ケイシロウとトークアバウト

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馬場亜子とマスラオの誠のケジメ

2020-01-27 18:13:00 | 日記




馬場亜子の夫のマスラオは、
地域の組の親分方の話し合いの席上で、
こう言った。
「親分方。誠組は、堂々とスーパーでヤク物売ってますさかい。警察とかコワありませんのや!」
それで、
ひとりの親分が、
「ほぉー!さすが馬場の親分。それで、どんなヤク物をサバいてるつもりか?」と問うと、
マスラオは、
「正露丸とバンドエイドをサバいとりますさかい」と、
胸張って、
言い返した。
親分方は、
目で示し合わせた後、
「さすがは馬場の親分!恐れいった!!」と、
マスラオをほめちぎった。

一方、
誠組が経営している誠スーパーでは、
デブいレジのババはんの評判が、
凄まじく、
悪かった。
このババはんは、
客がもたもたしながら支払いしてたら、
「ハヨ金出さんかい❗️」とガナリつけ、
更には、
商品の取り扱いがデタラメなので、
タマゴが割れたり、
豆腐が潰れたりするのが、
日常茶飯事やった。
それでクレームつけようものなら、
「腹に入れば一緒やろが❗️」と逆ギレしたらしい。

ある日、
馬場夫婦と犬猿の仲の、
元ヤクザの魚屋、
ウオ大将が、
チューブの練りワサビを持って、
レジに並んでいたが、
箱を開けて、
中のワサビを出して、
指でこねていた。
そしたら、
レジのババはんが、
「こら❗️金を払う前に中身を出すやつがあるか‼️」と怒鳴った!
ウオ大将は、
「やかましか❗️こら!」言うて、
こねていたワサビを丸めて、
ババはんの目に投げ付けた!!
ババはんは、
悲鳴を上げて、目を押さえ、
「店長❗️店長❗️」と叫んだ!
店長は、
ウオ大将がしでかしたことを、
馬場夫婦に報告した。

馬場夫婦が来たので、
店長がレジに案内した。
マスラオは、
ババはん見つめて激怒して、
店長に怒鳴った!
「貴様!こら。従業員が入らんとかぬかして、豚を置くやつがあるか!人間を雇うのがすじやろが!!」
このマスラオの言葉にババはんは、ガチギレして、
「誰が豚や⁉️」と叫んだ!

馬場亜子はババはんに厳しく、
「こら!貴様。オーナーに向かって何や⁉︎お前を食わせとるんじゃ!ワシらは」と言うと、
ババはんは、
「やかましい!ババア!」と怒鳴った。
馬場亜子は、
「ババアじゃねぇ!馬場亜子じゃ、貴様!!」言うて、
小刀出して、
ババはんの腕を刺した!
ババはんは悲鳴を上げて、
「店長、あんまりです!腕に傷をつけられました!」とキレた。

馬場亜子は、
若いあんちゃん達に、
「まな板持ってこい❗️こいつの指を落とすさかい!!」と命令した。
それでマスラオが、
「貴様!こら。指を落としたら、傷害罪じゃ!」とガナった。
馬場亜子は、
「指はまた生えるわ!」と言い返したので、
マスラオは、
「貴様!こら。指落としても勝手に生えるのは、タコだけじゃ、ババア!」と、更にガナった!
馬場亜子は、
「ババアじゃねぇ!馬場亜子じゃ!!何で貴様は、いつも最後の子を省くんじゃ❗️」とガナって、
小刀でマスラオの腕を刺した!
マスラオは悲鳴を上げて、
「貴様!こら。誰の腕に刃物当てとんじゃ!」と怒鳴った!

レジのババはんは、
マスラオに、
「あたしは、誇りを持ってレジ打ちしてました。珠算も簿記も資格を持っとります。それを、一方的に怒鳴りまくられて、腕を刺されるなんて、あんまりです」と言って、
泣き出した😭
そして、
「このままでは収まりません!旦那さんも、刺されましたでしょ⁉️二人で、しかるべきところに訴えにいきましょう」
と言ったので、
マスラオは、
店長に、
「今からワシら、しかるべきところに行くさかい、店ばんせえや!!」言うて、
ババはんと出て行った。
馬場亜子は、
若いあんちゃん達に、
「あいつら追っかけて、イテまえ😡‼️」と命令した!


2020年度アカデミー賞の私的予想

2020-01-26 23:08:00 | 日記




ケイジロウ、
いつもならシカトするアカデミー賞やけど、
今年は、
ごひいきの、
クエンティン・タランティーノの、
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の結果が気になる。

ちなみに、
アカデミー賞の最高クラスは作品賞やけど、
それは、
映画作品を、
すべてにおいて平等に評価しての価値なんやけど、
映画作品のみの出来不出来の評価は、
監督賞と言うことになる。
カンヌ映画祭では、
作品賞に当たるパルムドールと監督賞の、
重複受賞を禁じている(ガス・ヴァン・サントの「エレファント」は例外やったけど、この映画は傑作過ぎる👍)。
やから、
作品賞を受賞しても、
監督賞にノミネートさえされなかった「アルゴ」の、
ナント、
チンケな出来か😱
やっぱり、
映画作品のズバリな出来不出来は、
作品賞よりも監督賞にある(と思う)。

韓国の「パラサイト半地下の家族」の評判エエけど、
英語圏(英語を母国語とする国の映画)の作品しか取れない、
アカデミー作品賞は無理!
やけど、
監督賞を取る可能性があり、
そうなったら、
暗いニュースしかないウリには、
玉手箱クラスの喜びがあるやろう。
アカデミー外国語映画賞は、
この韓国映画に決まり(と思う)。

そしたら、
アカデミー作品賞の本名は、
「1917命をかけた伝令」!
監督は、
タランティーノを遥かに凌駕する演出力がある、
サム・メンデス。

対抗に、
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」!
映画の基本筋書きシカトのこういう映画は、
シンに、
取ってもらいたい。

穴は、
「ジョーカー」!
この映画は良かった👍
意外と取りそうな予感🧐
主演男優賞は、
ホアキン・フェニックス取るやろうから、
あながち、
「ジョーカー」の作品賞も、
あり得ないことはない。

という訳で、
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」か「ジョーカー」の受賞を願い、
iPadのパネルから、
指を離させてもらう。


すべてはガンジス川の流れのように(2)

2020-01-26 17:04:00 | 日記




あれから40年が経った(ズバリ、今から五年前)。

山田は結婚して、
高校生の一人息子を持っていた。
この息子の学校に、
インド人の交換留学生がきて、
山田以外のクラスメイトを、
カレーパーティーに誘った。

翌日、
インド人留学生(後でジャグジートの甥に当たってたことが判明)はクラスの人気者になっていた。
カレーがガチウマやったかららしい。
その美味さは、
CoCo壱の100万倍とのこと。
ひとり誘われなかった山田の息子は、
寂しさを感じていた。
クラスメイトのひとりが、息子に、
「お前のオヤジ、シンと間違えて、インド人の腕を折ったんだってな」と言った。

山田は、
息子が口も利かずに黙り込んでいる様子が、
気に掛かり過ぎて、
息子の部屋へと足を運んだ。
息子は、
ベッドに腰掛けて、
悲しそうに考え込んでいた。
山田は、
長い時間をかけて、
悩みごとの理由を尋ねたら、
息子はポツリと、
「父さん。昔、シンと間違えて、インド人の腕を折ったんでしょ⁉︎」と言った。
山田は、
愕然とした😱
ついに、
審きのときが来たのだ!
山田は、
声を上げて大いに泣いた!!
息子は山田を抱きしめた。

そして、今、
インドのガンジス川のほとりに、
山田と中村と田中が立つ。
犯した過去の過ちは、
どう正されたらエエんか⁉︎
どうして、
人は誤り謝る人生を繰り返すのか⁉︎
そう、
ガンジス川を眺めつつ、
必死に、
自身に問答した。

そんなとき、
カレーの香りが鼻をくすぐった。
見ると、
手前に、
小さなほこらがあり、
そこに、
茶碗に盛られたカレーがあった。
三人は、
物珍しく、
近づいて行った。

その時、
背後から、
「カレーを喰ってはいけない!」と言う声がする。
誰が喰うか⁉︎とむくれて、振り返った三人は、
同時にガク(愕)が入ってしまった😳😳😳
三人の前に立っていたのは、
あの、
ジャグジートやった。
当然、
ジャグジートも驚いた🙀

ジャグジートの話によると、
きょうは、
自分にさとしを与えた、
ヒンズーの高僧の命日で、
師の大好きなカレーを供えていた。
ジャグジートは、
「もし、師がおられなかったら、わたしは、あなた方を、カレーライスにしていたことでしょう」と呟いた。
三人は、
ジャグジートの前で土下座して、
爆泣きした😭😭😭
ジャグジートは、
やさしく言った。
「泣くのはおよしなさい。人が生きる上においての悲しみ、苦しみ、憎しみは、ただただ、静かに流れるガンジスの川のように、ひとつの場へと向かう過程なのです」
三人は、
ガンジス川を見た。
雄大なその流れに夕日が当たり、
祈りの声が響き渡る。
三人は、
今、
ジャグジートの言葉を、
嫌という程理解した。
その通りなのだ。すべては、なんらかの結末へと向かう流れの途中なのだ。
この流れは、
何度も何度も繰り返し、
ホンモノの意味を見いだすまで、
流れていくことやろう。
ジャグジートは、
「もう、すべてを忘れて、わたしの家でカレーを食べましょう」と言うと、
中村が、
「ありがとうございます。僕はビーフカレーをいただきます」と言った
ジャグジートは、
「友よ。そのような物は、この国にはありません。後で帰国されて、CoCo壱に行きなされ」
と言い返した。


すべてはガンジスの流れのように(1)

2020-01-26 15:53:00 | 日記




今から45年前、
一人の若いインド人が、
日本に来て、
むちゃ美味いカレー屋さんを経営していた。
店名は『ヒンズーハリケーン』。
そして、
当時、
この店は、
繁盛した。

同じ頃、
山田と中村と田中と言う、
三人の中坊が、
金曜日の夜に、
山田の家で、
テレビでプロレスを見ていた。
この日のメインイベントの、
猪木対タイガー・ジェット・シンの闘いで、
猪木はシンにボコられて、
チャンピオンベルトを失った。
三人の中坊は激怒して、
家中の物をひっくり返して暴れたので、
山田の母親から、
脳天チョップを喰らった!

それでも怒りが治らない三人やったが、
田中が、
「もし、シンがいたら、ボコってやる!」と言う言葉に、
ヴァイオレンスに開眼した。
山田が驚いた表情で、
「いたよ。シン!近所でカレー屋してる」と言うと、
中村が、
「絶対そいつはシンだ!さっきのテレビは収録されてたんや!」と言い、
三人は、
奇声を発して、
外に飛び出した!

『ヒンズーハリケーン』で、
後片付けしていたインド人のもとに、
山田と中村と田中の三人が駆け込んできて、
「お前、シンやろ⁉️」と言った。
インド人は驚いて、
「違う。わたしはシンじゃない。ジャグジートだ」と言った。
が、
中村は、
「ジャグジートはシンの本名や!」と怒鳴り、
田中は、
「店の名前のヒンズーハリケーンは、海外のシンのリングネームや!」と怒鳴った!
ジャグジートは、驚いて、
「あなた方は、とっぴに間違えている!」と抗議したが、
山田は、
「やかましいシン!お前の腕を折ってやる❗️」と叫んで、
ジャグジートの右腕をアームブリーカーして、
骨折させた。
ジャグジートは、
「カレーが作れなくなった!」と泣き出すと、
三人は、
「ザマァ見やがれシン」と吐き捨てて、
高笑いして出て行った。

ジャグジートはガチギレして、
法に訴えたが、
判決は、
テレビの影響で一種の錯乱状態にあった未成年者と言うことで、情状酌量の措置としての、一か月の保護観察処分というものやった。
ジャグジートは、
あぜん😳となった。
自分は腕を折られて、
あの特殊な美味いカレールー作りの感覚を、
失ったというのに、
保護観察で終わりとは、
英国法廷顔負けの蛮決!!
山田の母親が、
ジャグジートに、
「子供たちからお詫びです」と言って、
白いレジ袋が渡された。
中には、
ボンカレーが三つ入っていた。

インドに帰国したジャグジートは、
来る日も来る日も、
ガンジス川に行き、
あの三人に対して、
復讐を誓った!
と、
そこに、
ヒンズーの高僧が来て、
「あなたが怒るのはよくない。すべては、このガンジスのごとく、荒々しくも静かに流れ、果てしなく続く。人生と言う川の戯れに、何の意味があろうか?」と言ったが、
ジャグジートは、
「師よ。わたしの人生は、カレーそのもの。焦げたり腐ったりすればおしまいなのです」
と言って、
歩き去って行った。

ケイジロウ、
すぐに続き書くからな。






大きな小人

2020-01-25 18:14:00 | 日記




サダミと言う30代オンナがいた。
乳ガンのステージ2Bで、
長時間手術した。
その為、
体力がガタガタになり、
おまけに、
ガンの再発を恐れるあまり、
精神的にもガタガタになった。

それで、
セラピスト(精神科医)のお世話になろうと、
いろいろな病院を探した。
そんな時、
タイチ君と呼ばれている、
子供のように純粋なセラピストがいて、
とても癒されると言う話しを聞いた。
それで、
サダミは、
タイチ君のいるクリニックに行くことにした。

初診の為、
しばらく待合室で待たされた。
でも、
変な理屈付けて薬を出すオヤジセラピストよりは、
サダミは、
絶対タイチ君がいいと思い込んでいた。
それで、
自分の名前が呼ばれた時、
ワクワク感覚えて、
診察室に入り、
タイチ君見て、
ガク(愕)が入った🙀

サダミに向き合っているセラピストは、
サッカーユニフォーム着て、
サッカースパイク履いた足で、
ボール⚽️をコロコロさせている、
12歳くらいの子供やった。
この場合、
子供のように純粋と言うより、
そのまま子供と言った方がわかりやすいと思うけど---。

看護師たちは、
うやうやしくタイチ君に、
「先生、初診です」と言った。
タイチ君はサダミを見つめ、
「どうしちゃったんさ⁉️」と尋ねた。
声まで甲高い子供やった😳

後で、
サダミが聞いたことによると、
タイチ君は、
低身長症とあらゆる成長障害によって、
肉体の成長がストップしたとのことやった。

そんなタイチ君に、
サダミは、
死ぬことの恐ろしさで、
心が千にちぎれたことを告げた。
タイチ君は、
「ふぅーん。大変なんだね」と言った。
そして、
コロコロさせていたサッカーボール⚽️をいきなり踏みしめて、
「でもな、死ぬってこと、決まってねぇんだろ⁉️クヨクヨすんなよ。それよか、再発しねぇように生活していくことの方が大事じゃねぇのか⁉︎」言うて、
ドイツ語でカルテに書き込んだ。

タイチ君の言うとおりやった。
死ぬとは決まってないことを、
決まったかのように、
悩み続けていた。

そんな自分に対して、
タイチ君は45歳なのに、
その姿かたちから、
おおやけに、
酒🍶やタバコ🚬は飲めない。
性欲解消の為のにゃんにゃん系風俗店にも入れない。
いつもスマホゲームか、
近所の少年サッカーチームでプレーするしかない。
そしてチームのダチどもが、
成長して、
カノジョ作って、
車持って、
酒🍶とタバコ🚬しても、
タイチ君は無縁。
タイチ君は、
彼らを見守るだけ。
おそらく、
ダチ達の息子たちとスタメンはることになるやろう。

サダミは思った。
タイチ君の人生は死んでるも同然。
それなのに、
自分の悩みのいかに小さいことやろか😢
サダミは、
ありがとうタイチ君と、
心で何度も呟き、
抗うつ薬もらって帰った。