私塾 成趣館

広島県東広島市の古流沖縄空手道場。稽古日は火・金。幼年部5時~少年部6時半~一般部8時~10時。(木)7時半〜中高生の部

3月の出来事。

2018-03-31 23:27:35 | 空手
みなさん、おはこんばんにちは。佐川宣寿(前理財局長)です。(・ω・)ノ

3月は全然更新出来てなかったので、3/25に行われた西日本硬式空手道選手権大会の顛末の報告です。
出場者は6年生のRリカ、Oウガ、5年生のTイガの3名です。
練習相手が少ない我が道場ですので、3月に入ってから、助っ人として、少年部OGの中学2年のMカゲに来てもらい、6年生を中心に相手をしてもらっていました。
彼女は、小学校卒業以来、空手はやっていませんが、部活のバスケ部の合間を縫って、たまに道場にフラッとやって来てはキックミットを打ち込んでいたので、パワーはあります。

(写真はRリカとOウガ)
そのお陰か、皆、何とか戦える形になってき、いよいよ最後の練習日。
と、ここで事件が!
稽古前、Oウガのお母さんから電話がかかってきました。
「Oウガが自転車でコケて怪我をしました。今、病院にいます。」
聞いた時はさすがに驚きましたが、不幸中の幸いか、骨折や動けなくなるような怪我ではないとのこと。しかし、試合3日前です。
取り敢えず、この日の組手の稽古は回避して、次の日の昇級審査だけ受けに来てもらいました。
道場に来たOウガは左の頬には大きな擦り傷、顎にも擦り傷と共に青タン、その時には目立たなくなっていたが、歯も折れて欠けてしまっていたそうです。
そして、右の拳にも擦り傷と共に大きな青アザが!
どうなるんだ、これ!?
とにかく、試合に出れるか確認をしなければなりません。まず、セイフ面を被らせてみます。ちょうど怪我した顎に面当てが当たります。特に、突きをもらうと衝撃を一番受けるところです。
当日は傷口が開かないように絆創膏とテープで固めて、何とか我慢するということにしました。
そして問題の右の拳です。
実は今回の試合、私はこのOウガに一番期待していたのです。
彼は、突きをノーモーションで打てるのです。中学2年のMカゲですらOウガの突きの餌食になる程でした。
その武器である拳に派手な怪我があるのですから、それが使えないとなると、戦術が大きく崩れてしまいます。
兎に角痛みを軽減する為いろいろやってみました。結局、バンテージで拳を固めて、その上に拳サポーターを付ければ、何とか突けるということで落ち着いたのでした。
あとは若さの回復力頼みで、取り敢えず出場者するということで決定しました。

実は今回、トラブルはこれだけでなく、大会申込期限の1月には、締め切り間際になって、RリカとTイガが急に出たくないと、言い出したのでした。
12月までは出るって張り切っていたのに…。
Rリカは親に出ろと言われ、何とか気持ちを切り替えることが出来たのですが、Tイガは暫く出るとも出ないともどっちつかず。親御さんと相談して、取り敢えずエントリーだけはしておこうという話になったのでした。
そこから、何とか稽古に気持ちを切り替えることが出来たのが、漸く3月に入ってから、という状況でした。
どうなる、この大会!!


(結果はFBに載せたので、ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが)
続く。(=゚ω゚)ノ

関東訪問その後(アテファの解釈)

2018-03-05 16:45:22 | 空手
みなさん、おはこんばんにちは。藤沢五月です。そだねー(・ω・)ノ

先日、千葉まで行って教えてもらったアテファ(当方、当破)ですが、基本的なやり方は今までの突きの基本と変わるところはありません。
練習で行う現象が今までと少し変わっているだけで、体の使い方は何一つ変わった事はありませんでした。
しかし!なのに!!折角、皆さんが集まって教えてもらったにも関わらず、体現できずに、帰ってからもずっとモヤモヤしたままでした。
(最近気付いたのですが、どうも私は人の動きを見て、すぐそれを体現する事は苦手なようです。)
そこで、火曜日の稽古ではIケダさんを巻き込んで、アテファの徹底追求に時間を当てました。
まずは、アテファの現象と体の仕組みを当てはめるため、解剖図とにらめっこしながら、もう一度、筋肉、骨、関節の仕組みと体の動きとの関係を調べました。
すると、私は重大な勘違いに気付いたのです。アテファでサンドバッグを跳ね上げるように打つという現象を「広背筋で行う」とされていたので、一生懸命広背筋で腕を上げようとしていたのです。
しかし、これが大きな間違い。広背筋の仕組みからして、どうやっても腕を上げる事はあり得ない。広背筋の筋収縮は腕を上げる仕組みになってないのだから、腕を上げようと意識したら腕の筋肉に力が入ってしまうのは、あたりまえです。
ではどうやるのか?徹底的に下に落とすのです。正中線に向かって広背筋を使って落とせるだけ落とせば後は何もする必要が無い。
腕を下に落とす事に加えて、相手の芯の下に肘を入れ込む意識(これが相手と自分とを一体にする意識)を持って行い、後は力を入れる事もなく、あら不思議、簡単に相手が持ち上がるではないですか。
結局、私は現象にこだわって、技の本質を見誤っていたのでした。そう、何も変わった事はしていない、基本の技を基本通りに行うだけ。
サンドバッグ練習はそれを見た目と体感で分かり易く理解するための手段に過ぎないのではないだろうか。かつて名人達人と呼ばれる人がいた時代はサンドバッグなどというものはなくてもアテファを体得していたのだから。
しかし、サンドバッグ練習が一番効率はいいと思います。
まあ、まだ、実際に出来ているか師範に見て貰った訳ではないので、あまり出来た!と叫ぶには早いし、おこがましいと思います。
ただ、なんか師範の著書で合気上げやっとったな〜と思い、Iケダさん相手にやってみたら、すんなりできるし、マガジンパッドを持ってもらって突きを突いたら威力が上がっているとの事。半分合っているような気もするし、まだ未確認なところもあるので自信の無いところもあります。
とりあえず、うちもサンドバッグを設置せにゃいけんなと思いつつ、次の講習会を待ちます。
でも、入り口には立ったとは思います。
次は腕を波にすることを目指して頑張ります。

おわり。(=゚ω゚)ノ

無想会関東訪問

2018-03-03 11:11:13 | 空手
みなさん、おはこんばんにちは。
伊調馨です(・ω・)ノ

2月24日、25日と東京に行ってきました。
東京といっても実際には、関東の主要メンバーが千葉在住のため、千葉でしたが。
東京駅に午後7時前に到着し、無想会東京の世話人、南風先生がお迎えに来てくれていました。
南風先生と合流し、南風先生のご自宅まで移動。その日はそこで宿泊させて頂きました。
空手を肴に深夜遅くまで酒盛り(とは言っても酒を飲み過ぎると眠れなくなってしまう体質なので酎ハイを少量)。
次の日、朝飯を済まして、無想会2段のS隊長の自宅へ移動。
現役消防士のS隊長は夜勤明けでしたが、快くお出迎えをしてくれました。
リビングに上がりコーヒーで一服しながら空手談義に華をさかせます。
そこで、S隊長の理論と実技を拝見。さすが、噂に違わぬ速さには感服しました。
さて、そうこうしているうちに、続々と無想会東京(千葉?)同好会のメンバーが集まってきました。
遠くは沖縄からはるばるやってきた猛者まで!!
昼が過ぎたころ、漸く今回のメインテーマであるアティファ(当破)の講習に移りました。
今回の講師は、昨年の12月にアメリカの総本部まで行き新垣師範の直伝を受けてきたS隊長、沖縄のH代表の猛者2人。
S隊長宅の裏庭にサンドバッグを設置するところから始まり、いよいよ実技です。
やることは簡単、ナイファンチ立ちになってから両手でサンドバッグを持ち上げるように揺らす。
と書けば単純ですが、やるとなるとなかなか難しい。持ち上げるという意思が働き、どうしても力が入ってしまう。
一方の講師役のS隊長、H代表はおよそ50Kgのサンドバッグをいとも軽々と上方に跳ね上げてしまう。
参加者のほとんどが苦戦している中、唯一一発で体現されたのが、最年長の南風先生。
本人曰く「もともと力が無い人間だから、持ち上げる気はサラサラなかったのが良かったんでしょう。」とのこと。
それにしてもすごい。

ここでは、このように簡単にしか書けませんが、どうしてなかなか難しい。その他少し形を変えたやり方もいくつか行いましたが、私は結局マスター出来ずじまいで、Time up。
遅めの昼食をいただいて、挨拶もそこそこに南風先生に連れられて、S隊長の家を後にし、東京駅に向かうのでした。

訪問記としては不完全なものではあり、もう少し詳しく書けば良いのでしょうが、私の力量ではこの位で、ということで一旦締めにしたいと思います。
今回は、南風先生、S隊長を始め皆様に大変お世話になりました。お二人のご協力があればこそ、無想会東京同好会(実際は千葉)訪問はこれほどスムーズにいったのでしょう。
また、参加して下さった方々も遠くから駆けつけて頂きありがとうございました。特にH代表はわざわざ沖縄から来て頂き、当破の解説ありがとうございました。

この日の当破マスターはかないませんでしたが、実は、後日当破解読のきっかけになるのではないかとという閃きがありました。
それは、次のブログで報告したいと思います。

つづく。(=゚ω゚)ノ