えつこのマンマダイアリー

♪東京の田舎でのスローライフ...病気とも仲良く...ありのままに、ユーモラスに......♪

第7章 楽観しつつ... 8.

2008年01月14日 | 乳がん闘病記
8.
 「腹八分目」「よく噛む」「季節のものを食べる」など、昔から言われてきた当たり前のことばかりのように思えるが、きちんと守るのは案外むずかしそうだ。特に、私は「体力の衰えた弱々しい人」に該当するにもかかわらず、果物・アイスクリーム・生野菜・生の魚とすべて好きで、冬以外の季節はよく食べてしまう。冷えるべくして冷えていることが自分でもよくわかった。やはり、意志の弱さが冷え症につながっているのだと思った。
 
 また、世間には健康情報があふれているし、特に人は定説に弱いものだ。「3食規則正しく食べる」「朝食は必ず食べる」「1日30品目食べる」など、TVでも雑誌でも同じ情報が繰り返し伝えられるので、呪文のように頭に刷り込まれてしまっている情報も多いと思う。これらがこのような過程を経て定説になっているかもしれないのに…。これらにこだわれば食欲や体調に関係なく食べることになるし、1日30品目を食べようとすると、どうしても主食より副食が多くなる。
 自分の体質に合わせ、体調や食欲と相談しながら食べるというよりも、私たちはとかくそれらの情報を重視しがちではないだろうか? それが証拠に、TV番組で「○○が△△に効くから1日に◇個は食べましょう」という情報が流れると、瞬く間に全国のスーパーの棚からその食品が消えるという現象が挙げられよう。おまけに、日本人、特に私の世代より上の世代は「残さず食べる」ことを躾けられてきたので、満腹でも無理して食べる傾向にあると思う。もちろんこれは美徳として大事なことではあると思うけれど。
 本来は当たり前のことだろうが、頭でっかちになって情報に振り回されることなく、自分の感性に忠実になり、体の声を聞きながら食生活を営むこと、つまりは自分の健康管理に自信と信念を持ち、自分なりの根拠に基づいて営むことが大事なのだと思った。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 一人大喜利(12) | トップ | 塞の神行事 ~どんど焼き~ »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (コケコ)
2008-01-15 09:29:12
おはようございます。
昨今では癌にならない食事だの、生活だののたぐいの本もよくみかけます・・・当方手遅れでしたが(笑)
情報が氾濫して迷い、一つのことに固執しても危険だし・・・じゃあどうすればいいのよ~っていいたくなりますね。私なりに思うのは食べ過ぎない事ぐらいかな・・それだってえつこマンマ同様好きなものには目がない状態ですが・・・あまり考え過ぎると、私なぞは過食症に陥りそうです。
返信する
コケコさんへ:便利なのも考えもの (takuetsu@管理人)
2008-01-15 14:43:29
コケコさん、いつもありがとうございます!

食べ過ぎない...ほんとに大事なことのようですね。自分が思っている以上に胃腸に負担がかかるばかりではなく、胃下垂にもつながり、そうなると腰椎を内側から引っ張ってしまい、正しい姿勢を保つのを邪魔するようですね。

考えすぎないことも大事だと思います。自分の体の声を聞くのも案外むずかしいことですが、それが一番なのでしょうね。(「考えすぎ」については、3つ後の闘病記に出てきます(@^∇^@)  )

野菜をハウスで作るようになり、旬ではない時季にも食べるようになったことが、便利になったようで、かえって本来の健康管理をしにくくしているのでは?なんて思ってしまいます。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

乳がん闘病記」カテゴリの最新記事