「俳句王国」 ～あの虫が俳句に...～

　みなさまは、ＮＨＫのＢＳ２で毎週土曜日に放送されている「俳句王国」という番組をご覧になったことはありますか？　私はその時間帯に在宅していれば見ているのですが、いつもは見ているだけで、自分でひねったりはしないのです。
　今日は先に新聞の番組欄を見てびっくりこっくりw(☆o◎)w　今週の兼題になっているのが“あの虫”、そう、ゴキブリだったのです。ゴキブリが俳句の兼題になるとは思いもよりませんものねぇ...。
　
　ゴキブリといえば私の天敵！　現在の自宅は新しいので、幸いなことにいまだご対面しておりませんが、築ウン十年の実家、そして新婚の頃入った社宅のアパートでは、何度にっくきその姿と対面したことでしょう...思い出すだけでおぞましいです。

　でも、にっくきゴキブリのはずが、昔のおぞましい思い出に想いを馳せる？うちに、なぜか次々と俳句？川柳？ができてしまい...番組が始まる前の１０分ほどで、あっと言う間に１０句できてしまいました(#^.^#)
　　 ゴキ参上！ 上を下へのドタバタ劇
　　 ゴキブリの奇襲に会い鳥肌立ち
　　 天敵のゴキブリ追って脂汗
　　 ゴキブリを追いかけ新聞♪パタンパタン♪
　　 ゴキブリや 嗤（わら）うかのごと 逃げ去りぬ
　　 不敵なり アンテナのごと ゴキのヒゲ
　　 「ゴキブリよ～～～っ！」 悲鳴尻目に逃走す
　　 三回転 不気味なゴキブリの舞い
　　 「ざまぁ見ろ！」 罠にはまったゴキブリめ！
　　 黒い影 ゴキブリと紛う電気コード

　最後の句は解説が必要かも？　昔々、自分で収納した掃除機の電気コードの尻尾が視界の端に入り、思わずゴキブリと勘違いして悲鳴を上げたことがあるのです。シュルシュルシュルッ！　我ながらなんておバカなんでしょ！

　さて、駄作を並べた後番組を見てみました。ゴキブリを兼題にどんな句が登場するのか、楽しみでした。するとすると...なんとまぁ、格調高いこと！　俳句とはこのように作るのですねぇ。愚作の幼稚で品のないことと言ったら...恥ずかしくなってしまいました　（こちらでご覧になれます。）
　ここにも、私のお気に入りを気に入った順に貼りつけてみますね。
　①縄文の面構えしてあぶら蟲　（番組では３番人気でした）
　②ごきぶり（本来は漢字表記）の目の億年の光かな　（２番人気）
　③典雅なる大和ごきぶり飛びにけり　（５番人気）
　④ごきぶりの死してむらさきびかりかな　（１番人気）

　ゴキブリって、漢字では「蜚「虫＋廉」（私のPCの辞書にはありません）」と書くのですね。虫に非ず？？？　確かに、あの不敵な態度は虫を超越しているかも？！


　なお、ゴキブリといえば、９年前の夏に作った駄文を、このブログの「ショートショート」カテゴリーに載せています。よろしければご笑覧ください：
　「『私のアラビアン・ナイト』　１．」・「『私のアラビアン・ナイト』　２．」・「『私のアラビアン・ナイト』　３．」・「『私のアラビアン・ナイト』　４．」

　
　愚作で暑さを余計助長したかもしれませんね。ごめんなさい
　「天敵と言いながら、ゴキブリと聞くとなぜか創作意欲が湧いてしまう」takuetsu＠管理人でした(#^.^#)