1月14日、地元で行われた塞の神(さいのかみ/さえのかみ)行事(別名「どんど焼き」)に参加しました。2日間に市内9箇所で行われた同行事のうち、この地区(坂浜・長峰・若葉台合同)のが最大規模です。全国的には「左義長(さぎちょう)」と呼ばれる地域もあるようですね。
主催者の説明によると、稲城市でのこの行事はその昔、遊びが少なかった子どものための新年最初の行事として始まったとか。今の子どものように多種多様な遊びがなかったので、子どもたちは地域の行事に参加して遊ぶことが楽しみだったのだそうです。前夜から餅やみかんを食べながらどんど焼きを楽しみに待ったのだとか。
本来は1月15日に行われていました。一時すたれていたものの、昭和56年に住民の手で復活しました。
正月の松飾りなどを火にくべて焼くのは、後から加わった慣わしだそうです。また、お餅の繭玉を笹の枝に刺して焼き、無病息災を祈りながらいただくようにもなりました。
東京都稲城市のどんど焼きの様子をご紹介します。(★画像をクリックすると、大きい画像や別の画像が見られます。)
私が会場に着くと同時に着火だったため、燃える前の状態をお目にかけられず、とても残念です。円錐形に孟宗竹や藁が組まれ、中央に塞の神が高く祀られていたようです。高さは10m以上ありました*。
3分後 8分後
何度も爆ぜる音がし、迫力ありました。
9分後、消防士による2箇所からの放水開始。鎮火したのはその40分後でした。
出番を待つ繭玉
繭玉焼きが始まりました。
消防士さんたち、お疲れ様でした。 各種の餅やみかんがふるまわれました。
知っていれば、タッパー持って行ったのに...
お年寄りから子どもまで、土着の人から振興の人たちまで、いろいろな人が
何百人と集まっていました。
稲城に住むこと16年目にして初めて見たのですが、想像していたよりずっと
勇壮な行事でした。東京の田舎ならでは!かもしれません。
追記(2008.2.10) *『多摩ニュータウンタイムズ』の2/1号によると、「高さ16mを超える塞の神。地元の人やニュータウン地区の住民が8本の竹を支柱にして作り上げた。炎の下には炉が切ってあり、地中には神様が埋められている。その姿は、ソフトボールを2つ合わせたような形と大きさだそうだ」とありました。
さすが都会のどんど焼きは消防の出動して、安全
対策バッチリですね。。っていうか、一緒に楽しん
でいらしゃる様子に見えて微笑ましいです。
来年はことらでも提案してみます。
では失礼します。
そちらのように、お寺や神社の境内で行われる方が趣はありますよね。こちらでも地区によってはお寺で行われています。
この地区の会場は、東京都が地主から借りる形にしているようです。ですから、広いんですよ。