中学3年生の夏にテニスを始めて、恥ずかしながら半世紀を超えた。
ポンコツ老体で、ここ数年腱鞘炎気味。
ずっとフォアハンドをイースタングリップで、掌(てのひら)の延長上でボールを打ってきた。
手首に衝撃が走るのを怖れて、サポーターを巻いて恐々(こわごわ)振っている。
Youtube で、じいさんテニスと若い衆、さらに次世代のフォアハンドの比較を見た。
Tennis Forehand - Next Gen vs Modern vs Classic
錦織のような芸当はできないが、厚いグリップで軽く振ることはできないかしら、試してみた。
掌で押し返すのではなく、グーの拳骨(げんこつ)で弾く感じ。
慣れないので、方向性は定まらないが、ボールは飛んでくれる。
それに、手首にかかる力の方向が、ボクシングのアッパーカットのように、拳骨を突き出すにようになるので、手首の腱に衝撃が来ない。
グリップを変えるだけでこんなに違う。
誰か教えてくれたらよかったのに。
テニスで50年、自損事故を繰り返してきたようなもの。
とほほ。
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