私塾 成趣館

広島県東広島市の古流沖縄空手道場。稽古日は火・金。幼年部5時~少年部6時半~一般部8時~10時。(木)7時半〜中高生の部

R5.2.23組手合同稽古(悪癖との戦い)

2023-03-01 22:50:37 | 空手

2/23に錬和舘の呉・宮地道場の合同稽古に参加してきました。

本当ならばうちの道場の生徒も連れて行く予定だったのですが、丁度学年末テストの期間とかぶり、生徒の参加が出来なかったので、ほぼ私の出稽古でした。

合同稽古は錬和舘の方が沢山参加されていたので、私も僭越ながら何名かに指導させていただいきました。

まるまる私の無想会空手理論は他の方には当てはまらないことがあるので、共通した理論、普遍性のある理論で説明しました。

組手では間合いの取り方、目付のポイント、また女子選手で引き手で悩んでいる方がいらしたので、肘から落とす重力落下を使った引き方を指導したところ、納得していただき、こちらも出しゃばりすぎたかなと思っていたところがあったので、大変有り難かった。

その後、防具を着けて、現役選手達とのかかり稽古に参加させてもらいました。

組手に於いては、無想会空手を学んで何年かは、相手と向き合った時、「どうやって動いていいのか分からん!!」と戸惑っていました。それまでの空手の動きと無想会空手の動きとがあまりに違いすぎて、頭が混乱して足を一歩出すことすら恐怖となっていた時期が長くありました。

しかし、最近になってようやっと、無想会空手の理論と自分の動きが徐々に一致しだし、多少動けるようになってきました。

とにかく、無想会空手の難しさは今までやってきた空手の動きをほぼ全て上書きしなければならないことにあります。組手は相手もいるためか、どうしても以前の組手のイメージが自分の動きの邪魔をしてしまいます(これが武術的にいう悪癖なのでしょう)。とっさの判断では20年近くやってきた空手の動きに頼ってしまいます。(別に以前の空手の動きを否定する訳ではないですが、歳をとると派手な動きが出来んのです(涙))これは仕方のないことですが、しかし、このままでは一生かかっても自分の動きを改造することなど出来ません。徹底して、どの様な動きが効率的な動きか、身体とそして「脳」にたたき込まなければなりません。

その為には「使える形」を使えるまでやりこむ必要があります。それは通常の空手の形のように技のカタログとして練習するのではなく、ひたすら「空間を支配する」ことに重きを置き、「使える形」を使えるレベルにまで落とし込まなければなりません。

レベル的には、まだ初心者の域を出ていないかもしれませんが、ようやく入り口をこじ開けたような気がします。

知らんけど。

しかし、この歳(47歳)になっても若手の選手と組手が出来るのは本当に幸せなことです。そして、まだ自分に伸びしろがあることを自認できることは大きな喜びです。

いつもこの様な場に声を掛けて頂き、参加させていただける錬和舘宮地道場の宮地先生に感謝するばかりです。

 



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