職場の方に文楽鑑賞の趣味の方がいらして 鑑賞を勧められました。 歌舞伎は好きで何度も観たことがあるのですが 文楽は高校の時に鑑賞教室があって観に行ったことがあるだけです。 当時はとにかく眠くてたまらなかった記憶しかなく 大丈夫かなあ、と思いながら国立劇場へ。
以前鑑賞してから数十年経っています、感性も随分変わっているし、おもしろい演目だったこともあり 楽しく鑑賞できあっという間に終わってしまいました。
今回の作品は源氏と平家の戦いの中の平敦盛と熊谷次郎直実のお話でした。 高校の時に古文の授業で習ったことを覚えていて興味深く観ることができました。
文楽をこんなにしっかり観たのは初めてだったので 新鮮な感動がたくさんありました。
たとえば舞台が始まる前に黒子が登場し、『〇〇の段』という感じでこれから演じられるお芝居を紹介したり 義太夫を歌う人(太夫?)や三味線を弾く人が場面ごとに交代するとか・・・・
人形の動きも想像していたのよりはるかに細かく繊細でした。
忙しい日々が続いていますが こうした時間を大切にしていきたいと思います。