タマリの 希望・日常・幸せブログ あ~今日も一日おもろかったい

すっとこタマリのこれでもビジネスブログです。食卓の風景とともに,じわっと笑顔を届けます。

待つ女

2011-08-15 10:45:15 | おもろかったい
おはようございます。
アトリエebcの「カフェたまり」オーナー  クメタマリです。


 マックを使っていると、ビスタの立ち上がりの遅さには対応できません。

「ふん、そんなに待たせるなら、わたくし、うちに帰らせて頂きます」

という感じになる。

(「貸してやってんだぞ~文句をいううな~」と、娘が叫んでいるのはまあ、無視して。)

「待つ」といえば、高校生の頃、近くにあった、教駒(今は無き,教育大駒場高校ですね。)の学生たちと「待つ女」という映画を撮ろうとしていたことがありました。
男ばかりのかの高校は、ESK などというサークルを作ったはいいもの、映画に出演してくれる女子を探していて、女子率80%のわが校に白羽の矢があたったのでした。
今、CMなどでTNP→低燃費などとふざけているが、ESKも似たようなもので、映画・作成・研究会というのが、その正式名称でした。

 まあ、私は右も左もわからず、ただ駒の一つで言われるままに動いていただけ。

 台本の元になったのが、確か結構著名な作家の同名の短編でした。内容も、作者名も一向に思い出せないのですけれど、やはりタイトル通りただ、待つばかりの女の話だったと思う。
私は、どうもその待つ女が自分の母に重なりあう気がして嫌だったのを思い出す。

 いま、女たちはまつことをしなくなったように思う。
外に出かけていき、待たせることをしても待つことはない。
少なくとも、私はそうなった。
それでいいと思う。

 その私が、飲食業という、ひたすら待ち続ける職業に付いているのも因果なものだとふと思う。

 映画は、完成することなく、結局参加していた女子も私を残して一人残らず去り、別の企画に移行して別の映画ができた。

 ただ一人,出演していたのに、私はその映画を見ていない。