今年は、季節の推移・展開が約2週間くらい
遅れているような気がします。
特に、9月中旬~10月上旬に
長い日照不足の影響を受けた
太平洋側の平野部に関しては、
紅葉の色目もぼんやり気味(シャープに色が出ていない?)で、
落葉も、例年より ゆっくり(ダラダラ??)と
続いているような気がします。
曇天だったり、時雨たりする事が
例年の晩秋より多いので、
日照不足による ターフの活性鈍化、
葉身軟化に気を配り、
冬越しと来春の芽出しのために
どんどん貯蔵糖分を蓄えたいところです。
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24節気72候でみると
12月7日「閉塞成冬(へいそくして(そらさむく)ふゆとなる)」
<天地の気が塞がって冬となる>
とあります。
おそらく、12/22の冬至前後からは、いよいよ
典型的な冬型の気圧配置となってくるので、
表層の乾燥・固結、
ターフの乾燥・凍害、擦り切れに
気を配りたいところです。
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おすすめの資材です!
1)「カル・マグ・マックス(7-0-3)」
「時雨れ」によるターフの軟化にも
「乾燥」によるターフの擦切れ抑制にも効果的なのが
「カル・マグ・マックス(7-0-3)」です。
晴天時は7%の硝酸態窒素と共に、葉身からカルシウムを吸収し、
雨天曇天には、マグネシウムと共に、根茎からカルシウムを吸収するので
カルシウムを無駄なく吸収できます。
2)「ターフバイタル・プロ」
日照時間の短い季節であり、
曇天や 時雨れる時期の
光合成不足は活性を鈍化させます。
「ターフバイタル・プロ」は「グルタミン酸」を豊富に含み、
光合成になり代わり、タンパク質合成を行い
活性を持続します。
晩秋・冬期に活性を緩やかに持続する事で、
フルクタン貯蔵を促進できます。
3)「リストア・プラス(3-0-2)」
地温が低くなっても、凍結(0℃以下)しない限り、
良性菌である「こうぼ菌」は活動を継続します。
「リストア・プラス」の主成分である「こうぼ菌」は
土壌内の残留栄養素を分解し、
糖質に変換、貯蔵糖分として蓄えます。
良性菌が動き続ける限り、
土壌は固結・乾燥しにくくなり
ターフは乾燥害・凍害の影響を受けにくくなります。
写真は、11月~3月まで「リストア・プラス」を毎月1.0cc/m2施肥されたコースで
2月中旬の夜間に積雪があった翌朝6時ごろのグリーン面周囲の状況です。
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よろしくお願いします!
( ´▽`)