ひびこれこうじつ

とりとめなく、日々の覚書です。

梅が枝と牡丹と未来のミライ

2019-02-22 10:54:14 | 日々のこと
庭師のお兄さんにもらって居間に飾った梅の枝は見事に満開になって、ずいぶん長い間、楽しませてくれた。

梅の枝は「梅が枝」とも言う。響がき美しくて、とても良い言葉だと思う。桜が枝とか、桃が枝とか言わないのに、なんで「梅が枝」なんだろう。やっぱり響きが悪いからかな。

テレビで細田守監督の『未来のミライ』がアカデミー賞にノミネートされたと報じていた。無人島に一本DVDを持っていくなら、同監督の『サマーウォーズ』、と心に決めている私だが、実は未来のミライは観ていない。アクション系の映画が好きなんだもーんw
「へえ、劇場で見ればよかったね」
とぽんぽんと話してたら、日本語を外国語に訳すのって難しいだろうね、とぽんぽんが言った。
「いや、英語を日本語に直しても、やっぱりニュアンスは伝わらないだろうけどね」
「まあ、そうなんだけど、日本語ってオノマトペとかあるじゃん。あれ、英語にはないよね」
「そうだねえ」
「日本って雨を表す言葉が60種類あるんだって。古典の先生が言ってた」
「へええええ」
「あと、桜は咲いて散る、椿は開いて落ちる、梅はほころんでこぼれる、って言うんだって」
「おおおおお」
古典系でぽんぽんに教えられるようになっちゃ、そろそろ私も焼きが回ったもんだが、梅がこぼれると言うのは知らなかったな。

ちょっと調べてみたら花の散り方を表す言葉として、ほかにも、朝顔「しぼむ」、菊は「舞う」、芍薬とか牡丹はなんと「崩れる」なんていう言葉があるのだそう。

あの豪華絢爛な牡丹が、崩れる……。
なんかいいなあ。


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