オトナになってから私は寝付きがとても良くなりました。
しかし20歳まではひどい不眠症に悩まされていました。
特にひどかったのが幼児期で 一晩中眠れないこともありました。 そんな私のために母や祖母は毎晩タマネキを半分にカットしたものをお皿に乗せて私の枕元においていました。
あれは意味があったんだろうか?・・・ナゾですが・・・・
母や祖母の話ではタマネギは目に沁みて涙が出るからそれで眠くなれるんだ、と不思議はことを言ってましたが どう考えても涙が出たから眠れるってものではありません。
今にして思い返せば 祖父母、曾祖母に育てられた私、思いっきり外で遊ぶという経験はさせてもらえませんでした。
一日中家でじっとしているように言われていた私は疲れて眠くなる、ということがなかったんだと思います。
ホント不眠症は辛いです。
・・・・とここまではレコードには全く関係がない話でした。
中学生くらいになると学校が遠かったこともあり通学やら何やらでだいぶ寝付きは良くなってきたのですが それでも寝付きが悪い時もありました。
子ども頃のように体力を持て余して眠れなくなったのではなく いろいろ悩んだり刺激が多くて眠れなくなっていたのだと思います。
そんな夜にオスカー・ピーターソンのレコードを掛けながらベッドに入ると最後の曲にたどり着く前に寝られることが多くありました。
ものすごく眠れない日はA面が終わりB面を聴く日もありましたが B面を最後まで聴かなくても眠れました。
睡眠導入剤としてこのレコードはとても貴重でした。
今回久しぶりにこのレコードを聴いたのですが やはり心地よい音に癒されました。
ゆったりした気分に浸りたい時、オスカー・ピーターソンはオススメです