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Shanghai
Leica M2 Elmar 50mm F2.8
たとえば、シャッター速度のダイヤルを500にセットしておくと、それでフィルム10本を撮りきったとしても、そこに記録された時間の合計は1秒にも満たない。何ヶ月もの間楽しみにしてきた、数日間の旅行の思い出なども、そのごく短い時間の中に記録されるわけで、そこが動画と違うところだ。
だから写真は貴重であるし、撮ることが緊張を強いられるものであったり、楽しかったりおもしろかったりするのだ。
現実とは別に、ニコニコ笑いながら何やら話しかけてきてくれたこのおじさんは、自分の記憶と、わずか500分の1秒で記録されたこの1コマの中にしか存在しない。
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この切り取った瞬間がその後、何千時間も残るのが
まさに写真の醍醐味ですね。
素晴らしい文章で、感銘しました。
動画と違って写真は折に触れて見返すことも多いですよね。写真は大切な記録だと思います。
ありがとうございました。
インターネットやブログのおかげで、その”一瞬”を沢山の人たちへ表現できる、とてもいい時代ですね。