告知が締め切り間際で申し訳ありませんが、「新しい『エネルギー基本計画』策定に向けた御意見の募集について」というタイトルで、現在政府がパブリックコメントを募集中です。締め切りは明後日、２０１４年１月６日必着です。時刻は明記されていませんが、おそらくこれまでと同様１８時ではないかと思います。
詳細は意見公募要領をご覧ください。
メールや電話では受けつけていません。提出方法は次の３種類です：
１．HP入力 専用リンクがありますが、直接リンクできないシステムになっています。
くだんのページから入ってください（おそらく、ネットでの拡散を抑えるための作戦でしょう
）。
２．FAX 意見提出様式がありますが、上記と同様です。 番号：03-3501-2305
３．郵送 意見提出様式がありますが、上記と同様です。
宛先：資源エネルギー庁長官官房総合政策課 パブリックコメント受付担当宛
「総合資源エネルギー調査会基本政策分科会」が昨年１２月にまとめた「エネルギー基本計画に対する意見」では、原子力を再び「重要なベース電源」と位置づけています。一昨年の夏、異例の数のパブコメが押し寄せ、期間延長を余儀なくされたこの問題、結果８万通の意見が寄せられ、約８割が原子力エネルギーに反対だったことは、みなさまの記憶に新しいと思います。ところが、今回の計画案はそれを全く無視する内容になっているのです。
「各エネルギー源の位置付け」という項目の中より、原子力部分（１７ページ）を引用します：
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燃料投入量に対するエネルギー出力が圧倒的に大きく、数年にわたって国内保有燃料だけで生産が維持できる準国産エネルギー源として、優れた安定供給性と効率性を有しており、運転コストが低廉で変動も少なく、運転時には温室効果ガスの排出もないことから、安全性の確保を大前提に引き続き活用していく、エネルギー供給構造の安定性を支える重要なベース電源である。
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原子力エネルギーの抱える諸問題や原子力ムラの構造が、福島の原発事故後に国内外で明らかになっているにも拘わらず、いまだにこんな文言を並べているのです。「運転コストが低廉で変動も少ない」？ まだこんな言葉で国民を欺くことができると考えているのでしょうか？
一方、再生可能エネルギーについてはこんな内容になっています。１８ページより引用します：
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安定供給面、コスト面でさまざまな課題が存在するが、温室効果ガスを排出しない、国内で生産できる有望な国産エネルギー源である。
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原子力に関する課題にはここでは言及せず、メリット（しかも見せかけ）のみ並べ立てて強調、一方再生可能エネルギーについては課題を強調するかのような書き方です。
そして、「世界最高水準の新規制基準の下で安全が確認された原発は、再稼働を進める」「核燃料サイクル政策は、引き続き着実に推進する」のだそうです。
これでは原発事故以前の状態に逆戻りです。原子力ムラを復活させる内容です。脱原発派のみなさん、ぜひ意見を寄せてください！
２年前に実施された「エネルギー・環境に関する選択肢」に関してのパブコメや、昨年９月に実施された「特定秘密保護法案」についてのパブコメと同様、今回も政府は公然と結果を無視するかもしれません。パブコメは、政府にとってはもはやアリバイ作りでしかないのでしょう。
それを受けて、もしかしたらこう思う方も多いかもしれません、「パブコメなんか出したって無駄では？ どうせまた無視されるんでしょ？」と。でも、だからといって、国民がパブコメで意思表示しなければ、政府にとっては思うツボになるだけです。諦めず、みんなで意思を示しましょう！ 事実をきちんと残しましょう！ 脱原発を選択するのだという意思表示の事実を！！！
関係ないおまけ...(^_^;
娘が嫁ぎ先に帰省したときのお義母さんからのお土産です。門松スタイルのクッキー詰め合わせです。可愛い～（*^▽^*） このケーキ屋についてはこちらをどうぞ。
