公式サイト
ピクサー20周年目の作品になるそうです。
意外にも私、初ピクサーです。
11歳の少女ライリーの脳の中の感情たちの冒険物語です。
生まれた時にまず喜びの感情が出てきます。
それから『イカリ』『ビビリ』『ムカムカ』『カナシミ』などの感情が出てきてライリーを守っていきます。
幸せで楽しい思い出の多かったライリーですが ミネソタの田舎からサンフランシスコに引っ越した。 知らない町、知らないクラスメイト・・・
ライリーは不安を隠し登校する。
しかしライリーの脳の中ではカナシミが勝手にライリーの『特別な思い出』のボールを触ってしまい楽しい思い出が悲しい思い出に変わってしまった。
自己紹介をしていて泣き出すライリー。
脳内ではカナシミが勝手にボールを触ってしまい それを止めようとしたヨロコビと共にふたりは脳の司令塔から飛び出してしまう。
『ヨロコビ』と『カナシミ』の感情を失くしてしまったライリーは・・・・
夏休みなので小学生たちの姿も多かったですが 高校生、大学生たちもたくさん来ていました。
幅広い年齢のお客さんが楽しめる映画だと思います。
でも、どちらかというと 高校生以上の年齢の方が深い感動を覚えるのではないでしょうか。
感情の働きを本当に分かり易く説明している映画だと思います。
生まれたての赤ちゃんは命を守られ『快』の感情を持ちます。 それから他の感情が出てきてその人の性格を形作っていくのでしょう。
ライリーに悲しい思いしかさせない『カナシミ』の存在がヨロコビには不思議で仕方ありませんでした。
だけどカナシミも大切な心の働きのひとつだということが映画を観ていくと分かってきます。
忘れていた思い出、ライリーが空想して作った友達『ビンボン』などなど・・・
あっという間に観終わった映画でした。 そして 映画館のあちこちからすすり泣きの声が・・・・
私の隣の席はお母さんと中学生か高校生くらいのお嬢さんでした。 そのお嬢さんも泣いていました。
思春期の複雑な心をとても分かり易く表現している映画だったと思いました。
追記:映画本編とは関係ないのですが 映画の前に延々とドリカムの音楽が流れたり、ショートムービーで火山の物語が流れるのはちょっと・・・嫌でした。
ドリカムの音楽はエンドロールでいいし、火山のアニメは正直不用ではないでしょうか? 本編とは全く関係ないし なかなか映画が始まらなくてちょっとイラっとしました。