えつこのマンマダイアリー

♪東京の田舎でのスローライフ...病気とも仲良く...ありのままに、ユーモラスに......♪

第7章 楽観しつつ... 11.

2008年01月30日 | 乳がん闘病記
11.
 物理的に寒いとき以外、どんなときに足の冷えを感じるかを考えてみると、緊張したり、懸命に何かを考えたりしているときが多いようだ。もともとの緊張体質に加え、何にでも夢中になると根をつめてしまうので、交感神経の優位状態になりやすく、それが血管の収縮に、そして冷えへとつながるのかもしれない。逆に、楽しいことをゆったり考えたり、TVを見たりしてリラックスしているときには、足もポカポカしている。
 こう考えてくれば、気の流れのコントロール法が見えてくるというものだ。過度な緊張やストレスを避けてリラックスして過ごせばよいのではないだろうか。何事にも根をつめないことも大事かもしれない。
 また、気が上がってしまったときは、長く続かないように工夫すればよいのだろう。「そういうときは、丹田(たんでん)を意識しながら気を下げましょう。腹式呼吸で深呼吸するのもいいし、爪もみ*をするのもいいでしょう」と、ヨガのS先生がよく言っているではないか。S先生のレッスンでも、またくだんの漢方の本でも紹介されている自律神経訓練法も、取り入れたらよいかもしれない。一種の瞑想法だ。サイモントン療法*もイメージコントロールが基本なので、気の流れのコントロールには役立ちそうだ。
 うだうだ考え過ぎることも下半身の冷えにつながるわけだから、必要以上に考え過ぎない方がよいのかもしれない。「下手な考え休むに似たり」と言うけれど、休むより悪いかもしれない。頭の整理は必要だが、考えることもほどほどに、ということかな。

 このようにして、漢方薬の助けを借りる以外に、自分なりに考えた日常生活での冷えの対処法は、こんなふうになった。
  ・体を温める食事をする。
  ・適度な運動を毎日継続する。
  ・緊張過多やストレス過多にならないようリラックスして過ごす。
  ・何事にも中庸とバランスを心がける。
  ・ツボ刺激・爪もみ・呼吸法・自律神経訓練法などで気の流れの乱れを調える。

 T先生が処方した補中益気湯の効果はすぐには感じられなかったが、漢方薬のことだ、気長に待ってみようと思った。少なくとも、八味地黄丸を飲み始めたときのように、お腹がゆるくなったり動悸がしたりという副作用*は感じなかった。


 * 『奇跡が起こる爪もみ療法』爪もみ療法(オーラメソッド)
  副交感神経を爪もみで刺激することによってリラックスでき、体温を上げ、免疫力を上げることができる。
  眠りを誘うので、眠れないときにもお試しあれ! 私の場合は効果てきめんです。
 * サイモントン療法については、過去記事: 「第6章ホルモン療法13./14./15.」をご参照ください。
 * お腹がゆるくなるのは地黄(ぢおう)の成分により、動悸がするのは附子(ぶし)の成分による。


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2 コメント

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辛い寒さが続きますね (コケコ)
2008-02-02 11:26:57
今日は!
我が家ではまた、義母が風邪の菌を頂いてきて4日間も家に閉じ込められ昨日やっと解放されました。体の冷え症状は昔も、今も無いのですが、この4日間のストレスは相当なものを感じました。
腕の痛みも増したり、考え事まで暗くなったり・・・
何かの本で読んだ記憶ですが、「人は冷えることが万病のもと。いつも体を温めることがいい」こんな内容だったようですが、確かに実感できるような気もします。
今友人に漢方を進められています。良さそうですね。
薬の副作用や、状況様々で、辛いことも多々あり、考えるなといわれても考えてしまうのが常ですよね。
えつこマンマの闘病記が私の支えになっています。
いつも有難う!まだまだ寒い!お体御自愛してね!
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コケコさんへ:こちらこそ! (takuetsu@管理人)
2008-02-02 16:04:07
そうでしたか...心の支えであるお散歩&撮影ができなかったとあれば、ストレスたまりますね。お疲れ様でした。

そう...自分で考えないようにしようとしたり、人にも「気のせいでは?」なんて言われることもありますが、体調がいいときは気にならないし、考えも向かないですよね。気がついたら、「あ、今日はまだ腰にカイロ貼ってないわ」という具合に。気になるのは、やはり調子が悪いからなのですよね。
ケアフリーで暮らせていた日がとてもありがたく貴重な日々だったのだと、今となっては痛感しています。

私もコケコさんのブログに癒され、励まされています。無理のない範囲で綴ってくださいね。
温かいコメント、ありがとうございました。

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