これからの光:飛行機の読書燈:LED光

2006年10月01日 | 人生は旅である。
私たちは、人工照明によって夜をすごしています。電球を発明したのは、言うまでもなくトーマスエディソンですね。

白熱電球は、電流と抵抗の間に熱が発生することで、光が出るという原理でした。わかりやすく言えば真空のガラス球のなかでフィラメントをゆっくり燃やすといったことでしょうか。

つぎに現れたのが蛍光灯です。こちらは、電子が蛍光管の中を飛ぶときに、管内で蒸発し気体となっている水銀電子に衝突します。この衝突により水銀電子が紫外線を発生します。ま、わかりやすく言えば稲妻のピカっていう光をガラスチューブの中に押し込めたようなものでしょうか?

そして、わたしたちは新しい光を見ることになりました。それは、LED光というものです。こちらの原理は、エネルギーの高い「伝導帯」からエネルギーの低い「価電子帯」にある空席に落ちるときに失われたエネルギー光(hν)として放出されることによって出てくるもの、ナノデス。
はい、私にはよくわからんですが。いわば電子そのものが発する光といっていいと思います。

近代の人類の技術文明は、一面では、電子をいかに自分のものにするか、というものであったと言ってもいいのだと思います。

そして、LED光という新しい光を得て、また一歩次に進んでいるのだと感じています。

昨日、ANAの飛行機の席で読書灯をつけたときに、いつもと違った白青い明るい光だったので、見上げたらそこには三つのLEDがまぶしく光っていました。