医大生・たきいです。

医大生的独言。

「ペンギン・ハイウェイ」を読んで

2013-01-29 19:42:21 | 医大生的生活

筆者の大学の1次試験があったらしい。あれから1年経ったのか。ひええ。確か1次試験の結果は通っていた予備校の横にある小さな蕎麦屋で友達とカレーうどんをすすっている時に、父親からのメールで結果を知った。面接で試験官が笑い過ぎだろというくらい笑っていたから落ちたと思っていたので、信じられずに県庁まで結果を見に行った記憶がある(笑)。

入試があるのならば、新学年の時期も近いということである。後輩が入ってきてしまうのか。恐ろしい。万が一、


「たきいさんのブログ読んでました!」


とかいう新入生が入ってきたらご飯でも連れて行かないわけにはいかないだろうけれども、杞憂に過ぎないはずである。そんなにこのブログに読者はついていないだろうと思う。でも、もしわたくしの後輩になってしまった方がいたらご一報くださいね。その際は大盤振る舞いして差し上げましょう(笑)。大学受験界もラストスパートというところでしょうが、受験生のみなさん頑張ってくださいね。応援しております。特に浪人生!!医大生・たきいです。



さて、森見登美彦の「ペンギン・ハイウェイ」を読んだ。文庫本が出たら買おうとずっと思っていたのだが、やっと手にすることのできた一冊。偶然本屋で見かけて、すぐにレジに持って行った。森見氏は筆者の好きな作家のひとりである。独特な雰囲気を持つ文体が心地よい。主人公のアオヤマ君はノートを書くのが大好きな研究好きの小学4年生。通っている歯科医院の「お姉さん」に仲良くしてもらっていて、彼女の「おっぱい」に夢中なのだという。大した小学4年生だ。賢すぎる。

日常に疑問を抱いては、ノートを取る彼。「研究」が日課。好奇心が旺盛で冒険にも飛び出す。思えば筆者も小さいころは「冒険」が好きだった。大学の同級生たちが、やれ中学受験だのと必死になっていた頃に、幼き筆者は呑気に泥だらけになりながら遊んでいたというわけである。筆者は脳神経の発達が頗る遅かったと今になって思う。切り開かれた山にできた新興住宅地に住んでいたのだが、脇の山に入っていては「秘密基地」だのを作って友達とよく遊んでいた。かなりの傾斜のところに立ち入ったこともあったし、蛇の抜け殻を見つけて飛び上がったこともあったし、今にして思えば熊とかと出くわしてしまっていたかもしれないし、ずいぶんと危ないことをしていたものだ(笑)。因みに鹿とは結構出くわしたが。鹿は大人しいのである。

個人的には決して煽られることのないおおらかな少年時代を過ごせてよかったと思う。アオヤマ君ほど賢くはなかったが、彼に負けず劣らず冒険三昧の幼少期。ランドセルを背負いながら鉛筆なんて握った記憶もないのである。宿題以外の勉強を初めてやったのは中学3年生の夏、というのは少々遅すぎた気もしているが。笑

ドリルなんかを黙々とこなすという「勤勉さ」の訓練機会を棒に振った幼少時代ともいえようが、あの日、秘密基地から大木に身を預けながら眺めた夕日だけは忘れることができない。






(昼の学食で出た「スコッチエッグ」が給食を思い出して懐かしかった人(笑))








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