ZZR1400に乗る原坊の日記。

カワサキZZR1400、2010年式のことをダラダラ書いています。アクセル全開はしま(できま)せん。ビビリミッター作動!

HIDの不点灯を改善する。

2013-02-21 23:58:36 | 改良(not改造)
本日、仕事を終えてmixiを開くと、昨日のアップで、マイミクはぴすけさんが
無事に帰宅です〜また片目点かない・・・何でなんだろ
とトップ画像のようにつぶやいていらっしゃいました。

そう、今回のブログは原坊のZZR1400ではなく、マイミクはぴすけさんのZZR1400のHIDをいぢった記事なんです(笑)

で、おせっかいな原坊は仕事疲れでぐったりしているはぴすけさんを双方の自宅の中間地点に呼び出し(極悪)、作業することにしました。


20時呼び出しにしたので、とりあえずちょっと早めですがこの時間に出れば間に合うでしょう・・・

あーよかった、早めに出て。ついた直後にアクラ管の爆音がして

はぴすけさん登場っ!

逆サイドから一発。

ん~、左目切れてるぅ(/□≦、)エーン!!


とりあえず、バルブかバラストが逝ってるか、配線の不具合かアース不良と考えてバラすことにします。

あ、作業したのはこちら。

最近できたバイクセブンって量販店を含む総合ショッピングモールの駐車場です。

って・・・

工具どこだよ?って?

ここ!

KIJIMAのトップケース、容量あってねー、こんなに

大きいので、工具箱もしっかり入ります!

で、作業に夢中で写真がまっっったくありませんが(スンマセン)、両サイドのサイドカウルまでバラして配線総チェック。

大手オートバイ販売店の作業でしっかりバッテリー直で電源取り、アースも純正第1次アースポイント直取りで問題ありません。
アース不良はないですね、こりゃ。
リレーまで左右それぞれ使って不点灯対策はしっかり為されている状態でした。ギボシの向きもきちんと基本どおりだし。
ちゃんとやってあるのね♪

が、実際不点灯があるんで・・・

さて、HIDが不点灯になった場合、故障を探すのに次の順番を使います。

仮に、左が不点灯、右が点灯だとしますね。
1・バルブを左右入れ替える。
  これで不点灯が左から右に移ったら、バルブ切れです。

2・上記1で不点灯が移らなければ、バラストを左右入れ替える。
  これで不点灯が左から右に移ったら、バラスト故障です。

3・上記1と2で不点灯が移らなければ、配線の異状です。

ただ、今回は点灯・不点灯を繰り返す状態だったので、1と2はすっ飛ばして、いきなり3からいきました。

熱対策が若干足りなくて、配線束ねてるスパイラルバンドが溶けてましたが、配線自体には影響なし。

各所テスターで見ていきますが、きちんとアースも取れてるし電源もきてる。

ん~、バルブ切れかバラスト故障の線が濃厚か・・・

聞くと今回ついているHIDは88ハウスというメーカーの45Wのもの。
ここの製品はバルブがプラスチック台座なんで、壊れやすいという評判があります。
先日のまっちかさんのZX-14RのHID不点灯改善したときにも、このときは中華メーカーだと思いますがプラスチック台座で、川崎クオリティもあるのか、右側だけが取り付け時に台座の爪が折れるって不具合がありまして。
替えのバルブがあったんで助かりましたが、バルブ台座の爪を原坊が割ったんですよね。

このときの苦い思い出があるので、なるべくプラスチック台座のHIDバルブは着け外ししたくないのが本音(爆)

なんで、1のバルブ左右入れ替えを後回しにして、2のバラスト左右入れ替えをやります。
すると、不点灯だった左側バラストで右側が点灯するじゃないですか(げげ・・・バルブ切れかよ)

一応念のため、再度バラストを左に戻して接続すると、あれ?

左が点灯するっ!(誤爆)

んぁ?どゆことだ??配線だったか???

と、そうこうしている間にはぴすけさんがカウルはずして丸見えのエンジンを覗き込み

あぁ(ノ△・。)川崎病が
と嘆いています。

川崎特有の症状なんですよね、オイル漏れ。
よく川崎病と表現しますが、手足の病気ではなくエンジンヘッドからのオイル漏れのことなんです。(悪意はありません、ご容赦ください)
んで原坊のも見てもらうと、同じく結構漏れてるそうですOrz

さて本題に戻りましょう。
頭を整理します・・・

バルブ切れなら、切れるころに発光色が紫系に変色してるはずだけど、いま点灯しててそれは無い。左右同色のHIDホワイト。
バラストの故障でもない。
アース不良でもない。

配線の途中の接続不良しか考えられんなぁ、これは。

で、すべてのギボシ端子をキツキツにして接続すると、左右ともしっかりと点灯します。

よっしゃ、これでOK!ってカウルをくみ上げていき、サイドカウルを付け終わってガソリンタンク上部のカバーをつけたところで、ふと・・・

あれ、右側、カウル組み上げ前に最終チェックしたっけ?と心配になり点灯チェックすると・・・
今度は右側が不点灯Orz

こりゃおかしい、やはり配線のどっかが弛いんだと右カウルをまたばらし、しっかり巻いたスパイラルバンドをばらしてギボシを再チェック。
1箇所だけ弛いとこを見つけましたが、これか?とカウル外したまま点灯チェックすると、点灯します。


が!一瞬の不点灯を原坊は見逃しませんでした。

配線をぶらぶらって動かすとまた不点灯が一瞬。

どっかが配線弛い。

しかし、どの配線を揺らしても引っ張っても、その後症状は出ず。
仕方ないのでギッチギチに配線きつく接続して組み上げ。

そのまま点灯した状態でカウルも全部組み上げて、再点灯チェック!

はい!また右側不点灯Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン

そうなると考えられるのは、電流不足です。
原坊のZZR1400はおそらく一般的な35WのHID。
はぴすけさんのは45WのHID・・・


原坊の脳裏に昔の思い出が。

TCR20Wっていう、初代エスティマ後期型(ワイドボディ)に乗ってたころ、アースをきちんととってもHID(H4)が不点灯になるときがあり、ライトを一度OFFして再度ONするとちゃんと点灯するってことがあったりなかったりしてて、いろいろ原因探ってたら、初代後期型はブレーキランプが片側3個、左右で6個も点灯するんですが、これを左右1つずつバルブ外すとHIDの不点灯がなくなったんですよ。
バルブ全部入れてても、ブレーキ踏まずにHIDをONすると点灯する。

つまり、HIDのON時に電流が足りずに不点灯になる。
HIDはONに大電流を流して放電(スパーク)をして点灯するんですが、これはON時にしか流さないからON時に不点灯になっちゃうと、OFF→ON操作をしないと不点灯のままになってしまうんだと思われ。

結局、原坊のエスティマはブレーキランプをすべてLEDバルブに入れ替えたことでHIDの不点灯は無くなりました。

で、これをZZR1400に応用できるか考える。

ZZR1400にはライトのON・OFFスイッチはない。
ライトはキーをONにするとスモールだけが点灯し、一度セルを回すまではヘッドライトには電源が供給されない。
セルを回す操作さえすれば、エンジンがかからなくてもヘッドライトに電源が供給されて点灯する。
なんでそんなことになるかってぇと、セルを回すって大電流が必要な行為に対して、ヘッドライトみたいに電流を消費するものはカットしておいたほうがいいからである。

ん~、セルを回して、エンジンがかかったと同時にHIDを点灯させるから電流が足りないのか。そもそもHIDを点灯させるのに電流が足りないのか・・・

足りないなら最初から点灯しないよな・・・

そうか、セルボタンを離すのを遅らせて、エンジンがかかりきってセルモーターが回らなくなって充電供給が始まってからセルボタンを離す(ヘッドライトが点く)ようにしたらどうだろう?

と、やってみる。

ビンゴぉ!

それでも何回かに1回、不点灯が起きてしまったけど、とりあえず大丈夫そうです。
で、記念撮影っ!

6灯全部つけて


その後、サイゼリヤではぴすけさんからご馳走になり、店を出て、さっきのセルスタートボタン操作でもって

一発点灯O(≧▽≦)O ワーイ♪

とりあえず、配線が弛いところもありましたが、これまでの不点灯が配線と電流不足、どっちだったのかはわかりません。
ま、配線触ったときの一瞬の不点灯があったから、配線に原因の一部があったことは間違いないんだろうけど、以後は経過観察ですね。

今後走行中に切れちゃうとかになったら、バルブやバラストを疑うべきなので、時々チェックと異状の連絡をはぴすけさんにお願いしてバイバイしました。


んで無事帰宅。

時間はどうでもいいですね、走行距離19キロでした。