山岳会の今月の平日山行は武蔵増子駅を出発し最初に大悲願寺に寄り有名な白萩を見学しました。
こちらの白萩には歴史があって伊達政宗がこの白萩を気に入って所望されたという古文書が残されているそうです。
お寺を出たあとは横沢入という里山保全地区に行き秋の景色を楽しみました。
田んぼでは稲穂が黄色く色づいていました。 そして近所の小学校の生徒さんたちが稲刈り体験をしていました。
今回の計画を立ててくださったリーダーさんはこちらで紹介したいものがあります、と連れて行ってくださったのがこちら。
ロープを使って登っていた先にあるこちらの穴は実は防空壕の跡だそうです。 といっても人が入る防空壕ではなく立川の軍施設にあった飛行機の機材などを疎開させこちらに入れて守ったのだそうです。 こうした防空壕跡がいつくか残されていました。 それからこんなものも。
こちらは地元の人たちから『戦車橋』と呼ばれているそうです。 こちらも戦争の遺物で戦車ではなく荷物を運んでいたトレーラーかなにかの部品が残されていたものをこちらに置いているのだそうです。 戦争って77年前?
そんなに永い時間、こうして残されているんですね。
横沢入をのんびり散歩したあとでいよいよ登山開始です。
写真では分かりづらいのですが こちら、恐ろしく急な坂でした。頑張って写真を撮ろうとしたのですがその凄さが伝わりません
この写真はかなり楽に登れる場所に撮ったものですが 御覧いただけますか?左の木にロープが張られているのが。
次々と出てくるロープ・・・
300mくらいの低山、と侮っていたのが大間違いでした
いつ転ぶかハラハラしながら山を進み眺望もない道を進みました。
ヨレヨレになっているのにリーダーさんが寄り道を提案。「ここには伊奈石という石を切り出して石切り場跡があるので行ってみましょう。」ええ~!! せっかく登ってきたのに道を下るんですかい?
内心ぶうぶう言いながら石切り場へ。
下るのは大変でしたが珍しいものが見られました。 行って良かったです
石切り場からちょっと登ったところが山頂でした。
恐々下って次は天竺山へ。
天竺山の方はよく整備されていて神社もありました。
下りは延々と階段を下りました。
今回は時間は短時間でしたが お寺あり、花あり、田んぼあり、歴史あり、の盛りだくさんの山行でした。
いやあ~・・・里山は侮れません。