電車の座席に座っていたら
前にいた夫婦がヒソヒソ声で会話していた。
妻「高校野球のセンバツ出場チームに
なんとかクリスト高校が選ばれなかったのはおかしいよね」
夫「だよね。準決勝で負けた大垣日大高校が選ばれた。
選考委員の中の仕切り役かなんかが、日大のOBかもしくは
キリスト教系の学校が嫌いな人なんじゃないの」
しばし沈黙。
夫「高野連と朝日新聞のタッグの高校野球って
昭和の香りがプンプンする高野連と
革新を標榜するの朝日新聞が仲良しというのも不思議な取り合わせだな」
妻「朝日って、本性は古いんじゃないの」
夫「アレは何年前だったか。
夏の甲子園の予選。
神奈川大会の準決勝か準々決勝の
東海大相模高校の試合で
ある選手が試合中にボーンヘッドをしたら(東海大相模の)監督が
その選手を平手打ちしたんだよ。
そしたら『暴力はけしからん』ということで、高野連は次戦の
東海大相模の試合出場を取り消しにしたんだ」
妻「ええっ。どうして?だって暴力はいけないのはわかるし
その罰を、暴力をふるった相模の監督だけが受けるのならまだわかるけど
なぜ被害者の選手たちが罰を受けなければならないの」
夫「さあ。そこが高野連の高野連たるところで、一般人の普通の常識とか
当たり前の感覚が通じない、悪い意味での昭和の遺物だってことさ」
しばし沈黙。
夫「朝日新聞出身の谷口源太郎というスポーツライターは
この高野連の措置を擁護してた」
妻「へぇ」
夫「こいつはまた、松坂投手がいた横浜高校の
<センターからのサイン盗み疑惑>のときも、確かラジオの荒川強啓の番組で
『サイン盗みなんかしなくても強豪校なんだから勝てるのに。残念だ』みたいな
ことを言っていたが。
アレって結局、横浜高校の渡辺監督を逆恨みしてる元野球部員かの
フェイクニュースだたわけでしょ。
谷口は渡辺監督に「すみません。早合点してしまいました」ってちゃんと
謝ったのかな」
妻「マスコミって、自分が鳴らした警鐘が的中すると、鬼の首でも取ったような顔を
するけど、間違えると何事もなかったようにシラーとした顔で、そのことについて
は話題にも取り上げなくなる。そういうものよ」