私塾 成趣館

広島県東広島市の古流沖縄空手道場。稽古日は火・金。幼年部5時~少年部6時半~一般部8時~10時。(木)7時半〜中高生の部

3人の師

2016-03-13 00:21:14 | 空手
みなさん、おはこんばんにちは(・ω・)ノ

今日、神社の仕事で井戸埋め立ての祓いをおこなった。
この祓の依頼者、実は私が空手を始めた時の最初の師でした。当時高校生だった私は、このIモリ師範が道場を設立したばかりで、最初の一般部の生徒でした。
一般部とは言っても、子供に混じって練習をしていましたが。Iモリ師範にはとても期待をして頂き、組手の出稽古といっては、車に乗せて頂き、他の一般の沢山いる道場に連れて行ってもらったものでした。私にとってIモリ師範は、中井貴一似のダンディな姿で優しさに溢れる憧れの存在でした。
Iモリ師範は今は空手から離れてはいますが、案内された部屋には、空手関連の記念品が所狭しと並んでいました。
師範から、「今でも何か武道を続けているの?」と聞かれたので
「はい、○○舘(流派の団体)ではありませんが・・」
「いや、○○舘は続けるようなとこじゃないよ、はっはっ」
その後は敢えて聞きはしませんでしたが、う~ん、師範もいろいろあったんだなあと思わせる発言でした。
続けて師範は、
「わしもあ61になったからねえ」と。
高校生の頃は先生と呼ばれる人の年齢は気にしたこと無かったのですが、あの当時先生は38歳だったのかと感慨な面持ちになってしまいました。

ここで不思議なことに気付いたのですが、私には空手で師と言える人が3人います。
高校時代のIモリ師範、大学時代のKザワ師範、そして現在の新垣師範、皆同じ歳なのです(多分)。
他にも先生と言える人はいたのですが、関わり合いに距離があったり、実際に教えてもらうのは先輩だったりしていたので、実際に1から10までの直接指導を受けたのは上記の3人と言えるでしょう。
Iモリ師範には空手の入り口としての型を教えてもらい初段になるまで指導して頂きました。Kザワ師範には組手を指導して頂き、そして今は空手を根本から見直し新たな(古流なのに新たとはこれ如何に)空手を指導して頂いています。

3人が3人とも同じ歳で、当たり前ですが、全く違う人生であり、違う空手でありながら、3人の共通点としては、私のような武才的にも人間的にも劣ったものを受け入れるだけの度量の大きさを持っているということだと思います。
そして、別々の時代に、同じように空手の師として出会えたことは、まったく不思議な縁だなと思わせるのに充分でした。

まあ、何が言いたかったか、まとめると、高校時代、大学時代、そして今現在のそれぞれの空手の師が同い年という偶然が重なりました、不思議な縁ですね、ていう話ってだけのことでした。たいしたことでなくてすいません。勝手に感慨に浸ってしまいました(;´Д`A

終わり(=゜ω゜)ノ


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