
映画が始まった途端のニッキー・ブロンスキーの歌う『GOOD MORNING BALTIMORE』を聞いた瞬間に 「来て良かった!!」と思いました。

ニッキー演ずるトレーシーはおしゃれもダンスもバッチリの高校生。 ただ、体型が


でも、彼女はそんなこと、全然気にしないで 温かな家庭で育てられまっすぐな性格の女の子になっていた。
そして、彼女の憧れのテレビショー『コーニー・コリンズショー』に出演し、ミスヘアスプレーを目指すことになる。
そこで、ハンサムなリンクとも知り合うが・・・
まあ あらすじはこのへんで。

とにかく 歌もダンスも衣装もステキなミュージカル、いかにもアメリカ、といった感じの明るいミュージカルでした。
でも、結構重いテーマもあったと思います。
実は私、デモのシーンのメイベルの歌を聴きながら泣きそうになりました。
私だけ?と思ったら隣の人も泣いてました。
60年代のアメリカってどんな時代だったのかなあ?
舞台となったボルチモアは人種差別の激しい地域だったみたいだけど。
人種差別や体型なんて関係なく 音楽、ダンスのすばらしさから たくさんの友達を作り、新しい動きを作っていったトレーシーにアメリカの願いがこめられているように思いました。 でも、それは実はアメリカの中で未だに残されている課題でもあるようです。
映画の内容とは あまり関係がないかもしれませんが、日本ではいわゆる差別用語とされてる言葉が映画の中で使われていたのですが アメリカではOKだったのかなあ?
字幕では 当たり障りのないように訳されてたけど・・・
微妙な問題を含んだ内容ですが それを堂々と映画にしちゃうアメリカはすごいかも・・・
それに 難しい問題を難しく語らず 楽しさの中にぽっと入れちゃうことで みんながそういう問題を考えるようになるのかもしれません。
それにしても 必死でジョン・トラボルタを探したら・・・まさかお母さん役だったなんて!

ジョン・トラボルタのお母さんとニッキーの歌声とダンス、そしてバービー人形みたいな女の子たちの衣装を見るだけでも行く価値十分の映画です

私、また行きたくなりました
