ヨウスケと言う、
俺の新しいダチの話。
ヨウスケは、
二十代後半にして、
ジャニ系のかわいさカッコよさでオンナに人気があるが、
ケイジロウ、AM、ケイイチロウの男前ぶりには負ける。
そんなヨウスケの趣味は漫画。
が、
「ひぐらしのなく頃に」だけは、
拒絶反応😳
「彼岸島」とか「東京喰種」とかは大好きなのに。
それで、
理由聞いたが、
絶対に教えないと拒否したので、
吉野家でご馳走したら、
教えてくれた。
ケイジロウ。
これがまた、
非常に恐ろしく、
悲劇的な話になる。
「ひぐらしのなく頃に」にもあるように、
日本には、
とあるたくさんの地区に、
隠された奇習というモンがあり、
出来れば、
触れてはならないもんや。
なぜなら、
それは地域の鎮守の為の祭儀であり、
ゴールデンタイムのバラエティとは一線を画す!
ヨウスケ15歳の夏。
両親の転勤で、
四国の聞いたこともない、
『田部村』とかいう村落へとやってきた。
ヨウスケ自身、
一年ここで過ごしたら、
前いた都会の高校に進学しようと思っていたという。
引越しそうそう、
三人の欅系イケ女子が手伝いに来た。
名前は、
それぞれ、
イナコ、ミゾエ、ウネミ。
イナコは田上という名字があり、
この村落の、
神社の宮司の次女やった。
イナコの姉、
田上明子は、
この村落一の美女やった😍
ヨウスケは、
心も体もムスコもガチhappyやった😍😍
それから、
時代錯誤の木造校舎のクラスメートが、
これまたやさしい😊
ただ、
みんなが、
ヨウスケのことを非血流と呼ぶのだけが気になっていたし、
また、
週に一度の、
ヨウスケ家族以外の、
“結通祭“と呼ばれる、
真昼の村民集会のことは、
秘密にされて、
時が来るまで教えないと言う。
そして、
イナコと田上明子は、
「“結通祭“を見たら、ヨウスケ、終わっちゃうよ」と厳しく言う。
やけど、
見るなと言われたらから見ませんでしたで済んだら、
このブログが困ることになる。
それに、
実際、
ヨウスケは、
好奇心に耐えられず、
見てしまったんやから。
アブラゼミがあちこちで鳴きまくる午後、
ヨウスケは、
前もって、
隠れていた場所から、
“結通祭“を見た。
そこでは、
お宮の祭服着た田上明子が、
クリケットで使う様な平板バットを手にしていた。
田上明子の前には、
一人の村のババさんが、
四つん這いになっていた。
すると、
田上明子は、
「ハァ〜っ❗️」と叫んで平板構え、
「バッコン‼️」と叫んで、
平板でババさんのケツを力一杯叩いた!
ババさんは、
「イットぉしょー‼️」と叫んだ!
ヨウスケは、
思わず、
ふいてしまった🤣
その時、
アブラゼミの鳴き声が止んだ!
シーンとした静寂の中、
村人たちの視線がヨウスケに向けられていた。
イナコがヨウスケを、
みんなの前に引っ張って来て、
「ヨウスケくん。見ちゃったね。もう後戻り出来ないよ」と言った。
田上明子が来て、
「あなたの選ぶ道は二つ。七兆回のケツ叩き😱か?私の助手になるか?」
ヨウスケは、
田上明子の助手になる方を選んだ。
七兆回のケツ叩きより、
はるかにマシやと思えたから。
田部村とは表の名。
本来は『臀部村』。
祭儀“結通祭“は正式に“ケツ痛祭”❗️
臀部村の祭神、
〈御臀部尻結乃命〉(おんでんぶしりけつのみこと)。
村での農作業の為の腰をいつまでも健康にと言う祈願込められた祭儀祭神。
この祭儀に与れない者を非血流と呼び、
祭儀に加わることで、
共同体としての血流を得ることで、
本血流となる。
イットぉしょーの意味は、
ありがとうございましたの臀部村の隠語。
当然ながら、
その後のヨウスケが、
平板持って、
「ハァ〜っ❗️バッコン‼️」言うて、
相手のケツを叩いたことは、
聞かなくてもわかること。
ケイジロウ。
ホンマに、
奇習は、
その地域の命そのもの。
興味本位に近づくなよ‼️