが、現状ではやはり10%でお願いしたい、と例のダミ声で答えた。
その後は質問がなく、懇親会となり、麻生総理は楽しそうに笑っていた。麻生総理が注文した定食が来たが、おしゃべりにいそがしそうで、君が食べろ、といった。自分はもうお腹がいっぱいだったので、弁当にしてもらい、持ち帰ることにした。
そろそろ遅くなってきたので帰ることにし、麻生総理を先に外に出してから、ご迷惑をおかけしました、と店の方にあいさつし自分も外に出た。
クルマに乗り込み、再び駅の方向に走らせ始めたのだが、さて、この後はまっすぐ帰るのか、それともホテルのバーに寄るのかなあ・・・。と、思ったところで目が覚めた。
まさか夢の中で麻生さんのパフォーマンスに付き合わされるとは思わなかった。どうせなら居酒屋ではなく、ホテルのバーに行くべきであったか。
写真はベルギーのブルッヘ。(ブルージュとも)
この日はお祭りで、多くの人が仮装をしていたのだった。