道しるべの向こう

ありふれた人生 
もう何も考えまい 
君が欲しかったものも 
僕が欲しかったものも 
生きていくことの愚かささえも…

2/17マジか?暴風雨のゆるジョグ10㎞(どうしちゃったんだ?)

2025-02-17 17:24:00 | 日記

朝Garminのアラームに起こされると
激しい雨音がしててビックリ

こんなに激しい雨音なのに
目覚めないなんて…

一昨日の16キロジョグと
昨日のキロ6分ちょっとの10キロジョグに
老体は疲れ切ってヘトヘトになってるかも?

自分の感覚じゃ
そんなに疲れてる感じでもないけど
錆びた老体は正直者?

いずれにしても
この大雨じゃ今日こそ休足日になるかも…

そう覚悟しながら
初孫くんのために裏口の鍵を開け
朝のルーティンを開始…

もう雪もすっかり溶けちまったから
さすがに今日はチャラ息子もいつもの出勤で
初孫くんも送ってもらうんだろうと…

そう思ってたら
いつもより遅れた時間に
裏口から初孫くんがやってきて
学校送れのコール…

どうやら本人が寝坊したらしく
パパの出勤時間に間に合わなかったと
そんな言い訳を…

チャラ息子もお嫁さんも
初孫くんが寝坊しないように
ちゃんと起こせよなぁと思いつつ
初孫くんを送る雨の中

送ってる途中から小雨になってきたようで
まるで老いぼれジジイに
今日も走れるよと言わんばかりの感じ?

帰ってきて雨雲レーダーを確認すると
8時半頃から雨が上がる見込みになってて…

やむなく?
いやいや!
喜びながらジョグの準備を…

今日はこの子をお供にして…



途中で雨に当たるかもと思って
ウィンドブレーカーにしたけれど
スタート時はまだそんなに寒くなくて
失敗したかなぁと後悔したものの…

走り出してすぐに風が強くなり始めたので
ウィンドブレーカーで良かったと…

しかも
急に気温が下がってきたのか
俄に寒く感じ始めて…

強めの向かい風に向かいながら
2キロ手前のちっちゃな美容室前

まだオープン時間前だから
今日もキュートな彼女の姿に会えないかもと
半ば諦めながら入り口前に向かうと…

いた!

お客さんの後ろに立って鏡を見ていた彼女
その鏡の隅っこに映ったポンコツジジイの姿
目に入っただろうか?

僕には全く確認できなかったけれど…

それでも
彼女の姿を見れただけで大ラッキー!

彼女の車が駐車場に停まってても
影も形も見れないことしょっちゅうだし…

弾むように心を躍らせながら
お店を通り過ぎたけど…

その心を冷やすように
一気に冷たい風が一段と強くなり始めた

やがて
冷たい風とともに雨も降り始め
6キロ過ぎの長い坂道の辺りからは
ほとんど暴風雨に…

体感的に
風速10メートルはゆうに超えて
まるで台風そのもの!

マジか?

雨じゃなくて雪なら
まだ少しは走りやすいのに
これじゃあメガネも濡れて前も見えないし
キャップも飛ばされそうなほどのヒドさ

両手でキャップを押さえつつ
暴風に煽られながらヨレヨレに走るのが
精一杯のやっとこさ…

もちろんこんな暴風雨の中を
走ったり歩いたりしている人影はなく…

行き交う車のドライバーたちからは
この天候で走ってるなんて
とんでもない愚か者だと
そう思われてるに違いないはず…

だけど
途中で暴風雨を凌ぐ場所もないし
あったとしてもすぐにおさまりそうになく
ビショ濡れになりながら
ひたすら走り続けることに…

ひたすら走り続けたとしても
とにかく濡れて強風に煽られやたら寒いし
右に左にフラフラと夢遊病者さながらに…

半ば意識が飛んでいたのかもしれない
そう思うほど無我夢中で…



何とか走り切ったいつもの10キロ
走り慣れたいつものコースだったから
ボーッとした意識でも走れたのかも?

シューズはもちろんのこと
ウィンドブレーカーもロンタイもキャップも
全てがグショ濡れのビショビショ…

凍えてブルブル震えながら
我が家の玄関にたどり着いた頃から
雨も上がって…

なんだよ〜!

走ってるときに雨上がれよ〜!
そう文句を言いつつシューズの紐をほどいた

ほどきながら
たとえ10キロでも
こんな悪天候の中を走れるんだから
大会本番はどんな悪天候だろうと
ヘッチャラさと…

暴れ放題の雨風になろうと
凍える雪模様になろうと…

もう速くは走れないけど
悪天候くらいならポンコツジジイだって…









実は今日
走りながら心の奥で引っかかってたことが
ひとつだけ…

取るに足らない夢の話なのだが…

なぜか
ミハルさんの夢を見てしまって…

見てしまって…という言い方が
適切なのかどうかはわからないけど…

もう別れてから半世紀ほども経つのに…

しかも
夢の中に出てきたのは昔の彼女じゃなくて
いま現在?と思える彼女の顔姿で…

もちろん夢の中のストーリーだから
全てが一貫してるわけじゃないんだけど…

彼女の顔は
昔の面影が残ってるような
あまり残ってないような…

彼女だと言われないと全く気づかなくて…

まぁ昔のように
年老いても可愛いというか
それなりの美形だったけど…

ついでに
彼女のダンナらしき人物も出てきて…

何ていうか
どこにでもいるようなイケメンのオジさん?
そんな感じの男性
もちろん見たことも会ったこともないけど…

夢の中の話だから…

彼女は
誰かに僕が昔別れた男だと教えられて
○○ちゃん?と訊いてきたのだが…

夢の中の僕ももちろん昔とは変わってて
いまのロン毛茶髪で白髭姿だから
彼女にわかるはずもなく…

そんな目の前に現れた彼女に
僕から何か話しかけられるわけでもなく…

ホントは言いたいこと
言わなきゃならないことが
たくさんあったはずなのに…

何も言えないまま
わずかな夢の中での再会は終わっちまった

そんな夢
どうしていまさら見てしまったのか?

実際に再会することはないだろうけど…

現在の彼女は夢の中の彼女と同じような
顔や姿をしてるんだろうか?

もしそうだとしたら
コッチはすっかり老いぼれのジジイで
ガッカリだよなぁ

それなりに老けてはいたものの
彼女の髪は真っ黒だったし
同じアラ古希にはとても見えず…

いずれにしても
なぜそんな夢を見てしまったのか?
自分の深層心理が全くわからない
いまさら彼女を思うこともないはず…

まさか正夢でもあるまい…

もう
遠くに嫁いで半世紀近く

もし
何かのキッカケで会えることがあれば
僕は会おうとするんだろうか?

そんな気持ちすらわからず…

たとえ会ったところで
何かがどうなるわけでもないし
何をどうしようという思いすらない

なのにこんな夢を見るなんて…

アラ古希になっちまったから
昔を思う気持ちが強くなってるのか?

いくらそうだとしても…

ちっちゃな美容室の
キュートな彼女を思ういまの気持ちとは
全く違うはず…

どうしちゃったんだ?

老いぼれのポンコツジジイ…