私塾 成趣館

広島県東広島市の古流沖縄空手道場。稽古日は火・金。幼年部5時~少年部6時半~一般部8時~10時。(木)7時半〜中高生の部

関東訪問その後(アテファの解釈)

2018-03-05 16:45:22 | 空手
みなさん、おはこんばんにちは。藤沢五月です。そだねー(・ω・)ノ

先日、千葉まで行って教えてもらったアテファ(当方、当破)ですが、基本的なやり方は今までの突きの基本と変わるところはありません。
練習で行う現象が今までと少し変わっているだけで、体の使い方は何一つ変わった事はありませんでした。
しかし!なのに!!折角、皆さんが集まって教えてもらったにも関わらず、体現できずに、帰ってからもずっとモヤモヤしたままでした。
(最近気付いたのですが、どうも私は人の動きを見て、すぐそれを体現する事は苦手なようです。)
そこで、火曜日の稽古ではIケダさんを巻き込んで、アテファの徹底追求に時間を当てました。
まずは、アテファの現象と体の仕組みを当てはめるため、解剖図とにらめっこしながら、もう一度、筋肉、骨、関節の仕組みと体の動きとの関係を調べました。
すると、私は重大な勘違いに気付いたのです。アテファでサンドバッグを跳ね上げるように打つという現象を「広背筋で行う」とされていたので、一生懸命広背筋で腕を上げようとしていたのです。
しかし、これが大きな間違い。広背筋の仕組みからして、どうやっても腕を上げる事はあり得ない。広背筋の筋収縮は腕を上げる仕組みになってないのだから、腕を上げようと意識したら腕の筋肉に力が入ってしまうのは、あたりまえです。
ではどうやるのか?徹底的に下に落とすのです。正中線に向かって広背筋を使って落とせるだけ落とせば後は何もする必要が無い。
腕を下に落とす事に加えて、相手の芯の下に肘を入れ込む意識(これが相手と自分とを一体にする意識)を持って行い、後は力を入れる事もなく、あら不思議、簡単に相手が持ち上がるではないですか。
結局、私は現象にこだわって、技の本質を見誤っていたのでした。そう、何も変わった事はしていない、基本の技を基本通りに行うだけ。
サンドバッグ練習はそれを見た目と体感で分かり易く理解するための手段に過ぎないのではないだろうか。かつて名人達人と呼ばれる人がいた時代はサンドバッグなどというものはなくてもアテファを体得していたのだから。
しかし、サンドバッグ練習が一番効率はいいと思います。
まあ、まだ、実際に出来ているか師範に見て貰った訳ではないので、あまり出来た!と叫ぶには早いし、おこがましいと思います。
ただ、なんか師範の著書で合気上げやっとったな〜と思い、Iケダさん相手にやってみたら、すんなりできるし、マガジンパッドを持ってもらって突きを突いたら威力が上がっているとの事。半分合っているような気もするし、まだ未確認なところもあるので自信の無いところもあります。
とりあえず、うちもサンドバッグを設置せにゃいけんなと思いつつ、次の講習会を待ちます。
でも、入り口には立ったとは思います。
次は腕を波にすることを目指して頑張ります。

おわり。(=゚ω゚)ノ

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1 コメント

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Unknown ()
2018-03-12 09:31:32
上にかちあがる突きがわかったのは私は極意の本で合気上げの説明と羅漢の膝蹴りの所です。

動かない棒を持って身体を引き寄せる説明の所もわかりやすいですね。

まぁ懸垂ですね!
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