よれよれ日記

谷晃うろうろ雑記

吸江防災会、避難場所経路下見。

2007年09月16日 | Weblog
実家のある町内の「自主防災会」で、震災発生時の避難場所と避難経路の下見に参加した。

 南海地震が発生した時には、前回の昭和21年南海地震の4倍のエネルギーで100秒間揺れが続き、地盤が1メートル近く沈下したところへ、10分から30分後に高さ2メートルの津波が来ると予測されている。

 最初の揺れで建物や家具の下敷きにならずに済んだら、何度も押し寄せるであろう津波から逃げなくてはならない。そして水浸しになりライフラインがとぎれた状態で三日間くらいはこの町内だけでしのがなくてはならない、というのが現状で「出来ること」のイメージになる。

 町内に古くからある山側のお寺やお宮が避難場所として考えられていて、十数名の参加者で車の通れる往来から、車の通れない裏道に回り、避難場所・避難経路を見て回った。
 「小学生の頃ここにはわき水、あそこには沢が。」と口に出してみて少し驚いた。子供の頃毎日歩き走り回り隅々まで知っていたつもりの町内のことを、今の時点で本当によく知っているのだろうか確信が持てない。四十数年前から見知っているはずの町内なのに、普段通らない場所で宅地を造成している現場に出くわし驚いてしまった。

 想定されている「大陸プレート型地震」は2030年代の発生が予想されているというが、それ以外の「直下断層地震」だって起きるかもしれないし、集中豪雨で地滑りが発生するかも知れない。

 今日の参加者には80歳代の先達もあれば、おじいさんにくっついてきた3歳くらいのお嬢ちゃんもあった。これから先何が起こるかわからないけれど、その子がまた「次の地震」を懸念する日が来るかも知れない。

 何はともあれ、命をつなぐ、ということに尽きると知った。


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