えつこのマンマダイアリー

♪東京の田舎でのスローライフ...病気とも仲良く...ありのままに、ユーモラスに......♪

第1章 ある日突然… 13.

2007年03月30日 | 乳がん闘病記
13.
 次に、F先生は検査の詳細を説明した。
 ▽MRI造影検査:患部の大きさと造影パターン(形状)を診断するため
 ▽CTスキャン検査:リンパ節転移や、肺・肝臓・胃などの他臓器への遠隔転移の有無を確認するため
 ▽RI(骨シンチグラム)検査:全身の骨への遠隔転移の有無を確認するため
 ▽採血:腫瘍マーカー値他を見るため
 ▽子宮(頸)がんの定期健診を昨年していて異常なかったのなら、今回は検査を省くこと。
 ▽脳への転移は考えにくいので、検査は省くこと。

 そこまで手慣れた感じで一気に説明すると、F先生は検査伝票を何枚も取り出して書き始めると同時に、看護師に検査の予約とY先生の診療予約を取るよう指示を飛ばした。

 今まで聞いたこともないような用語をたくさん、しかも一度に並べ立てられ、先生や看護師が慌しく動くのを見ながら、私はパニックを通り越して、ぼぉっとしていたに違いない。陳腐な表現だが、いわゆる頭が白くなっていたのだろう。質問をしようにも、何をどこから考えたらよいのかわからなかった。言えたことは、初期で見つけてもらったことに対するお礼だけだった。

 F先生は私を部屋から送り出しながら言った。「今は患者さんがいくらでも情報を入手できますよね。本はいろいろ出ていますし、ネットでも調べることができます。ご自分でも勉強してみてください。セカンドオピニオンを求めるのも自由です」 そして最後に力を込めてつけ加えた。「どんどん治療を進めていきましょう!」

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