はな兄の1分で読めるエッセー

ふと脳裏に浮かんだ雑感を気ままに綴った日記

テレビが回復した

2025-02-06 02:12:08 | 病気

かあちゃん猫にとっては何匹めだかさだかではないが

今の子猫たちが1階居間で運動会をしていたので

もしやと思って

テレビの周囲を点検したら

白いコードが外れてました。

それをコンセントに差し込むと

地上波のテレビが鮮やかに映りましたよ。

にゃ~んだ。

子猫たちが外しちゃったんだ。

 

治るといや

ボクモ糖尿病とその合併症の腎不全が治ったわけど

より辛かったのは

それらのストレスからくる精神的病(やまい)でしたね。

精神に不安定を引き起こし

もはや病的と呼ばれるまでになる糖尿病患者は多い

とくに若い女性や真面目な患者に多い気がする。

なぜ糖尿病の合併症の一つに加えられていないのか

つくづく不思議だと思う。

ボクは強迫神経症になった。

1日に何回も手を洗うというやつだ。

難聴の進行で悩んでいたベートーベンもそうだったらしい。

しかしそういう土壇場の所で

『第九』という最高傑作が生まれたのだから皮肉なものだ。

 

ところで

そういう糖尿病患者の『七転八倒の奇行』について

家族の理解を得られるかというと

おそらく100パーセント得られない。

健常者たちは

せいぜい「糖尿病は甘い物を食べなきゃいいんでしょ」

なんてトンチンカンなことで述べて

知ったつもりになってるからだ。

そんな時自分を救うのは自分しかない。

重い腰をよっこらしょと上げ

当時、飯田橋にあった警察病院の精神科

加藤先生の診察を受けた。

先生に症状を説明し、さらに

「実は先週、父に『おまえは病気に甘えてるんだ。エチオピアの飢えた子供たちを見ろ。よっぽどお前より気の毒な子どもたちなんだぞ」と言われ殴られました」

と訴えると

数日後

加藤先生は父を呼び出し

コテンパンにしかりつけたという。

有難かったなあ。

一方、強迫神経症は

先生から処方してもらった薬で

目に見えて回復していったのだった。

精神の病気というと

つかみどころのなく

どうしてよいかわからなくなると思うけど

よっこらせと自らを奮い起こし

前へ進もうとする意欲さえあれば

なんとかなるって。

 

 

 


ご冥福をお祈りいたします

2025-01-29 01:06:33 | 病気

森永さんは頑張ったなぁ。

 

普通の人ならとっくに旅立っていたところを

持ち前の根性と

「世間の人に自分の考えを残しておきたい」というモチベーションで

この一年間

全力で走り抜いた。

 

素晴らしい人生の1ページだったと

ご本人も大満足の一年だったんじゃないだろうか。

年下の私がこんなこと言うのも偉そうで申し訳ないが。

 

森永さんはしょっちゅう「私ってモテないんですよね」

なんて言っていた。

何年前だったか

ニッポン放送の番組で

当時浮気が発覚したタレントの峰竜太に

「どうやったらそんなにモテるんですか」

と真剣な口調で質問していた。

後で森永さんに私が

「モテないモテないと言うけけど、森永さんには

いい奥さんも子供もいるじゃないですか」

とメールを出すと

「アハハ。まあそうですけど」

と返事。

笑ってる姿が浮かんだ。

 

『経済学』という

いかめしくて高いハードルを

わかりやすい解説で

跳びこえやすくさせてくれた功績は計りしえない。

 

67年の人生は長いとは言えないが

足跡は普通の人の100年に値すると思う。

 

 


最近気がついたこと

2024-01-16 17:26:07 | 病気

高校時代入院してたら

60代70代の同室の患者が

「最近さ、新聞で真っ先に読むのが死亡欄なんだよな」

「そうそう」

と、頷き合っていた。

私は

「へえ、そんなもんかいな」

と、今一つピンと来ていなかったが

最近になって、あの言葉が

心にズキンと突き刺さる。

 

 

ネットの有名人のニュースでも

突然死だのガンの話が多い...気がする。

いや、まてよ

最近特に(突然死やガンの)数が増えたということでもないんだろうから

たぶん

自分がそういうニュースに関心を抱きはじめ

ついつい視線を向ける回数が多くなっているから

すごく増えてきたような錯覚をしているのかもしれない。

 

ま、とにかく

明日は我が身

気をつけていて損することはない。

また、上記の当事者の

「あのとき、ああすれば結果は少しは変わっていたかも」

という言葉は貴重で

耳をダンボに目を皿のように注目すべきだと感じる。

自分にもいずれ参考になるかもしれない

と言ったら

イヤラシイ言い方になるが。

 

 

ところで

『江戸川不動尊唐泉寺』

をご存じだろうか。

ここは、ガン除けのご利益のある

お寺だそうだ。

住所は

江戸川区北小岩7-10-10

である。

 

 

実は...私は

 

8才(1969)から5年間

 

北小岩7-10-9

に住んでいたのだ。

えっ。

じゃアナタお寺の方?

と、問われるだろうが違います。

 

 

ここらは当時

自警会住宅という

2軒長屋の集合住宅群といえる一帯になっていた。

どんな住宅かというと

毎日、天井裏で

ネズミたちがドタバタと運動会をしている。

壁がひび割れていて

指でグリグリすると

粉を吹いて指がめり込む。

壁の中に植物の枯れたのが埋め込まれてる。

安っぽい白っぽいコンクリートみたいな瓦

木造建築というのは名ばかりで。

リンゴ箱の再利用かと見まごう板を

ミノムシのように張り付けただけの

時代劇のワンシーンで

高利貸しに踏み込まれ

病気のおとっつぁんと気立ての良い娘が暮らす

そんな住宅と言っても過言ではないボロ家である。

改修する予算が自治体や政府になかったわけじゃないだろうが

意図的に

ボロ屋にしておく必要があったのだと思う。

 

 

自警会住宅の人口はどのくらいなんだろう。

えーと。

1500人ぐらいかな。

全員が警察官およびその家族である。

ちなみに

江戸川の土手のすぐ近くだった。

江戸川堤を超えて

河川敷を見渡しながら

土手の上の道を下流方向に行くと

京成線の通る鉄橋があり

その鉄橋の下の河川敷に

『バタヤ部落』と私ら小学生が呼んでいた

ベニヤとかトタン屋根の家の集落があった。

 

いっちゃなんだけど

自動車所有率は自警会住宅よりも上かもしれない。

もちろんその中には

チリ紙交換や竿だけ屋の時に使用する商売道具の軽トラもあるが

高度成長期の終盤期の勢いもあって

普通の自家用車も数台

土手の上から眺めたりしていた。

一方、自警会住宅はめったに自家用車は見かけない。

そもそも置くスペースがない。

 

 

さて。

もしドローンが当時あって

ここらを上空から撮影したとしたら

 

『バタヤ部落』と自警会住宅の間に

江戸川堤があり

逆に後ろを振り返り、自警会住宅の背後に

一般住宅そして学校、駅、商店街が広がっている。

と。

この状況を冷徹に考えてみると

この自警会住宅というのは

バタヤ部落と一般住宅街との

『緩衝材』といったら変な表現だが

そういう役割を担わされてきたんじゃないだろか。

我々小学生は

夏休みの河川敷グラウンドでの

少年野球大会などで

交流はあったが

年配の人ではまだまだ

偏見で見る人が多かった時代だから。

したがって

その子ども、孫の世代になり

小岩~松戸あたりの

リサイクルショップやお掃除代行サービス会社

ビルメンテナンス会社などに衣替えし

当然、この部落もなくなった。

ほぼ同じころ

自警会住宅群もなくなったのだと推測される。

 

しかし

 

なぜ

 

ガン除けの寺が

私が住んでいたところにできたのかは

いまだ謎である。

 

 

 

 

 

 


そういえば

2024-01-03 03:28:30 | 病気

母はステージ4のガンだった。

 

初めのころの診察のK医院は

市役所に勤めている弟が

市役所職員の健康診断を行ったという理由で信用して選んだ。

何度か通院したが

医師は「胃炎だ」という主張を曲げることなく

毎回大量のクスリを処方する。

一向に病状が良くならないので

「ちょっと怪しい」と

変更することを進めたが

なぜか母は「お客様」のように

弟に気を使い

メンツをつぶすわけにはいかぬとK医院に行こうとする。

ボクは

「頼むから。近くでいつもお母さんを観察してるボクの意見にも

たまには耳を傾けてよ」

と、おしとどめ赤十字病院での診察を提案した。

と、

そこで

S結腸に怪しいものがあり再検査となり

ボクは「ああ、やっぱり」

と予感は当たったのだが

その一週間後の

その肝心の再検査に行ったかと思ったら

その弟が割り込んできて

「あの病院、評判が悪いってうわさだからと再検査をキャンセルしてきた」

などとぬかすのである。

呆れてものが言えない。

再びK医院での通院が再開された。

弟としては

胃炎と思ったというより

胃炎ということにしておきたい

胃炎と言ってくれる医師がありがたい

いわゆる希望的観測だが

それが手遅れという取り返しのないしっぺ返しに帰ってくることを考えない。

いくらボクが横から

やいのやいの抗議しても

「はな兄はしょせん高卒で引きこもりで居候のぶんざいで

一流大学卒で結婚して公務員の僕に忠告するなぞ100年早いよ」

とばかり

「ふん」

と、とりあわぬ。

信頼も友達も金もない、

偏差値53程度の高校を卒業しただけの兄なんぞ

鼻くその役にも立たぬと思ってるようだ。

俺は入院のプロだよ。

入院生活や病院の見分け方については

たかが日本理科大卒業したぐらいで

エリートぶるな

わが一族のエース気取りの私の9歳下の弟である。

ちなみに

そのK医院。

医師は医院長のこの一人だけで

やたらアンバランスな数の女性看護師をハベラセテいる。

ホームページはやたら立派。

専門業者にギャラをはずんだのだろう。

最後の方に、やりもしない最先端『免疫細胞治療』のページ。

ホントにこの医院のスタッフかどうかわからぬ大勢の人々に

白衣を着せて、6段のひな壇に並べての

盛大な記念写真。

このホームページだけで怪しいことは明白ではないか。

 

もう勝手にさらせ!

 

その後、数か月たったころ

いつものように机に向かってパソコンをやっていたら

なにやら背後から変ないや~な臭いが漂ってきて後ろを振り返ると

笑顔の母が画面をのぞき込んでいた。

ボクはムッと咳き込み鼻をつまんだ。

母の口の中の臭いがここまで来るとは...。

笑顔だけに今日は比較的体調は小康状態なはずである。

それでいて、胃やその奥の方からの臭いがこんなにすごいなんて

ただごとじゃない。

「お母さん。ほら、コレ今検索した

水戸の済生会の病院。ここいいらしいよ」

ここの時点で

やっとボクの意見を取り入れてくれたんだけど。

 

結果は

ステージ4の小腸のガンだった。

大腸ガンは比較的発見されやすく早期発見で治療し完治できる確率が高い。

だが

小腸は長い長い渦巻きの腸の中心部にあり

発症自体珍しいが加えて、発見が極めて難しいという。

 

2017年7月母は旅立った。

 

ところで

二人の弟や妹は

とくに一つ下の弟は

母が弱ってる間

「ボクが(母の)遺産に興味津々であると信じきっていて

(自分が一番そう思ってるからこそ、ボクもそうだと思ってるんだろ。ばーか)

そればかりを気にして

電話で母へ

「通帳のあるところと暗証番号のメモは別のところで」

「兄に盗まれないよう気を付けてね」

なぞとさかんに忠告とやらをしている。

ちなみに

私は視力は悪いが、それを補うくらい聴力が発達していて

母の手に持つ受話器から

漏れ出てくる弟たちの声が

手に取るように聞こえてくるのである。

 

ここで確認のために

声を大にして述べたいが

 

私は母の遺産をあてにしたことがないし

いくらの貯金預金だかも

いっさい知らないし関心がない。

むろん通帳の場所さえも知らない。

いまだにいくらの遺産があったのかも知らない。

 

母の遺産は、私をのぞく

二人の弟と妹の3人で分け合った。

むろん私も法律上は25パーセントの権利があるはずだが

そんなもんは、金の亡者どもにはくれてやらあ。

 

もらったのは

135万円の生命保険と

この自宅の25パーセントの権利である。

一つ下の弟がマザコンなのか

両親の残した家と土地を売ったら

面影を消し去って寂しいと思ってるのか

ハンコを押す気持ちはさらさらないようで

兄妹4人の同意のハンコがなければ

私一人が

この家と土地を売っぱらいたいと思っても不可能なのだ。

かくして

空き家にするわけにもいかず

仕方なく押し付けられ住まわされている。

こんなボロボロの家でも

売れば

1100万ぐらいにはなって

手数料や何やらひかれても

一人200万円にはなるだろう。

 

200万円をもって

東京でアパートを借りて

人生の再スタートする

心の準備はできているのだが

なにせこの

男のくせに金に細かいクソ弟が

早く死なない限り

私の目論見は実現できそうにない。

 

こういう能天気で自己中で

こういうこと言ったらやったら、相手はどう気持ちになるかな

なんて

一切考えたことないやつに限って

不思議と元気で長生きするんだよねえ。

すごく人がよくて、気の使う人望の厚い人が

早世したりする。

昨年もそういう人多かったでしょ。

 

まったく

やるせない腹立たしい世の中だよねえ。

 

 

ところで

上記の3人の弟妹は

彼らの中でちょっとギクシャクすると

すぐに私について噂話をして

「ばかだったよねえ」

と、取り上げて喋っていればギクシャクはひとまず収まり

(即効型仲直り薬)として重宝されてるとのこと。

 

父や母の裏の顔も知らない

よき思いでしか持ち合わせてない人間に

何を言っても

「それは嘘だ」

とか

「やつあたりをしてる」

と、とんだヤブヘビになるのはわかりきってるからこれ以上は言うまい。

 

 

ボクが最初に死んでも

彼らに葬儀をされないように

民生委員に言伝をしておく。

一つ下の弟が死んだら

近所のスーパーで

ふだん580円の寿司の折り詰めを

798円のにして

舌鼓を打つと

密かに計画しているワタシである。

 

 

 

 


昨日は

2023-12-22 16:34:18 | 病気

きのういつもの病院へ行った。

ヘモグロビン・A1Cが7・3だったので

いよいよ新しい薬を追加する決断をしたのだ。

最近、ネットを騒がせている『SGLT2阻害薬』の一つである。

「摂取した糖を尿で排出させて血統を上昇させない」

結果、痩せるというものであるが

若い女の子が、病気でもないのに

痩せたいがために

美容クリニックなどで自由診療で処方してもらったり

個人輸入で手に入れて

乱用して問題になってるとか。

バカげた話じゃ。

 

俺が立場を利用してタダでもらってきて

高値で売ったろか。

ウソウソ。

そういうやつもいるけどね。

いくら貧乏でも

かりにも警察官の息子の私には

そんなことはできるはずはない。

 

病院の帰り。

『おたからや』で

ダメ元で持ってきた「動かない腕時計」を4本

買い取ってもらう。

鑑定士の「ちなみに、おたからやを選んだ理由は何ですか」の問いに

「あ~そうですね。よく夕方のニュースの特集企画

『買取りの現場』が放送されるとき、

よく登場するのが『おたからや』さんで

ここなら信頼できるなと思いまして」

と、答えると、にっこり笑って

1本ずつなら本来なら値段が付かないところを

4本まとめて出すという強みを生かして

本部とスマホで交渉してくれた。

2000円になったのだから

「やったぜ。ベイビー」

と、心の中で快哉を叫んでしまった。

 

この2000円は

むろん有馬記念での軍資金だ。

ちなみに