
とある安アパートに住む六十代の痩せ男、
キモタクは、
総銀歯と、
割れた眼鏡をセロハンテープで貼り付けた出で立ちの、
見るからに、
異様なオヤジや。
そして、
キモタクは、
ハッキョイのいう名の腹話術人形を、
常に持ち歩き、
おしゃべりする。
ある夜の最終列車内。
ハッキョイとおしゃべりしていた、
キモタクの席の近くに、
若い女が乗り込んできた。
キモタクは女の胸を見て、
「おい!ハッキョイ!!浅間山や‼️」と大声出すと、
ハッキョイが、
「あぁ😍ばっこんしてぇ」と返答した。
ガチギレした女は、
乗務員連れてきた。
が、
キモタクはハッキョイに、
「こうして陽子の周りを電子が周り、原子が形成されるのです」と言うと、
ハッキョイは、
「センセぇ!すばらしい❗️」と返答した。
女は、
「ごまかすな!!」と叫んだが、
証拠が取れなかったので、
諦めて、
キモタクから遠くて見えない席に、
移動した。
こういうこともあった。
深夜の駅構内で、
キモタクは、
Perfumeのポスターの、
きわどいところに、
顔を埋めていた。
ハッキョイは必死に、
「やめろ、キモタク!通報されるぞ!」と説得していた。
こうした、
異様さと変質の衣をまとい、
今夜もどこかで、
キモタクとハッキョイが、
変態漫談をすることやろう。