はな兄の1分で読めるエッセー

ふと脳裏に浮かんだ雑感を気ままに綴った日記

オランダでは児童レイプ前科者が出場してるというのに

2024-07-19 18:49:01 | スポーツ

女子体操の宮田笙子選手が

タバコと飲酒をしたといって

五輪出場を辞退した。

実質的には

「辞退に追い込んだ」といってさしつかえない。

 

 

記者会見。

ちょっと

不思議というか

こっけいまではいかないかもしれないが

協会のお偉方もコーチも

みんな泣いている光景。

「あ~あ。こりゃ典型的日本人だわ」

と呟いてしまった。

 

 

好きだねえ。

日本人は。

『泣いて馬謖(ばしょく)を斬る』

って言葉が。

「ちしょう!つれえなあ」

夕焼け空に顔を向け

鼻水を手のひらでズズっとすする。

俺もさ斬りたくねえ

斬りたくねえけど

仕方ねえんだ

可愛いからこそ斬るんだぜ

コレが男のつれえところよ

わかっておくんなせえ

 

協会の会長とコーチらの背中は語っている...

ように見受けられる。

大衆演劇の

『国定忠治』か『子連れ狼』気取りかよ。

 

 

協会のお偉方&コーチは泣いていて

そりゃもちろん今回の件は残念至極な気持ちもあるだろうが

一方で

心の中の13パーセントぐらいは

ナルシシズムにも似た

あえて

あえて、涙を呑んでつらい決断を断行したという

そういう自分自身の『断固とした潔さ』に

ちょっと酔いしれているといったら変な表現だが

日本人にはそういうマゾヒズム的な部分があると思う。

 

 

さて一方オランダでは

10年前に児童レイプで服役したビーチバレーの選手が

今回のパリ五輪に出場するという。

なにか割りきれない。

そう思いませんか。

 

こういうときに

戦前生まれの

どちらかというとスポーツに興味のない

ラジオ人気パーソナリティが

「真面目な日本人らしくていいじゃないんですか。ハハハ」

なあんて

そっけない突き放した言い方をすると

無性に腹が立ってくるのは私だけでしょうか。

 

なんで戦前生まれのジジイは

昭和から街頭インタビューなんかで

「だれが首相になっても同じじゃないですか」

みたいに

バカの一つ覚えの如く

他人事のように

「~じゃないですか~」

という言い方をするんだろう。

「自分だけは世の中を冷静に、かつ俯瞰して眺めている」

という、スカシタ人間のつもりなんだろか。

 

話はそれたが

宮田選手は辞退すべきではない。

サッカーだって

レッドカードの前にイエローカードがあるわけで

よほどの重罪なら一発レッドだけれど

今回はイエローカードでしょ。

なら

こと五輪に関しては今回は厳重注意にして

帰国してから

次の国際大会は出場できません。

という風に柔軟な対応ができないものなんだろか。

 

体操協会の頭がかたいのか古いのか

クソ真面目なのか

前述のように

『泣いて馬謖を斬る』ことに酔っているのか。

選手の進退は選手自体が決めるのではなく

あくまで

選手の生殺与奪は協会の手のひらの上にあるのだという

権限を思い知らせるためなのか

そこらへんは定かではないが

外国の選手及びコーチの大半は

この日本の対応をどう思ってるかというと

「日本人の誠実さ正直さに敬意を表する」

と、インタビューなどで表向き、口では言いつつも

腹の中では

「あらら...あきれた」

というのが本音なのである。

ところが

日本のニュースなどでは

上記の「さすが真面目で誠実な日本人」という

外国人のコメントだけを取り出し放送して

日本のジジイババア世代の視聴者をホッとさせているのが実態なのだと思う。

裏ではあざ笑われてるとも知らずに。

 

あんまり真面目真面目もいいけどさあ

日本人はもうちょっと

したたか

図太さ

押し出しの強さ

あつかましさ

も必要なんじゃないか。

これからの時代。

「コチラが誠実さを貫いていれば周囲もいずれはわかってくれる」

それは日本人同士だから通じる話。

これからの百鬼夜行の厳しい国際社会

クソ真面目な日本も

ある程度図々しくやるべきだと思うがね。

 

とにかく

 

宮田選手の情報に

すぐ過剰に右往左往する協会は

 

喝!

 

だ。

 

 

 

 


遅らせたのは...

2023-12-10 16:46:36 | スポーツ

邪推かもしれないが

大谷選手は

12月8日でも契約できたのかもしれないが

この12月8日(日本時間)は

日本軍が真珠湾を攻撃した日

というのを気にしたんじゃないだろか

もしくは

大谷選手の父親とかが

大谷本人へ

「この日にせずに一日でも多く、ずらしてくれ」

などと、頼んだとか。

そういうセンシティヴな気持ちになったとしても不思議ではない。

 

とにもかくにも

10年1015億円。

と、こうして書いてる間にも

レートの変動で

1025億にも1010億にもなってるかもしれぬ。

こうなってくると

5億円10億円の違いというのは

大谷選手にとっては、もはや端数である。

普通のプロ野球選手というのは

5億円プレーヤーになったら

郷土の村に銅像が立ちますよ。

 

『出前一丁』いくつ買えるんだろう。

 

今さあ。

円安だから

海外で稼いで

そのお金を

日本に持ってきて

日本の有望なやつに投資するのはチャンスだよねえ。

「有望なやつって何ですか?」

「株?不動産?会社を丸ごと買収?」

それはわからない。

別にそんなに投資しなくてもいいんだけどね。

だってオーストラリアで看護師を一か月して

その稼いだ額...仮に日本円で80万円ぐらいにはなるんでしょ。

稼ぎをそのまま持ち出せて、帰国したら

(日本で働くよりも)約2倍の給料を貰ったってことでしょ。

 

ただ問題は今の円安が続くのかは

私には判然としない。

 

上原投手は損したよねえ。

円高の時に

メジャーにいたから。

その代わりと言っちゃなんだが

ワールドシリーズで優勝の栄冠を勝ち取ったでしょう。

しかも優勝の瞬間のマウンドにいたし。

大谷選手は、お金は得たけど

まだポストシーズンさえも経験していない。

 

要するに

私が言いたいのは

どんな人生も

すべてがいいとか

すべてが悪いとかじゃなく

あっちが立てばこっちが立たずってことです。

漠然としていますが。

悪いことがたまたま続いたとしても

必ずや

そのうちいいことも起きるだろうと

信じて生きてゆきたいものですな。

 

それにしても

1000億円以上って

 

ボクだったら

そうさな~

 

とりあえず

振り込まれた預金通帳の

数字を眺めながら

ジャコウネコのふんから作るという

最高級コーヒーでも

すすりながら

「どうすんべ」

と思いを巡らせていましょうかね。

 

 

 

 

 

 

 

 


チェコ語のインタビュー

2023-08-26 12:10:47 | スポーツ

今朝、ふと目が覚めてトイレに行った後

いつもはそんなことしないのに

ふと予感というか、直感と言うのか

テレビをつけてみると

女子やり投げの生中継だった。

 

3位か。

まあ、メダル取れればいいか。

パリ五輪につながるし。

と思っていたら

4位に。

ありゃマズいねマズいね。

3位と4位じゃ雲泥の差だから。

しかもあと一投しか残されてない。

大抵の日本人選手は

「残念!(ギター侍の口調で)

でもよく健闘しました」

となってきた。

マラソンの中山選手しかり

女子トラックの川上選手しかり。

 

だから

私も「この悔しさをバネにパリ五輪で」と

あきらめていた。

 

ところがである。

ご存じのとおり

最後の渾身の一投のやりが

まるで

大谷選手のホームランの放物線の如く空中に舞うや

津田恒美投手の

キャッチャーミットに吸い込まれるストレートの如く

鋭く

大地に突き刺さった瞬間

私は思わず

「やったか!?」

と叫び声を上げてしまった。

たぶんサッシの近くで、うたた寝をする野良も

「にゃにごと?」

と驚いたと思う。

 

北口選手のプロフィールをみると

一時期、肘の靱帯の損傷で悩んだ時期もあるそうで

まさに今の大谷選手にとって

ここまでの彼女のプロセスは

学ぶべき良きお手本といえる。

『投げやり』にならず

『やり投げ』をしててよかったと

つくづく感じ入ってることだろう。

 

チェコの女性アナとのチェコ語のインタビューだけど。

私にはまったくチンプンカンプンで

チェコの人は通じてるらしいんだけど

正直ちょっと不思議な気持ちになるのだが。

とはいえ

日本語を聞いたチェコの人もまた

同じように感じるのだろうなあ。

でもさぁ。

たぶんなんだけど。

北口選手がインタビューの最後に

「パーティ」って言ったような気がするんだよねえ。

つーことは

インタビュアはチェコ語で

「日本に帰国したらまず何をしたいですか?」

と質問したのだと推測している。

 

どうかな~。

全然違ってたりして。

 

 

 


元卓球選手

2023-08-05 04:54:29 | スポーツ

元卓球選手と言っても

別にくだんの

『彼女』のことではなく

私のお気に入りの女性スポーツ選手なんですが。

 

『ニュースウオッチ9』の吉岡真央アナにちょっと似ている

平野早矢香さんもその一人なのです。

その平野さんと

ロンドン五輪だったのかなあ。

準決勝で戦った

シンガポールの選手が可愛かった。

平野さんがスマッシュを決め

「どうだ!」

と、睨みつけると(ボクも早矢香さんに睨みつけられた~い)

シンガポールのその選手は

ホッペを赤くして

ラケットでバタバタ自分の顔をあおいでいた。

最近ホッペの赤い娘は見かけませんな。

女優の黒木華よりも

 

昭和の香りのするムスメっ子ダスッ。

 

二人の選手のそういう

 

作り笑顔でもない

作り涙でもない

作り睨みでもない

カメラなんて全く意識していない

真剣勝負からの発露であるところの

自然な表情の

ひとつひとつが

観る者をもってして

手に汗を握らせ

スポーツの感動に引き寄せる

まさに筋書きのないドラマそのものだった。

 

私は、負けたシンガポールの選手に

ファンレターを書いた。

しばらくして

中国の『〇〇飯店』の手拭いが贈られてきた。

 

たぶん、中国の○○飯店チームに移籍したんじゃないかと思う。

今頃どうしてるのかな。

 

他にもお気に入り選手といえば

バレーボールのセッターの竹下さんとか

マラソンの有森さん、高橋尚子さん

山下佐知子さん。

つい先日、世界水泳で泳いでいた

アメリカのケイト・ダグラスさん

ぼくより一つ年上の

陸上のアシュフォードさん。

ゴルフの岡本綾子さん。

ステキだよねえ。

岡本選手の地元の広島の大会で

外国の選手がボギーをたたいたら

観客の一人が

「ナイスボギー!」

ってヤジを飛ばした。

岡本さんは憤然とその観客を叱り飛ばし

泣いて抗議をしたのです。

しびれる。

かっこいい。

いかす。

タコス。

もとい

 

とまあ魅力的な選手は

枚挙にいとまがないけれども

共通してるのは

頭がいいっつーことですね。

いろんな意味で頭がいい。

 

上記のような女性と

せめて言葉を交わすとか握手をして

そのエネルギーのおすそ分けを願いたいものです。

ハイ。

 

 


常連客中年男の常磐線の会話

2023-03-23 20:31:27 | スポーツ

「コロナが終わりそうで、花見シーズン、それに

WBC優勝が加わっちゃったもんだから、日本はもう

酩酊気分」

「ああ。こういうときこそ好事魔多しとばかり

気を引き締めなくちゃならないのにね」

「そういうこと言ってるから若者やパリピ族たちから

ジジイって揶揄されるんだ」

「別にいいもん。俺はあんまり

『いえぃ!」盛り上がろうぜいいみたいなのが苦手で

とくに新入生歓迎コンパの『イッキイッキ』が嫌で

大学入学をやめたぐらいだから」

 

「とにかく俺は、なんかこういう温泉気分の時に

不吉なことが起きないかと心配なんだよ」

 

「あと。日本は優勝で嬉しいだろうが

キューバが気の毒な気がする」

「なんだろうねえアメリカの野球ファン及び国民は。

つまり、ホームチームとしてのアドバンテージがなくても

我がチームは十分に実力でキューバに勝てるだろうという自信があれば

なおさら、できるだけ公平な条件を提供し

「アウエーだから力が出なかった」などと

負けた言い訳を言わせないよう心掛ける。

それがモノの道理というものだろう。スポーツマンシップどうの以前の問題だ」

「だからアメリカ人はバカなんだよ。とくにトランプとか」

「『キューバは人権上の問題がある国だ』ってさ。そりゃないとは言わない。でもアンタからは言われたくないってのがあるでしょ」

「長嶋さんは昔、日本が社会主義国になったらプロ野球が亡くなってしまうと言って

物議をかもしたが、そのわりにはキューバが好きなんだよね」

「ままあ。長嶋には、そういうツッコミはまあ、なんつーか。

キャラクターだからいいじゃないの」

「ぼくもキューバはそんなに嫌いじゃないから

ちょっと今回の大会、めでたいめでたいとばかり

手放しで喜べないんだな」

「オバマよりずっ~と前に、チェ・ゲバラが

広島に来て黙とうしてくれたからねえ」

「最近の若い人はそういうこと知らないんだろうな」

 

一同頷く。