可真人(かまど):天神橋筋六丁目:焼き鳥:竃(へっつい)さん

2006年10月04日 | 人生は食である。
天神橋筋六丁目駅、13番出口を西にとって、地下鉄中崎町駅へ向かう道沿いは、昔ながらの町屋の立ち並ぶ界隈です。茶屋町が再開発でどんどん変わり続けているので、このあたりの町並みは保存風致地区としてまた、世界文化遺産にでもしていただきたいほどの風流な雰囲気が漂っています。

その中にある焼き鳥屋「可真人(かまど)」

がらりと引き戸を開けて、中に入るとこれまた懐かしいカマドの香りがします。私の実家にも子供のころにはカマドがあって(へっついさんといっていたけど)朝、眠気眼で起きていったらいつもほんのりと木の焼けるにおいと、茶粥の香りがしていたものです。どこか、"帰ってきた"懐かしさがある店です。

靴を脱いで奥の席に座るとどこからともなく蚊取り線香のにおいが流れてきたりします。

焼き鳥は、板場さんが心を込めて焼いたのがよくわかる、気持ちの入った美味しいもの。

こんな店で、男三人と女一人仕事の憂さをはらす一夜でございました。