少しずつ
ゴルフコース周辺の山々が紅葉しはじめました。
肌寒くなり、
土壌の善玉菌の活動が緩やかになる頃、
木々は
根や茎に「冬越し」や「来春の芽出し」のための
貯蔵糖分を蓄え始めます。
「紅葉」は「冬越し準備」が始まったサインとも言えます。
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グリーン面でも
アントシアンが出始める頃です。
善玉菌の活動が
一気に停滞する
日当たりの
あまりよくないグリーンなどは、
アントシアンが早く
はっきりと出る傾向にあります。
(「リストア・プラス」などの資材で
根茎周囲のバクテリアの活動を
一気に停滞させないようにすれば
アントシアンを目立たなくする事ができます。)
グリーン面の「アントシアン」の出現は
ターフが「冬越し準備」を始めたサインです。
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ところで、
下仁田ネギは
何故あんなに旨いのでしょうか?
冬の間、
ネギはその茎の下の白い部分に貯蔵糖分を蓄え、冬越しします。
植物細胞は糖分を蓄えれば蓄えるほど、
乾燥しにくく、凍りにくいのです。
特に下仁田ネギはその白い部分が太く、
みずみずしさと甘味が他のネギより際立っています。
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ターフにとっても
11月の晩秋施肥以降の
貯蔵糖分の充実は
「冬越し」
<糖質を蓄え、乾燥しにくく、凍りにくくする>
や
「来春の芽出し」
<来春2月下旬頃からは
貯蔵糖分をエネルギーに
春の新根(白根)を発根する>
を成功させる上で、とても大事です。
◇
今年は
7月と9月の日照不足、
8月の高温で
例年よりも
ターフは貯蔵糖分が少なく
この晩秋を迎えています。
幸い
この11月は
例年よりも気温が高く、
晴天も多い傾向にあるので、
施肥次第で
分解と貯蔵を
進行させるには有利です。
この11月の施肥で
一気に貯蔵糖分の充実を図りたりものです。
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貯蔵糖分の充実に
オススメの資材があります!
○「デ・サッチャー」
分解系バチルスと分解酵素の資材です。
古茎根や有機残留を分解し、栄養分に変換します。
○「リストアプラス」」
こうぼ+アミノ酸+フミン酸の資材です。
土壌内の栄養を分解し
糖質に変換し、貯蔵糖分として蓄えます。
「こうぼ」は地温0℃~5℃でも活動するので
他資材の駆動物質としても働きます・
○「カルマグ・マックス(7-0-3)」
カルシウム、マグネシウム、カリウムの力で
ターフの細胞を固くし、
地上部の動きを抑える事で
より一層、貯蔵を促進します。
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以上です。
宜しくお願いします!
( ´▽`)