読者「昨年来、やめたことがあるそうで」
そう。ワタクシはな兄の『三大辞めたこと』というのがあって
二度とすまいと誓ったよ。
今年の抱負をたてる時
日記を毎日書くとかジョギングをするとか
『何かをする』というのは実際なかなか続かない。
でも逆に(今まで続けてきた悪弊などを)やめるというのは
どちらかというと、やりやすい続きやすいかなと思ってさ。
読者「やめたこと3つってなんですか」
朝食で出前一丁を食べること。「あのときああすりゃよかった」と10分以上
後悔しないこと。それに
スーパーなんかで商品を取るときに、棚の奥の方に手を突っ込んで
後ろの日付の新しい品を取ろうとしないこと。
『そんなせこいことやってたら運が引き寄せられない』って、たぶんあの世で
米長さんが言っているでしょう。
今日さ、ヨークベニマルへ行きそのあと近くのウエルシアに寄ったんだけど
ひとりの75歳くらいの婦人が常にボクの前にいるわけ。
もちろんわざとじゃないだろう。
たまたまそういうタイミングが一致しちゃったんだけど。
で、ベニマルでは私の目の前で、商品棚のさつま揚げをほじくりだして
手前に積み上げ最後尾にあるさつま揚げをひとつカゴに入れたの。
あとはほっぽらかし。せめて元に戻せや。なあ。
で
ウエルシアでは牛乳1リットルパックを同じように奥の方を取ってさ。
読者「誰も見てないとやっちゃうんじゃないですかね」
いやいや。それが近くで店員が品出しをしていてのよ。
てもまったくお構いなし。
思えばボクも若い時スーパーで品出しのアルバイトをやってきて
『こういうハシタナイことはするまいぞ』と
苦々しく思ってた記憶がよみがえて来た。
そして今、同じようなことをやって来た人が
ボクだって最近までそういうことをやっていたくせに
いまだやってるひとを批判するのは、タバコのみと同じ。
(嫌煙権を強力に主張する人は、実は元愛煙家だった人が多い)
たまらなく、ああいう行為(奥の方から商品を取り出すこと)が「に
ムシズが走る思いになっちゃったの。
若いママに連れられた子供だって見てますよ。
子供や孫には
「ひと様には迷惑をかけるな。ハシタナイことはするな」
と、注意をするくせに、ああいうことするんですから。
読者「これからジジイになってもああはならないように
という反面教師になってくれたんですよ。その婦人は」
そうだな。婦人にはにそういう意味じゃ感謝しなけりゃならないかもね。
10分以上後悔しないというのは
後悔しても愚痴っても終わったことはしょうがないじゃない
将棋に勝って勝負に負けたんだよ結李愛さんは。
でしょ。
「あのとき馬をぶち切っていれば、上田さんは投了したのに」なんて
いつまでも愚痴っていてもしょうがない。
こういう時は歌を口ずさもう!
「明日がある明日があるあし~たがあ~るさ~」
読者「坂本九の歌ですね。でもこの歌詞、よく聞くと
ストーカーの歌なんですよね。だいぶたってカバーで出されて
歌詞は書き換えられましたが」
こまかいこと言うな
さあみんなで歌おう
このフレーズを
「あし~たがある、あし~たがある、あし~たがあ~るぅさ~」
ほら。結李愛さんもどうぞ歌ってぇ。
歌いつかれてお腹がすいたら
好物のグラタンを食べりゃいい。
読者「彼女はグラタンなんですか?」
らしいよ。
ボクは、スカタンだけどね。
読者「ガクッ」