合格祈願!通関士・貿易・英検のサプリメント

通関士、貿易実務、英検などの受験者に、
ノウハウや試験情報などを提供しています。

インドネシアとのEPA

2006-11-22 00:39:47 | 貿易実務検定
インドネシアとのEPA

昨日に引き続いて学生と先生の雑談です。
EPAは、経済連携協定のことです。

学生:昨日、APECの話題でしたが、
    今日(もう昨日か)の日経には、

    インドネシアとのEPAについての
    大筋合意案が紹介されていました。

先生:グッド・タイミングですね。
    サブタイトルが、
    「看護師受け入れ」でしたね。
   
    これは、新聞の解説を読まなくても
    分かりましたよね。

学生:はい。
    フィリピンの時と同じです。

    今年の9月10日の先生のブログ
    「日比首脳、EPAに署名」
    にも載っていました。 

    更に、ホテルや旅館で接客する観光分野の
    研修・実習生の受け入れが特徴ですね。

    看護師と介護福祉士ですが、
   
    日本の国家資格や日本語が条件になって、
    年間数百人などの枠が設けられるようです。

先生:モノの輸入の場合も、
    メキシコからの豚肉やオレンジでは、
    数量に枠を設けましたね。

    人の場合も同じ発想ですかね。

学生:先生らしからぬ、
    面白ことをおっしゃいますね。

    基本的な発想は同じだと思います。

    モノは国内産業保護、
    ヒトは国内労働者の保護
   
先生:なるほど。
    背景が読めますね。

    モノの場合はFTA
    ヒトは貿易できないのでEPA
    というのはどうですか?

学生:インドネシア側は
    日本から輸入する製品の9割超
    の品目で関税を撤廃するそうです。

    自動車や電気機器などの関税が
    目玉のようですね。

先生:FTAやEPAは、
    輸出と交換に、
    農産物や人材を受け入れるという図式が
    ハッキリしてきましたね。

学生:日本は、貿易立国ですから仕方ありません。
    それに、人材が不足している分野には
    海外からの労働力に頼らざるを得ません。

先生:将来の希望は、商社マンから
    政治家へ転出を狙ってるね。

学生:世の中の自然の流れですよ。
    共生できる地域社会の建設が
    大きな課題になると思います。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする