私塾 成趣館

広島県東広島市の古流沖縄空手道場。稽古日は火・金。幼年部5時~少年部6時半~一般部8時~10時。(木)7時半〜中高生の部

12月23日(水)稽古納め

2015-12-25 00:19:33 | 空手
みなさん、おはこんばんにちは(・ω・)ノ

当道場では、12月23日は毎年恒例の稽古納めです。
いつも、道場内大会で年の最後を盛り上げます。
今年は人数も増えましたので、白帯~橙帯の部と黄帯~茶帯の部と2クラスに分けて形試合と組手試合を行いました。
試合形式になるといつもの稽古とは違う顔をみせる子、いつもと変わらない子、いつもの力を発揮出来ない子と様々な顔を見せてくれました。
これは、勝ち負けの結果だけではなく、個々の子供の性格を見る上でもとても大切な日なのです。
この日、特に活躍を見せてくれたのは、Tイガです。小学3年ながら、形、組手と大活躍をし、上級生を押しのけて、形では準優勝、組手は3位という結果を残しました。
今回の組手は、6年生は力の差があるので、KハクとMカゲのワンマッチにし、3年生~5年生のなかでトーナメントを行いました。年齢や経験を考慮して、3年生のみでトーナメントをし、勝ち残ったTイガが本戦に進み、そのまま3位まで勝ち抜きました。全体的な結果は、Rリカの強さが群を抜き、圧倒的な強さで優勝を飾りました。
このRリカ、小学4年生の目のくりっとしたローラを小さくしたような女の子なのですが、負けず嫌いで真っ向勝負の気持ちの良い組手をするので審判として見ていても面白い試合でした。

全試合無事終了し、メダル授与した後は、子供たちお楽しみのプレゼントクジ引きです。この日、一番の盛り上がりでした。


子供たちの行事が終わった後は一般部での忘年会です。
空手談義に花を咲かせ、と思いきやほぼアホ話で盛り上がりました。
(駐車場で空手をしだす人がいるのはどこの道場でも変わらない?ですね。別の道場では、スパーリングをしだして通報されたとかされないとか…)
これで本年の行事は全て終了です。
今年もいろいろありましたが、いつになく武道空手に手応えを感じることのできる一年でした。

来年もより一層稽古に励み、一歩でも武道空手に近づき、無想会の究極奥義、「無想転生」を会得出来るように頑張りたいと思います。
この無想転生の真髄は、無より転じて生を拾うことにあり、哀しみを背負った者のみが成しうるとされている。北斗神拳の歴史の中でもこの奥義を体得した者はいないとされていたが、新垣清師範は数々の強敵達との闘いによって哀しみを背負うことで、歴史上初めてこの奥義を身につけた男となった。「無想会」という名は、この無想転生に由来することは説明するまでもないだろう…(出典:民明書房)

…………はい。

来年は真っ当な人間になりたいと思います。それでは、また来年もよろしくお願いします!

終わり(=゜ω゜)ノ

12/22(火)稽古

2015-12-23 01:00:07 | 空手
みなさん、おはこんばんにちは(・ω・)ノ
本日が実質、最後の稽古日です。

少年部組手。




これは捌きの練習です。

今回の稽古で、いつも自由組手で泣いていたYウタでしたが、今回、当道場最強のMカゲを相手に泣くことなく組手をやりきることができました。体は大きいが気が小さく痛みに弱いYウタ、ボコボコにMカゲの前蹴りと直突きの餌食になっていましたが、見事攻めきることができました。小さなことですが、毎回泣きながらも、組手を続けてきた成果が出たことに嬉しくなりました。
一般部。
本日最後の稽古。
徹底的にピンアン二段とナイハンチの稽古をしました。ピンアンはいかに足に重みを付けて移動するか。
さらにそれを踏まえてナイハンチ。白帯のIケダさんは、足を真っ直ぐ上げることを意識してやってもらいました。色帯2人にはナイハンチ全伝を覚えてもらうことを兼ねて、Iケダさんの見本になるよう鏡になってやってもらいました。

話は変わりますが、Iケダさん、会社の忘年会で試割りを行い見事成功し、観客の受けも相当良かったそうです。舞台も結構大きかったようです。これは、素晴らしいことだと思います。
この試割り、空手家にとって一番の見せ場であって、成功した時にはかなりの高揚感に包まれます。これって初心者にとって空手にはまるきっかけになるでしょう。
こういうある種仮面ライダー的試割りは、本物の空手を目指す上ではあまり意味を成さないかもしれませんが、入り口として行うには、本人のやる気を引き出す為にもいい手段かもしれませんね。舞台の上での成功って気持ちいいですからね。
さて、明日は、ついに稽古納め、そして忘年会です。お酒が飲める~。いや、メインは子供たちの締めくくりの試合とプレゼントをかけたクジ引きですよ。

終わり(=゜ω゜)ノ

11月17日(木)18日(金)稽古

2015-12-20 18:34:12 | 空手
みなさん、おはこんばんにちは(・ω・)ノ

木曜日、少年部上級の稽古です。最近、Kハクが伸び悩み、ちょっと自信を無くしています。成長期に入る手前ですからいろいろと上手くいかないこともあるようです。何とかフォロー出来ればと奮闘中です。
我が道場の誇る今、話題のカープ女子です。

金曜日、少年部から。
近頃子供たちの突きにスピードが付いてきました。特に黄色帯の成長は早くなっています。
続いて一般部。

先日からSモジさんとHガクさんにナイハンチ全伝を覚えてもらっています。なかなか、大変そうで、どうしても初段とごっちゃになるみたいです。技の形そのままで左右逆にするだけでも混乱するようです。取り敢えず2段部分まで覚えてもらいました。
しかし、こうなるとナイハンチ初段の存在意義が分からなくなってきます。せめて左右が全伝と同じならいいのだが。これは本当に形式を整えるために左足を動かすのだろうか?
新垣師範は、武術の修行としてはナイハンチ全伝くらいの長さが必要だと言われていた。そうすると短くなった形っていったい何を目的にそうなったのだろうか?おそらく理由は複合的な要因だろうが、そうなると空手の形より、もとの中国拳法の形の方が優れていることになりかねない。これはは空手のアイデンティティに関わることではないだろうか?身体操作のみが空手のアイデンティティなのだろうか?
うーむ。難しいことは、他人任せにして、わしゃ考えま。

終わり(=゜ω゜)ノ

12/15(火)稽古

2015-12-16 00:00:41 | 空手
みなさん、おはこんばんにちは(・ω・)ノ

今日は少年部は組手の日です。
少年部はとにかく怪我のないように、相手の技を捌く練習を重視します。
特に最近はRリカの成長目覚ましく、カウンターや捌いた後に攻撃が綺麗に決まっていく、巧さが出てきました。

続いて一般部。
白帯の人にはまず体を動かさないことを覚えてもらいます。
この練習で、僭越ながら私が見本としてナイファンチの波返しを相対でやってみました。相手の襟を掴んで波返しで崩します。
この時、自分の身体が全く動かず、相手を振り回す状態になり、自分で「ああっ、こうなるのか」と教える立場ながら一人で納得してしまいました。
私の場合、教えると言いながら、半分は自分の研究になっています。
上の写真は先週のものですが、初心者の方に倒地法を体感してもらってます。
何事も地道にちょっとずつです。

終わり(=゜ω゜)ノ

11/22沖縄講習会2日目

2015-12-08 00:05:01 | 空手
みなさん、おはこんばんにちは(・ω・)ノ
さて、講習会も二日目です。
前日は旅の疲れもあって、ぐっすり寝ることが出来、快調でした。
講習会は前日に続いて午後1時からです。会場は12時から使えるということで、12時前に会場に到着しました。早めに行って昨日の復習をしようと思っていました。
会場に着いてみるとそこには講習会受講者が集まっていました。皆、考えていることは同じようでした。そして、そこには新垣師範の姿もありました。
時間前にもかかわらず、講習会が前倒しで始まったかのように質問の時間となったのでした。皆んな本物の空手に飢えているのがよく分かる一場面でした。
そして、予定通り午後一時に始まりました。
話は飛びますが、実はこのブログ二日目はもう書くのがめんどくさ、…いや内容が煩雑になるので、ピンアン五段の投げについてだけ記録しておこうと思ったのですが、新垣師範のブログにすでに書かれていたので、重複する部分があるとは思うので、多少他の事も記しておこうとおもいます。(ホント少しだけ…)
話を講習会に戻しまして、前日からの復習として、この日も突きの稽古から始まりました。今回は、定滑車と動滑車の考え方をもとに、広背筋で腕を前に押し出し、手を上から下へ落とす突きを出せるようにと指導を受けましたが、これが難しい。講習会後、帰って練習を重ね、この上から下へという感覚は、広背筋で引き手の形のまま腕を押し出し、指(手の内)で方向をコントロールする感覚かなと思ってみるのですが、どうだろう?
その後、型の稽古に入ります。まずナイハンチから始まりました。今回はスピードを重視し、とにかく早くナイハンチを行う。手始めにA4の用紙を持っていかに手を速く動かせるか、ひたすら動き続けます。
そして師範は言われます「一拍子でナイハンチを行って下さい。一拍子とは、自分の意識が途切れたところまでです」
これが、難しい。どうしても途中で頭が混乱する。
その後、江南(チャンナン)に入り、そして、ピンアン五段へと移ったのでした。ピンアン五段については他の無想会会員の方のブログでも書かれているので、詳しいことはそちらに譲るとして、一番重要なところは、投げです。最後の方でしゃがみ込んで地面に突き込むような動作をするところ、これが投げです。この投げは一般的に思われている投げとは違い、重力を使い、相手を自分に呼び込むことなく、一気に体重を掛けて相手の頭を地面に叩き付ける何とも恐ろしい投げなのです。
時間軸は前後しますが、この講習会が終わって帰ってからのこと、昔買った本で、ピンアンの分解を解説したものがあり、それにもピンアン五段に投げがあったのを思い出し、開いて調べてみました。しかし、その投げは講習会で教わった投げとは全く違い、相手の腕を逆間接に取りつつ一本背負いをするとなっていたのです。「ああっ、これでは型の意味が無い!逆間接を取るとは言え、型で一本背負いの練習をするくらいなら、柔道をやった方が強くなる。」と思わず声が出てしまいました。
型で投げを稽古する意味、それは、型で稽古することが最も効率的であるということに尽きます。型で稽古するより効率的な稽古があるなら、型をする必要性などどこにもないのですから。
「本来の空手は型以外で習得することは出来ない」、これは初めて新垣師範に指導を受けてからずっと変わることのない私の感覚です。
このように、講習会で教わる全てのことは効率的であり、それに変わることがないとういう事実は師範の気迫となり、我々を納得させ、この空手から抜けることを許さなくさせるのです。
私にとって、今回のピンアン五段の投げは、本当の型とはどのようなものか、それを示すにはある意味象徴的な型でした。

この後、王師の型を見せて頂いたのですが複雑すぎて覚えられない!!
しかし、この講習会に一緒に参加したH氏はブログで順番は覚えたと書いていました。すごい!!彼は会員の中でも最も熱心な方なのでそれも納得です。
そして、昇級試験と続き、すべての予定が終わったのですが、まだ、少し時間があったので、師範に無理にお願いをして、組手の指導をして頂きました。
いや~これが良かった!師範も講習会最終日の疲労も一番ピークであろうときに、気を遣うことも遠慮することもなく(私の人生で気遣いと遠慮という言葉を使った記憶がないのです)師範の引き出せる物は全部引き出してやろうという気持ちで懇願したのでした。師範、ありがとうございました!!
こうして、一通り学んだ私は、会場の外に待たせていたタクシーに急いで乗り込み、空港へと向かったのでした。

とまあ、毎回の事ながら、学ぶことが山程有り、現在も頭の中を整理している状態です。
また、次の5月の講習会までに整理できるようにがんばろ。
とりあえず、思いついたことを打ち込んでいきましたので、誤字脱字、文章の間違いはあるとは思いますが、どうぞご容赦下さい。

はちゃめちゃながら沖縄講習会レポートでした。
終わり(=゜ω゜)ノ