「拝啓、グリーンキーパー様 !」

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こんにちは! サバンナブラン営業部です!

「カテゴリー」から 季節別の「オススメ資材」をご覧下さい!

梅雨時期の殺菌剤と一緒に!

2017-06-05 17:18:49 | 芝草「梅雨」にオススメの資材

間もなく「梅雨入り」ですね。

温度と湿度が上昇してくる時期で、

雑菌が繁殖しやすい時期でもあります。

TVで水虫薬のCMが増えたり、

ドラッグストアの水虫薬コーナーが充実してくると

グリーン面の

高温多湿病害に注意する時期がきたな。。。と

思ってしまいます。(笑)

梅雨時はターフの活性が低下しやすい時期でもあります。

日照不足による光合成不足(=炭酸同化作用によるタンパク質合成が鈍る)

でターフの活性が低下します。

また

土壌内の善玉菌の活性が低下しやすい時期でもあります。

(B/Fバランスが崩れやすい時期)

理由の1つは

長雨による表層の酸欠。

表層は酸欠にならないように、

ムクや資材などで透水性を持続したいところです。

理由の2つめは、薬剤の使用。

殺菌剤や抗生物質は雑菌(病菌、悪玉菌)を死滅させますが

善玉菌も影響を受けて絶対量が減るからです。

梅雨時から8月の終わりごろにかけて

グリーン面の施薬をされる機会も多いと思いますが、

1)ターフ自体の活性を向上させて持続させ、

病害が侵入しても抵抗する耐力をつけておく

2)表層の酸欠に注意し、三相バランスを整える

(ムク等のエアレーション)

3)施薬が多い場合は善玉菌を補充する

(B/Fバランス)

4)施薬が雨で流亡するリスクに備えておく

(バックアップ在庫)

等に留意されて

この夏のグリーン面を守っていただければ幸いです!

今年の梅雨~夏に

殺菌剤との相乗効果のあるオススメの資材です。

1)殺菌剤の 雨による流亡に備える

「コンパニオン」+ケミカル殺菌剤

 「コンパニオン」は 善玉菌バチルスGB03が

根茎周囲に筒状のコロニーをつくり、根茎を病害から守る資材です。

雨で殺菌剤が流亡して

根茎周囲に殺菌剤が届かない場合もあると思います。

そんな場合に、

自ら生み出す抗生物質で

ピシウムや炭疽、細菌病等の病害の菌核を疎外します。

 殺菌剤との相乗効果の高い資材なので

 混合散布がたいへん効果的です。

 菌態バランス(B/Fバランス)を整える資材の決定版です!

←バチルスGB03が病害を疎外します。

←バチルスコロニーが根茎周囲を病害から守ります。

 2)抗菌効果と気相持続効果のある浸透資材

「ハイドロ・マックス」+殺菌剤+ケミカル浸透剤

今年の梅雨は、

表層に湿度が残りながら、

合間の晴れ間に日中温度が急に上昇し、

病害が侵入しやすい状況になる事も多いかと思います。

そのような状況で効果的なのが

抗菌効果と気相持続効果のある

天然由来の浸透剤「ハイドロ・マックス」です。

←ユッカシジゲラ

 「ハイドロ・マックス」の主な成分は

ユッカシジゲラ抽出物 90%

 ステロイド(雑菌の繁殖を抑制/細胞治癒効果)、

 サポニン(浸透剤効果)、

 ポリフェノール(腐敗抑制効果)

 フミン酸(天然レオナルダイト由来)2%

 です。

 

 その浸透剤効果と雑菌抑制効果、細胞治癒効果ゆえに

原住民インデイアンが シャンプー(かゆみ止め)や

 すり傷治療、皮膚炎治療等の薬用として活用していたといわれます。

←「フミン酸」は気相持続効果抜群!

 天然浸透剤+ケミカル浸透剤+殺菌剤で混合散布すると

たいへん効果的です。

ケミカル浸透剤が「ハイドロ・マックス」と「殺菌剤」を

表層の根茎周囲に到達させた後、

「ハイドロマックス」が床土周囲の表層に留まり、

気相(地温上昇を抑制)と

根茎が必要な最低限度の水分(ヤケ抑制)を持続します。

↑ 青:液相 赤:フミン酸成分 白:気相 茶:床土粒子

以上です。

よろしくお願いします!

(^。^)

 

 

 


「芒種」「梅雨」避けたい徒長とは?

2017-06-05 16:30:14 | 芝草「梅雨」にオススメの資材

6月6日は

24節気で「芒種」(ぼうしゅ)

芒(のぎ)を持った植物の種をまく頃。

暦便覧には

「芒(のぎ)のある穀類、稼種する時なり」とあります。

これは江戸時代の農業暦の事で、

現代の穀類の種まきは、これよりも早いのですが、

いずれにしても、芝草を含めた穀類の生長が旺盛になる時期でもあります。

間もなく「梅雨入り」

気象庁予想では

関東甲信地方 梅雨入り(6/8) 梅雨明け(7/21)

東海地方 梅雨入り(6/8) 梅雨明け(7/21)

近畿地方 梅雨入り(6/7) 梅雨明け(7/21)

頃とあります。

梅雨時は これまでより温度・湿度ともに上昇するので、

播種して芽数を増やすには良い時期かもしれませんが、

ターフクオリテイを考えれば

徒長しがちで、

徒長は 夏越しの為の貯蔵糖分を消費してしまうだけでなく

茎から葉の下の部分が徒長すれば

軸刈りして、病害などの侵入のリスクも出てきます。

グリーン面の徒長は

ボールスピードをコントロールする上でも

難しい時期といえます。

超緩効性の液体肥料やカルシウム、ケイ酸等の微量要素、

成長抑制剤等を適宜に使用して

これからの高温多湿時期の徒長を

乗り切りたいところです。

徒長を抑制する上でオススメの資材があります!

1)葉先の徒長を抑制する

葉先の徒長(=成長)を抑制するには

葉先の細胞を細かく、硬くすれば良いので

ケイ酸資材の「グリーン・スピードSi(0-2-5)」

カルシウム資材の「カル・マグ・マックス(7-0-3)」

があります。

特に、「カル・マグ・マックス(7-0-3)」

7%の硝酸態窒素と共に葉身から吸収し、

吸いきれなかった分はマグネシウムがポンプのように吸い上げる設計の資材で、

施肥したカルシウムを無駄なくターフに吸わせる事ができます。

2)茎と葉の下部の徒長を抑制する

茎から葉にかけての部分が徒長すると

いくらグルーマーをかけても、目砂をしても

ターフが倒れがちで、

葉先が硬くても、

ボールスピードが出にくい事が多いです。

また

軸刈りのリスクも生じます。

表層土壌が長雨で酸欠気味だったり、

雨が続いて光合成が、かなり不足したりすると

この部分が細くひょろひょろと伸びる事が観察できます。

この部分の徒長は是非とも避けたいところです!

コーライ芝でいう

節間は細く伸びる現象と同じようなイメージです。

この部分の細胞を細かく、硬くするのは

カリウム資材の「ミスト6号(8-4-24)」や

マグネシウム資材の「マグネシウム・キレート3%」

あるいは

成長抑制剤の「プリモ」や「ビオロック」等です。

一概に徒長といっても様々なので、

どの部分が伸びているか見極めた上で

対応していただければ、幸いです!

以上です!

よろしくお願いします!

(^。^)