私塾 成趣館

広島県東広島市の古流沖縄空手道場。稽古日は火・金。幼年部5時~少年部6時半~一般部8時~10時。(木)7時半〜中高生の部

三戦(サンチン)について推理(当てずっぽう)

2016-03-17 16:45:50 | 空手
みなさん、おはこんばんにちは(・ω・)ノ

今、新垣師範のブログから三戦(サンチン)について考察してみるようにとの課題が出ています。
サンチンとはいったい何のために作られた形なのか?
サンチンの形の主な特徴は、

1.静歩行を使用する
 
2.相手と正対する

3.身体を固める

この三つが挙げられるようです。
これは、我々が行っているナイファンチとは全く逆の事を修行する事になります。
という事は、ナイファンチとは全く別の条件で戦う事を想定していると考えなければなりません。
そこで、様々な推理をしてみました。
推理1.強固な鎧によって正中を隠す必要がない
2.盾を使うため体の動かし方が違う
3.船上や馬上での戦いの為倒れない様にした
4.使う武器が違った
と、4点ほど思いついたのですが、1~3の条件は、剣や槍などで相手を倒すためには動歩行は絶対必要であるので消去されます。
という事は、使う武器が違う。いったい何か?
刀や槍など自分の力を使う武器は、必ず動歩行が必要となります、それは盾を持っていようと、船上だろうと同じです。
では動歩行の必要のない武器とは何か?それは身体を使わなくても殺傷能力のある武器だと考えるのが自然でしょう。鉄砲は?これは半身になるのが普通ではないでしょうか?
では!?
中国では集団戦法によく使われた武器に「弩」という武器があることを思い出しました。
詳しい事は専門家ではないので、よく分かりませんが、以下Wikipediaからの抜粋。
~前略~長期間の訓練が必要となる弓に比べ、誰が用いても威力が変わらず短時間の訓練で一定の命中精度が得られる弩は、農兵等の戦争に不慣れな人材を大量に動員する必要があった社会(中国・ヨーロッパ)では重宝された~中略~
~清代に入ると前身である後金軍が弩を主力兵器として用いていた為、再び主要装備として配備される様に成り、清代には流れ作業(工場制手工業)による製造過程があったとされる。~後略~

また、弩は、「千人規模以上の大軍団の歩兵による迎撃戦に適し」ており、集団戦法の中でコケる、倒れることは許されなかったと考えられます。そして、「弩」は今のクロスボウ、またはボウガンと呼ばれるものと構造は同じであり、動力は身体の外にありますから、身体はなるべく安定した方が命中率が上がります。また、弦の引き方も弩と正対した方が引きやすいのではないでしょうか?これらの理由のため、静歩行が都合良かったのではないか。
そして、サンチンの第3の特徴である身体を固めるというのも「弩」を撃つためのものと考えられます。
現在行われているウェイトトレーニングで、身体を安定させる為、ドローイングという一種身体を固める為の方法が存在します。これを行うと体幹が安定します。同じようにすると「弩」を撃つことにおいてはより有利になるでしょう。つまり、身体を固める行為は、敵からの攻撃に耐える為ではなく、武器を使う為の安定した発射台としての身体を作ることに目的があったのではないでしょうか?

新垣師範が突き止めた空手の形が元々清王朝の戦闘訓練のためのものであれば、「弩」を使う訓練もあったと考えるのが自然であると考えます。
また、上記のように、弩の特徴として、「短時間の訓練で一定の命中精度が得られ~中略~人材を大量に動員する必要があった社会」では重宝されたことから、兵役訓練は、まず弩の訓練から始まったのではないのでしょか?
だから、三戦は最初に学ぶ形として存在するのではないかと推察します。

以上、三戦(サンチン)についての思い込み推理でした。
信じるか信じないかはあなた次第!!

終わり(=゜ω゜)ノ


3人の師

2016-03-13 00:21:14 | 空手
みなさん、おはこんばんにちは(・ω・)ノ

今日、神社の仕事で井戸埋め立ての祓いをおこなった。
この祓の依頼者、実は私が空手を始めた時の最初の師でした。当時高校生だった私は、このIモリ師範が道場を設立したばかりで、最初の一般部の生徒でした。
一般部とは言っても、子供に混じって練習をしていましたが。Iモリ師範にはとても期待をして頂き、組手の出稽古といっては、車に乗せて頂き、他の一般の沢山いる道場に連れて行ってもらったものでした。私にとってIモリ師範は、中井貴一似のダンディな姿で優しさに溢れる憧れの存在でした。
Iモリ師範は今は空手から離れてはいますが、案内された部屋には、空手関連の記念品が所狭しと並んでいました。
師範から、「今でも何か武道を続けているの?」と聞かれたので
「はい、○○舘(流派の団体)ではありませんが・・」
「いや、○○舘は続けるようなとこじゃないよ、はっはっ」
その後は敢えて聞きはしませんでしたが、う~ん、師範もいろいろあったんだなあと思わせる発言でした。
続けて師範は、
「わしもあ61になったからねえ」と。
高校生の頃は先生と呼ばれる人の年齢は気にしたこと無かったのですが、あの当時先生は38歳だったのかと感慨な面持ちになってしまいました。

ここで不思議なことに気付いたのですが、私には空手で師と言える人が3人います。
高校時代のIモリ師範、大学時代のKザワ師範、そして現在の新垣師範、皆同じ歳なのです(多分)。
他にも先生と言える人はいたのですが、関わり合いに距離があったり、実際に教えてもらうのは先輩だったりしていたので、実際に1から10までの直接指導を受けたのは上記の3人と言えるでしょう。
Iモリ師範には空手の入り口としての型を教えてもらい初段になるまで指導して頂きました。Kザワ師範には組手を指導して頂き、そして今は空手を根本から見直し新たな(古流なのに新たとはこれ如何に)空手を指導して頂いています。

3人が3人とも同じ歳で、当たり前ですが、全く違う人生であり、違う空手でありながら、3人の共通点としては、私のような武才的にも人間的にも劣ったものを受け入れるだけの度量の大きさを持っているということだと思います。
そして、別々の時代に、同じように空手の師として出会えたことは、まったく不思議な縁だなと思わせるのに充分でした。

まあ、何が言いたかったか、まとめると、高校時代、大学時代、そして今現在のそれぞれの空手の師が同い年という偶然が重なりました、不思議な縁ですね、ていう話ってだけのことでした。たいしたことでなくてすいません。勝手に感慨に浸ってしまいました(;´Д`A

終わり(=゜ω゜)ノ


3/8(火)稽古

2016-03-09 23:13:48 | 空手
みなさん、おはこんばんにちは(・ω・)ノ
本日組手の日。
うちのモットーは遊び半分、空手半分です。写真は無いのですが、まずは、ドッチボールをしたのち、玉入れゲーム。これが結構いいトレーニングになりました。他のクラスでもどんどん行っていこう。
その後は、いつも通り組手。
当道場は少年部とはいっても、一般部の下部組織です。技を出すときは腰はねじりません。
そうすると、一般部ではいいのですが、少年部では突きがどうしても本当にただの手突きになってしまう。ですから以前、新垣師範に「少年部は一般部と別と考えて、スポーツ空手として腰を回す突きを教えた方がいいのでしょうか?」と質問しました。師範の答えは「いや、回さない突きの方がいいです」でした。
ですから、少年部のミット打ちは非常に弱々しい突きしか出せません。
しかし、これがいざ組手になると様子が変わるのです。特に上写真の2人は、突きに重さが加わります。
これは私自身が、受けてみるとハッキリ分かります。足を止めた中では、弱かった突きが、いざ動きの中では一気に力を増してくるのです。
これは本能のなせる技なのでしょうか?
Rリカはカウンター取りが上手く体ごと入り込んでくるので、動きの力がそのまま突きに乗ってくる。しかも速い!
新垣師範が子供でも腰を回さず教えなさい、というのはこういう事も考えられていたのでしょうか。
一般部はいつも通り、少人数です、


終わり(=゜ω゜)ノ

3/3(木)4(金)稽古

2016-03-07 19:09:43 | 空手
みなさん、おはこんばんにちは(・ω・)ノ
魚の目パッチを使ったら綺麗にウオノメがポロっと取れました。ほしたら、足に開いた穴ボコが気持ち悪いんじゃ…。

木曜日。
型はキレイになってますが、青帯のYイはまだ差があります。あんじょう頑張りィ。
組手特訓もこの後、行ったのですが、写真はないです。試合の様子をYouTubeで見せたら、ちょっとビビってましたが、試合会場に行ったら、みんな強そうに見えるから、今のうちにイメージを作っておいた方がいいでしょう。

金曜日。幼年部、もう少しで、みんな小学生です。最近、新たに見学者がチラホラ見えてます。みんな、お兄さん、先輩になるからか、少しずつ逞しくなってますね。
少年部。
青帯の何人かが、急に上手くなってます。
特にこのイガグリ頭のSエイ。他にも上手くなったのはこぞって3、4年生。発達心理学で9歳の壁といわれているが、本当にあるもんだなと納得させられます。
一般部。

最近、私の空手スタイルが変わってきているので、だんだん教える内容も変わってきています。
皆さん混乱しなければいいのだがと思いながら日々の稽古に励んでおります。

終わり(=゜ω゜)ノ

3/1(火)稽古

2016-03-02 22:12:48 | 空手
みなさん、おはこんばんにちは(・ω・)ノ
3月!!春はもうそこです!!
最近、何故か足の裏にたくさん魚の目が出来、痛い私です。

さて、組手稽古。
いつも通り、基本、ミット、約束組手、自由組手とこなしていきます。道場の中では飛び抜けて強いMカゲの相手がいないのが悩みの種です。

一般部。今日は、Iケダさんのみの参加です。ですから、突き、蹴りの基本稽古をミッチリ行いました。とにかく、体を回さないように技を作っています。
最近、Iケダさんは空手の知識欲にかられ、様々な空手関係の本を読むそうですが、ここで習う事と真逆の事が書いてあることが多いので、あまり参考にならないんです、とのこと。
初めての空手がこの道場という(運の悪い?)Iケダさん、そこで、どうせ読むなら新垣師範の著書を購入して(ここは大事ですね)読むようにとそそのかして…、いや、勧めておきました。
これでIケダさんが師範の本を購入したら、今度、師範にはキックバックをいただかなくてわ!。いえ、お金はいりません、昇級審査で下駄を履かせていただければ…。

終わり(=゜ω゜)ノ