初めての北陸勢同士の決勝戦・・・どちらが勝っても北陸に初優勝をもたらす決勝戦
富山第一高校(通称とみいち)対石川星稜高校
全国高校サッカー4166校の中で国立のピッチに立てるのはわずか4校のみ
日本全国の高校サッカーファンは毎年この国立での準決勝・決勝をとても、とても楽しみにしている
国立競技場での最後の試合となるためすごい観客・・・その数48295人・・・当日売りは朝6時から列ができ、すぐにソルドアウト
37年の歴史にピリオドを打つ試合にふさわしい手に汗にぎる接戦となった
とみいちはバス41台で雪の上越道を出発総数2500人
監督は大塚一朗・・・UEFAライセンスAをもつ洗練された監督でキャプテン大塚翔は次男である親子鷹
石川星稜は同じくバス41台で昨夜8時に出発、一般応援ツアーを募ったら10分足らずで完売・・・総数6000人
監督は川崎 護
試合はとみいちのボール支配率が高く準決勝の時からの印象・・・ちまちまとよく動くチームという印象
対する星稜は大きな選手が多くてダイナミックな印象だったが決勝戦ではやや雑なパス回しが目立つ
とみいちが10本以上のシュートを放ったのに星稜の固い守備に阻まれ得点は0点
星稜はラッキーな感じの否めないPKでキャプテン寺村介が決め1点(寺村には笑顔はなかった)
2点目を森下泰希が決め試合の主導権をにぎり、後半も終了
誰もが優勝旗をその手中に収めたかに見えた星稜からするりとツキがこぼれて落ちた
残り3分足らずで高浪がきれいなシュートを放ち星稜今大会初失点
その後・・・アディショナルタイム・・・残り1分30秒で森下が与えたPK
落ち着いて親子鷹キャプテン大塚翔が決め・・・同点
延長戦も後半にもつれ、いよいよとみいちのPK専用キーパーを入れようかとしている中
後半9分左足のスペシャリスト村井和樹のスーパーゴールが決まり劇的な幕切れとなる
とみいちは地元の選手が多く、大塚監督が「田舎の高校でもやればできるんだ!!」と述べていたのが印象的だった
劣勢にも決して負けないしなやかさが美しかった富山第一高校・・・初優勝おめでとう
来年の決勝戦は埼玉アリーナスタジアムを楽しみにしている