はな兄の1分で読めるエッセー

ふと脳裏に浮かんだ雑感を気ままに綴った日記

大島の想い出

2024-07-25 03:43:12 | 伊豆大島

式根島へ行く途中のフェリーが故障して航行不能になり

他の船に曳航されている光景を映し出していた。

フェリーがつんのめり気味になりながら引かれている。

さぞや乗客は船酔いで苦しいんだろうな。

 

私は5歳から8歳までの3年間

伊豆大島に住んでいた。

その間1回だけ小学2年の時

東京都心に行くときがあり

定期船の2等客席で1時間30分揺られて熱海に着き

そこから湘南電車で都心へと。

フジテレビの鈴木ヤスシと渡辺直子司会の

人気番組に

伊豆大島初の視聴者参加番組の出演者として出場したのである。

帰りはスポンサーの菓子メーカーのチョコレートを

持ちきれないほど抱え

家族で賞金の5千円でどっかのちゃんこ鍋屋で打ち上げ。

翌日は

元町小学校でスターになっちゃったよな。

思えばあの頃が私のモテ期だったかも。

 

あと

そのすぐ後ごろ『かとれあ丸』(初代)という

画期的な定期船が建造された。

就航前の進水式に元町小学校の児童1年生と2年生が招待され乗船して

大島をぐるりと一周巡った。

甲板に立つと

頬を撫でる風が気持ち良かったねえ。

 

その『かとれあ丸』は1989年に引退したという。

時間は流れてるんだなあ。

 

(伊豆大島の)民宿の『かわしま』

私の父の元町警察の同僚が警察を辞めて

ガソリンスタンドとか民宿とかやり始めて

その一つだったけど

昔『かわしま』に電話したら

おかみさんらしき女性が出て

私が「宿泊できますか」と言い切る前に

悲痛な声で『もう辞めました』ガチャッと切られてしまった。。

 

とっくの昔に廃業したみたいだね。

 

民宿の『つつじ荘』

もないだろうな。

ワタシら家族は保谷市から来たばかりで大島の住居が決まるまで

ここに住んでいたのだ。

近所の私と同世代の5歳ぐらいの男の子、女の子6人ぐらいで

海の近くの雑木林で遊んでいた。

その中の女の子の

「ギャ~!」

という叫び声が。

急いで駆けつける。

道から踏み外したらしい。

ブッシュの中に転がり吸い込まれてゆく数秒

彼女のこわばった表情の目と

私の目がバッチリ合った。

今でもあの時の彼女の表情は

私のトラウマになっている。

 

 

「たいへんだ。たいへんだ」

私たちは近所に住む彼女の父親のもとへ駆けつけた。

 

彼女はブッシュを飛び出し

白い石の岩壁をつたって落下した。

 

そのあとの私の記憶は

布団で苦しげな顔で

「う~ん。う~ん」とうなされている彼女と

傍らで険しい表情をしている彼女の父だけだ。

「だいじょうぶ?」

私は彼らに声をかけたが「父」は黙ったままで

コチラをぎろりと睨んだ。

その睨みは、なにか

「おまえらのうちの誰かが今回の事故に加担したんじゃないだろな」

という疑心暗鬼の気持ちを表しているように感じた。

いたたまれぬ思いになり

その場から逃げ去った思い出がある。

 

あの時の崖下に転がり落ちた彼女

今頃どうしてるかなあ。

63歳か64歳ぐらいだと思うけど...

達者でいてほしい。

 

昭和43年4月、伊豆大島町立元町小学校に入学して

一番最初に私の隣りの席になったのが

『かながわ・まるみ』さん。

キャロライン洋子に似た美少女だったけど、どうしてるかな。

『なち・ひろよ』さんもステキだったな。

『あいざわ・ようこ』さんにはタヌキの貯金箱を貰った。

担任の先生は、沢田小夜子先生。

甘酸っぱい想い出があって。

遠足の途中で私の気分が悪くなったさ

その間ずっと先生の背中におんぶしてもらってたんだよね。

その時さ私は2年生だから、歩いている1年生たちの横を過ぎる時に

「キミたちのお兄ちゃんだけど

(おんぶされてるからといって)笑わないでね。具合が悪いの。キミもそういう時あるでしょ」

と、さかんに私のプライドに配慮した一言を振りまいていた記憶が鮮明だ。

思えばあの時の先生の背中が

初恋と言えるかもしれない。

 

先生は埼玉の狭山市で天寿を全うしたらしい。

 

 

 

 

 

 

 


映画のタイトルは忘れた

2024-07-23 17:11:10 | 世の中

テレビの洋画劇場で観たから

そんなに有名な作品ではないと思う。

B級映画の部類かもしれない。

内容は確か「バスジャック」で

犯人は数名の失業者だったり貧乏な若者たちである。

乗客たちはみな比較的裕福な年配夫婦が多い。

ただ裕福だけど元々はいわゆる叩き上げの中小企業経営者たち。

乗客たちは、あうんの呼吸で

うま~く犯人たちをなだめすかしてとりなして

ある一人の乗客は

「私が経営している工場で欠員が出たんだ。キミらを雇ってもいい」なあんて言うと

犯人たちの心は、とたんにぐらつき

「犯行を中止しようか」みたいな雰囲気になる。

バスジャック事件はとりあえずは丸く収まるかに思えた。

その時。

法律関係の一人の老人(元判事か元検事かは忘れた)が

「貴様らのやってる行為は決して許されんぞ。他の人間は許しても

ワシは絶対許さん。法に背いたものは裁きを受けなければならんのだ!」

と、怒りの声を上げたのである。

「目が覚めた」犯人たちはむろん態度を硬化させ

バスジャック計画を再開する。

「これまでの苦労が水の泡だ」と

乗客たちはみな

このエリート頑迷元判事のKYぶりをなげき非難し

落胆する。

 

 

とまあこういう上記のシーンを

なぜ私が思い浮かべたかというと

有名タレント武井壮の

宮田選手に関する問題に対するコメントを見たからだ。

 

法は法。

ルールはルール。

かもめはかもめ。

それに違反をしたものは外すのが当然。

 

一刀両断だが

この一刀両断的な物言いをする奴は

言いながら自分自身の

『外連味(けれんみ)のない発言(?)』

に酔っているやつである。

 

すなわち

武井荘を見たときに

上記の映画に登場する元判事(検事かも)の顔と

映画のシーンを思い出したというわけだ。

 

そんなに他人に「清く正しく美しく」と言うほど

ご自分は、聖人君子なのかね。

 

 

 

 


オランダでは児童レイプ前科者が出場してるというのに

2024-07-19 18:49:01 | スポーツ

女子体操の宮田笙子選手が

タバコと飲酒をしたといって

五輪出場を辞退した。

実質的には

「辞退に追い込んだ」といってさしつかえない。

 

 

記者会見。

ちょっと

不思議というか

こっけいまではいかないかもしれないが

協会のお偉方もコーチも

みんな泣いている光景。

「あ~あ。こりゃ典型的日本人だわ」

と呟いてしまった。

 

 

好きだねえ。

日本人は。

『泣いて馬謖(ばしょく)を斬る』

って言葉が。

「ちしょう!つれえなあ」

夕焼け空に顔を向け

鼻水を手のひらでズズっとすする。

俺もさ斬りたくねえ

斬りたくねえけど

仕方ねえんだ

可愛いからこそ斬るんだぜ

コレが男のつれえところよ

わかっておくんなせえ

 

協会の会長とコーチらの背中は語っている...

ように見受けられる。

大衆演劇の

『国定忠治』か『子連れ狼』気取りかよ。

 

 

協会のお偉方&コーチは泣いていて

そりゃもちろん今回の件は残念至極な気持ちもあるだろうが

一方で

心の中の13パーセントぐらいは

ナルシシズムにも似た

あえて

あえて、涙を呑んでつらい決断を断行したという

そういう自分自身の『断固とした潔さ』に

ちょっと酔いしれているといったら変な表現だが

日本人にはそういうマゾヒズム的な部分があると思う。

 

 

さて一方オランダでは

10年前に児童レイプで服役したビーチバレーの選手が

今回のパリ五輪に出場するという。

なにか割りきれない。

そう思いませんか。

 

こういうときに

戦前生まれの

どちらかというとスポーツに興味のない

ラジオ人気パーソナリティが

「真面目な日本人らしくていいじゃないんですか。ハハハ」

なあんて

そっけない突き放した言い方をすると

無性に腹が立ってくるのは私だけでしょうか。

 

なんで戦前生まれのジジイは

昭和から街頭インタビューなんかで

「だれが首相になっても同じじゃないですか」

みたいに

バカの一つ覚えの如く

他人事のように

「~じゃないですか~」

という言い方をするんだろう。

「自分だけは世の中を冷静に、かつ俯瞰して眺めている」

という、スカシタ人間のつもりなんだろか。

 

話はそれたが

宮田選手は辞退すべきではない。

サッカーだって

レッドカードの前にイエローカードがあるわけで

よほどの重罪なら一発レッドだけれど

今回はイエローカードでしょ。

なら

こと五輪に関しては今回は厳重注意にして

帰国してから

次の国際大会は出場できません。

という風に柔軟な対応ができないものなんだろか。

 

体操協会の頭がかたいのか古いのか

クソ真面目なのか

前述のように

『泣いて馬謖を斬る』ことに酔っているのか。

選手の進退は選手自体が決めるのではなく

あくまで

選手の生殺与奪は協会の手のひらの上にあるのだという

権限を思い知らせるためなのか

そこらへんは定かではないが

外国の選手及びコーチの大半は

この日本の対応をどう思ってるかというと

「日本人の誠実さ正直さに敬意を表する」

と、インタビューなどで表向き、口では言いつつも

腹の中では

「あらら...あきれた」

というのが本音なのである。

ところが

日本のニュースなどでは

上記の「さすが真面目で誠実な日本人」という

外国人のコメントだけを取り出し放送して

日本のジジイババア世代の視聴者をホッとさせているのが実態なのだと思う。

裏ではあざ笑われてるとも知らずに。

 

あんまり真面目真面目もいいけどさあ

日本人はもうちょっと

したたか

図太さ

押し出しの強さ

あつかましさ

も必要なんじゃないか。

これからの時代。

「コチラが誠実さを貫いていれば周囲もいずれはわかってくれる」

それは日本人同士だから通じる話。

これからの百鬼夜行の厳しい国際社会

クソ真面目な日本も

ある程度図々しくやるべきだと思うがね。

 

とにかく

 

宮田選手の情報に

すぐ過剰に右往左往する協会は

 

喝!

 

だ。

 

 

 

 


将棋の清麗戦第一局(2024年7月10日)で

2024-07-11 13:45:53 | 将棋

どうもわからない。

福間さんが

7七角と指して銀を取り、71手目、5四香と打ったと。

 

 

でもあそこ

2四桂馬と打ったら同歩と取らざろうえないんだから

そこで、2三銀と打ったら福間さんの大優勢じゃないの?

おっかしいな。

目の錯覚かな。

 

 

それから話は変わるけど...。

フジテレビよ~

いったいなんだよ。

そんなに大谷選手の足を引っ張りたいのか。

勇み足もいいとこ。

「いえ、大ファンだからこそ、大谷さんの新居を紹介しまして

ほんわかムードに浸り

幸せのご相伴にあずかりたいと思いまして。げへへへ」

何言ってんの!

遠藤周作の息子が社長の時は良かったのに

今じゃゲスどもになり果てたか...

 

大谷選手が再び新居を購入したら

また「みなさまおまたせしました。おまたせしすぎたかもしれません」

などと言って

どっかのテレビ局のレポーターが嘘くさい笑顔で紹介して

何日間後

人だかりができて地元は大騒ぎということになるんだろう。

まさに『贔屓の引き倒し』ってやつだ。

 

 

 

追伸。将棋の強い人!上記の将棋についての私の疑問に答えてください。

 


ゲロゲロ

2024-07-03 01:21:14 | 日記

おとといの午後11時ころ

リビングから自室に戻る。

部屋は暗い。

天井の蛍光灯が切れてどれくらい立ったろう。

パソコンのそばのスタンドの光だけが鈍く輝いている。

(スタンドの)スイッチをひねり、より明るくしてみたら...

ゲロゲーロ!

あ、これじゃ青空球児・功児だ

もとい

ゲロゲロ!

コバエみたいな虫の大群が

パソコンおよび机上

周囲の壁で『カーニバルを催してる』ではないか!

 

網戸の隙間から入ってきたのかな。

軽いショックを抱きつつ

とりあえず

近くにあったファブリーズをシュッシュッとやると

意外にも効いた。

 

よく見ると

壁に穴があり

そこをコバエみたいな虫が出入りしている。

その穴を

ガムテープがなかったので

(毛や埃などを吸着させる)コロコロの紙を

穴に貼っておいた。

翌日

朝、昼は虫は出てこなかったので

「封じ込めたか」

とホッと胸をなでおろしかけたのだが

再び夜の11時ころ

リビングから自室に戻り

スイッチをひねり明るくすると

ガックリ。

前日のように

コバエみたいな虫が

フェスティバルを催してるではないか。

くだんの穴を見ると

はがれたのか、(虫たちが)はがしたのか

スキマが開いていた。

 

とにかく

この家はぼろいので

完全に虫の侵入を防ぐのは無理の様だ。

たぶんどっかに別の穴もいくつかあるだろう。

パソコンをやるとき

そのつど、殺虫剤で対処するしかない。

きょうドラッグストアで

『アースジェット』二個セット(598円)

を購入したわけです。

さっき試したら

やっぱり効くみたいです。

めでたしめでたし。

めでたしじゃない。

壁を修理しろだって?

そんな金あるわけないじゃないですか。

ったく...。

 

 

ゲロゲロといえば

将棋の女流棋士の中村桃子さんである。

引退するという。

病気なら病気というだろうから

一身上の理由というのが

非常に気にかかる。

4月から

NHK杯の聞き手も休んでいたから

不思議に思っていたが。

 

桃子さんは

もともと

痩せていたし

兎にも角にも

食べられる状態ならば

できるだけしっかり食事をとって

「この困難を乗り切るための

肉体的&精神的エネルギー補給を

忘れずにいてほしい」

今の時点で

私のような一将棋ファンができることは

以上のような要望ををすることぐらい。

加えて

引退を発表したからには

相当な決意があったのだろうが。

いつでも

撤回して復帰しても

全然構わないと

多くのファンが思っているのは確かである。

 

追伸.断っておきますが、中村桃子さんが美人だから

   思い入れたっぷりの記事を書いているわけじゃないんですよ。