キュートなバアサンになるために

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『英国王のスピーチ』

2011-03-01 22:53:43 | 映画

公式サイト
 これは 私的にとってもオススメの映画です。

ご存知のように アカデミー賞で4部門を受賞した作品です。
そのためでしょうか、今日の映画館では満席になっていました。
 だけど、映画館側は地味な作品だと思っていたのではないでしょうか、客席数の少ないスクリーンでの上映でした。
 もっと大きなお部屋で上映した方がいいと思うけど・・・

 私は子どもの頃、なぜか伝記に凝っていた時期があります。
学校の図書館でいろいろな伝記を借りて読みました。
定番の『エジソン』『野口英世』『キュリー婦人』に加え、なぜだか『エリザベス女王』なんていう伝記も読みました。
 かなり変わったチョイスというか・・・なぜエリザベスⅡ世???
私は 図書館にあったから読んだだけなのですが・・・

 随分昔に読んだ本なのに とても印象的で今だに覚えていたのが エリザベス女王の父君は 国王になるはずではなかった方なのに 兄が王位より恋人を選んだため 突然王位に就くことになり ある朝突然立場が変わってしまったことに幼いエリザベスが驚いた、と書かれているところでした。
 その国王の話だし、何よりも私がこの映画に行きたかったのは 国王が幼い頃に左利きを無理に矯正した影響で吃音に悩んでいた、ということです。

 実は私も 小学生の頃、無理矢理左利きを矯正され、ひどい吃音になってしまい、いまだに少し吃音が残っているのです。
 ある日いきなり左手を胞帯でぐるぐる巻きにされ 右手だけで過ごすように言われ、言葉を発する前に言葉が出てこなくなったり 語頭を何度も繰り返すようになってしまいました。
 まあ、私の場合 のんびりした性格で あまり吃音を悩まなかったし、生まれつきおしゃべりだったので平気でしゃべり続け、 吃音でひどい劣等感を持つことはなく、家族も友人も私の吃音に全然気づかないそうですが

 さて、映画は そのスピーチをすることがとても苦手なジョージ6世が 自分の弱さと向き合いながら苦手なスピーチを話せるようになるまでを 妻の支え、言語矯正の専門家のオーストラリア出身のロークとの友情を実話に基づき描かれていきます。

 皆に支えられて行なった最初のスピーチが第2次世界大戦参戦表明のスピーチだったとは・・・ちょっと悲しい話です。

 アカデミー賞受賞は関係なく 感動できるすばらしい作品でした。 
コメント (6)
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