「拝啓、グリーンキーパー様 !」

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オススメ資材とニュースをお届けします!

こんにちは! サバンナブラン営業部です!

「カテゴリー」から 季節別の「オススメ資材」をご覧下さい!

乾いたフェアウエイに「バイオ8-0-9」!

2017-06-12 15:55:46 | (資材)パワフルな分解資材「バイオ8-0-9」

困った季節の展開です!

5月は上旬と下旬がかなり乾燥しました。

6月7日に「梅雨入り」したものの

雨がほとんど降りません。

気象庁は

1~2月に降雨量が少なかった分、

4月、6月、7月の降雨量は多くなる、

6~8月の気温が例年より高めである、と

関東地方、東海地方、近畿地方の3ヶ月予報で

報じていました。

当たっているとは言えません!

6月に入って

関東地方、東海地方で

フェアウエイが乾いています!

晴天が多く、しかも

南西方向からの風が長い時間吹いて

表層の水分をさらっていくからです。

昨年8月の事ですが、

近畿地方の一部で、

降雨量が極端に少なく、

貯水量に余裕のないコースが

グリーン面とテイーグラウンドを守る散水に精一杯で、

フェアウエイに乾燥害を受けた例が数件ありました。

乾燥して、弱ったコーライ芝を

重ねて食害が襲ったケースもありました。

9月~10月には 

ソッド張替えで補修しましたが

補修箇所が多いコースでは

メジの部分が乾燥し、

いまだに充分に活着していない部分も見受けられます。

コーライ芝は生育サイクルが

年1回の勝負なので、

回復するスピードには限界があります。

コーライのダメージは厄介です!

 特に、外周や

狭いテイーグラウンド、

傾斜の強いマウンド部分、などは

 ストレスが多くかかりるので

乾燥害を受けやすいです。

散水やエアレーション、資材などを駆使して、

是非この乾燥を乗り切って下さい!

フェアウエイの

乾燥からの回復、乾燥の抑制にオススメの資材があります!

「バイオ8-0-9」です!

  

乾燥を抑制するには

散水以外には

表層土壌の透水性を向上させる事と思います。

「透水が良い」=「乾きにくい」

透水性を向上させるには「ほぐす」事だと思います。

可能であれば、

部分的にでも、

コアリング、ムク、ドリリング、スパイキングなどで穴を明け、

「バイオ8-0-9」を

10~14日おきに2~3回

乾きやすい部分に

しつこく施用してみてください!

梅雨どきの雨の前に散布するのは最適です!

「バイオ8-0-9」は

古茎根を分解するバチルス4種、酵母が主成分です。

まず、

これにより、土壌に滞留する有機残留を少なくし

透水性を向上させます。

次に

北米に自生する「ユッカジジゲラ」由来の浸透成分が

含有する「フミン酸」を

表層全体へ到達させます。

この床土全体へ行き渡った「フミン酸」が

気相と

「ユッカシジゲラ」由来の湿潤成分による液相を持続し、

床土の固結・乾燥を抑制するメカニズムです。

↑ 青:液相 赤:フミン酸成分 白:気相 茶:床土粒子

是非、この6~8月の時期に

試してみてください!

よろしくお願いします!

(^。^)

 


気候が予想困難!?次の一手をどう考える。

2017-06-12 14:20:36 | 芝草「年間の肥培計画」に

6月7日(水)

気象庁は 

四国中国近畿東海関東甲信地方の「梅雨入り」を発表しました。

本来であれば、

梅雨前線の影響を受けやすく、雲の広がる日が多くなるはずですが、

梅雨入り以降、

関東地方などでは、

そこそこ晴天で、南西方向からの風も強く、

フェアウエイなどが乾燥し、ダメージを受けています。

従来の「梅雨」とは思えません!

ここ数年は 季節・気候の推移が予想しにくく、

次の1手を決断しなければならない

グリーンキーパーさんにとっては

厳しい気象環境が続きます。

「ゴルフ場セミナー誌」で記事などを執筆されている

マイカ・ウッズ氏によれば、

グリーンキーパーさんが

管理(コントロール)できる6つの要素は

「光(葉身)」「空気(気相)(更新作業)」「水(散水)」

「肥料(肥培計画)」「病害虫(施薬)」

著書「芝草科学とグリーンキーピング」で解説されています。

たしかにそうなのですが、

昨今は、15~20年くらい前と違い、

コース管理の人員も少なく、

限られた予算の中で、

どのテーマを優先させて行うかを

決断しずらい事が多いと思います。

異常気象傾向のここ数年では

尚更に、「次の一手」を迷ってしまいます!

そこで

参考になると思われるのが

「24節気(暦便覧)」

「72候(貞享暦:江戸時代に農作物の収穫拡大の為に作られた暦)

です。

季節の推移=太陽と地球の角度 であるので

太陽と地球の角度(15度)x24節気=360度(1年)

太陽と地球の角度(5度)x72候=360度(1年)

と考えます。

標高や地域によって 冬や夏の長い短いはあっても

24節気や72候(貞享暦)の順番を

逆行するような季節の推移はないので

1週後にどのような季節になるのか

双六(スゴロク)のように考える事はできると思うのです。

私なりに

お客様(キーパーさん)達が優先させている

季節ごとのテーマ(優先課題)を 

24節気ごとに 整理してみました。

1)「立春(2/4)」ごろ~「穀雨(4/20)」ごろ

「立春(2/4)」(春の初め)

「穀雨(4/20)」(穀雨とは、穀物成長を助ける雨)

テーマ:「根数と芽数」

2)「立夏(5/6)」ごろ~「芒種(6/6)」ごろ

「立夏(5/6)」(夏の気配が感じられる頃)

「芒種(6/6)」(芒ーのぎーを持った植物の種をまく頃)

テーマ:「表層透水性」

3)「夏至(6/21)」ごろ~「大暑(7/23)」ごろ

「夏至(6/21)」(一年で一番昼が長く夜が短い日)

「大暑(7/23)」(快晴が続き気温が上がり続ける頃)

テーマ:「病害と施薬」

4)「立秋(8/7)」ごろ~「白露(9/8)」ごろ

「立秋(8/7)」(初めて秋の気配が現れる頃)

「白露(9/8)」(大気が冷えて来て、露ができはじめる頃)

テーマ:「水管理」

5)「秋分(9/23)」ごろ~「小雪(11/22)」ごろ

「秋分(9/23)」(昼夜の長さがほぼ同じになる頃)

「小雪(11/22)」(わずかながら雪も降り始める頃)

テーマ:「晩秋施肥」

6)「大雪(12/7)」ごろ~「大寒(1/20)」ごろ

「大雪(12/7)」(雪が激しく降り始める頃)

「大寒(1/20)」(寒さが最も厳しくなる頃)

テーマ:「固結・乾燥、凍害・霜害」

以上です。

よろしくお願いします!

(^。^)