合格祈願!通関士・貿易・英検のサプリメント

通関士、貿易実務、英検などの受験者に、
ノウハウや試験情報などを提供しています。

貿易実務検定:不正競争防止法【利益供与事件】

2007-03-19 00:09:17 | 貿易実務検定
貿易実務検定:不正競争防止法【利益供与事件】

学生と先生の会話をお楽しみ下さい。

学生:土曜日(3月17日)の日経に面白い記事がありました。

先生:そうですね。
   ホリエモンが控訴でしょう。

   私は、アマノジャクなので、
   マスコミが異口同音にホリエモンを非難すると
   応援したくなりました。

学生:やっぱ、先生は変ってますね。

   違いますよ!
   ライブドアの話じゃなくて、九電工のことですよ。

先生:あれ、そんな記事あったっけ?
   申し訳ない、勉強不足です。

学生:えっへん。

   先生は、国際関係の記事しか読まないでしょう。
   これは、43面でした。

   内容はね、
   九電工の子会社が、
   フィリピン政府高官に
   ゴルフクラブセット(約80万円相当)
   を渡したとして、

   不正競争防止法違反の罪で
   略式起訴した、

   という内容です。

先生:確か、それは、
   ロッキード事件がきっかけとなって、
   外国公務員に対する商業目的での贈賄行為を違法とする
   条約ができたんですね。

学生:凄い。
   新聞には、
   「外国公務員贈賄防止条約」って書いてます。

   この条約受けて、
   不正競争防止法は、

   国際的な商取引に関して
   営業上の不正な利益を得るために、

   外国の公務員等に職務に関する行為をさせる目的で
   金銭などを供与することを禁じている、そうです。

先生:なるほど。
   不正競争防止法というのは要注意ですね。

   輸入してはならない貨物にも登場しましたし、
   貿易実務検定で時事問題的に出るかも知れないね。

学生:そうでしょう。

   ところで、同じ日の新聞に、
   もう1つ略式起訴がでてました。

先生:それは、どの新聞にもありました。

   ヤマハ発動機が、
   軍事転用可能な無人ヘリコプターを
   不正輸出したとして、

   外為法違反罪で略式起訴したことでしょう。

学生:そうです。
   ところで、略式起訴って何ですか?

先生:100万円以下の罰金など軽微な犯罪について、
   被疑者に異議がない場合、

   簡易裁判所に略式命令を請求することができます。
   これを(略式起訴)といいます。

学生:本当だ。
   さっきの、九電工の件では、
   福岡簡易裁判は罰金刑70万円の略式
   命令を出した、と書いてます。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする