よれよれ日記

谷晃うろうろ雑記

雪とけ、花ちり、人なく。

2012年02月19日 | 雑事万端
2011feb19_大田口カフェ


国道32号線を大豊町豊永まで走り、福寿草まつり、というものを見物しようと。

山道に入り、日陰の雪が凍り、車が坂を上がらなくなる。

登りは勢いで上がれたが、
下りるときはそろそろ爪先立ってあるくように。

国道に戻り、大田口カフェ。

若い店主が幼子を抱いている。

薪ストーブの上で、湯がさんざんわいている。

向かい側の山、杉の木にも桜にも雪が積もり、
ときどきばさばさ落ちてくる。

まだ朝陽の名残で、
枝の先まで雪がついているように。

空は青いのに、しんとしている。

見えないけれど、誰か近くにいるような、
声と声のあいだの、その静けさのように。

降っては消え、咲いては散る、人も絶え絶え。

と、ひとりごちた。


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