はな兄の1分で読めるエッセー

ふと脳裏に浮かんだ雑感を気ままに綴った日記

中島みゆき『糸』

2023-11-10 03:40:39 | 音楽

今度の将棋フォーカスは

広瀬八段特集だという。

以前、広瀬さんは

いわさきひろみが同番組の司会をしてた時

「ミスターチルドレンが、私のカラオケナンバーです」

と答えていた。

ミスターチルドレンと言えば

そのスピンオフ的バンドと言うべきか

バンクバンドの歌もいいよなあ。

とくに

中島みゆきの『糸』のカバー。

それまで正直

グレイだのラルクだの、ミスターチルドレンだの

ビーズだのXーJapanだの、ボウイだの...。

あまりこういう類のバンドの曲には興味なかったのだが

桜井氏の『糸』には

「むむっ」

と魅かれるものがあった。

 

で。

 

『糸』ですが。

 

この曲は

中島みゆきが

友人が結婚したさいに

贈った曲と言われている。

 

 

へえ。

 

最初聴いた時、私がパッと思い浮かべたのは

 

インドの政治家、ガンジーだった。

ガンジーは大変悩んでいた。

それはインド国内のヒンズー教徒とイスラム教徒の対立の激化だ。

そこでガンジーは一計を案じた。

「みんなで糸車を回しましょう」

と。

自ら糸車を回して次のように述べた。

「縦の糸がイスラム教、横の糸がヒンズー教です。

これらの二つの糸が協力し織りなし出来上がったインドという名の

大きな布は、多くの人々の心を癒し幸せを運ぶのです」

と、インド国民へ必死に訴えかけた。

 

残念ながら

ガンジーの願いは成就せず

ヒンズーとイスラムは

インドとパキスタンという形で別れてしまった。

 

中島みゆき姐さんは

ガンジーのそういった

なんとか融和させよう平和を取り戻そうという一連の活動に

感銘を受けていたのではないだろうか。

 

私はガンジーの糸車をヒントに

それと男女の縁と申しましょうか

恋愛に絡めて創作したのが

あの『糸』という名曲だと思いこんでいる。

 

 

 

 

 


好きな曲

2023-11-03 16:38:21 | 音楽

ときどき

発作的に聴きたくなるのは

ちあきなおみ

である。

 

『夜へ急ぐ人』は

発売当初はそんなにヒットしなかったと思うが

ちあき自身のお気に入りらしく

紅白歌合戦で何回も歌っていた。

そのせいもあり

じわじわ

知られるようになった。

 

初めて聴いたときは

変な歌だなあというのが正直な感想。

ところがこれがまた

何回も聴いてるうちにくせになってしまうんですよねえ。

 

アレ?

 

ユーチューブを検索すると

志村けん『夜へ急ぐ人』とある。

 

観てみると...。

 

わはは。

こりゃ傑作だ!

 


亡くなるのはまだ早い

2023-10-16 16:06:46 | 音楽

谷村新司は『スバル』(昴)

団鬼六は『しばる』(縛る)

...か。

 

74才じゃ早すぎる。

ほとんどの人は

歌手として有名だけど

私にとっては

ラジオの深夜放送

それも『天才・秀才・バカ』コーナーのパーソナリティ

という印象が強い。

私も5,6回ハガキを読まれたかな。

当時は、中学・高校生だったから

力不足でボツばかりだった。

 

そんな中で採用されたネタだけど

あらかじめ言っとくけど

あのコーナーは

谷村さんと

受け手というか笑い役のばんばひろふみさんの

絶妙なるコンビネーションで

たいしたやつでなくても

面白く聞こえるんですから...ね。

んで。

コホン。

 

 

谷村「さ、次のハガキです。横浜市戸塚区の

   ラジオネーム『青い春、白い夏、黒いケツ』さんで~す。

   幼稚園の先生と園児たちが公園へハイキングへ行きました。

   幼稚園の先生『みんな~見てぇ。抜けるような青空よ!』

   天才園児『わあホントだ。晴れて良かったね』

   秀才園児『すがすがしい気分だ』

   バカ園児(みんなに背を向け、自分の股間をいじりながら)

       『ほんまや。まさに<抜ける>ような青空や』

 

 

 

つまらないですけど。

勢いで面白くなっていたんです~だ。

 

何年前だったか

テレビでこのコーナーの再現みたいな映像観てたら

私らと同世代の有名人のファンが観客として集まっていて

その中に音楽家の千住明氏もいた。

意外だよね。

その他にも各方面で活躍している人々で

要するに私が言いたいのは

こういういわゆるPTAが目を三角にするような番組に

夢中になったとしても

『健全なる青少年の育成』の妨げにはならないっつーこと。

 

昔、日本在住外国人限定の『のど自慢大会』みたいな番組で

たしかポーランド人の女性だったと思うけど

そのとき『昴』を歌ったのです。

コレが良かったねえ。

 

 

 

追伸.谷村さんの『ラストニュース』という曲を聴いている。

    今とくに沁みますねえ。

 

 


ありふれた日々がまた...

2023-03-24 15:01:41 | 音楽

朝食ははいつものように

すりごまのどっさりトッピングプラス

具は白菜と豚小間と万能ねぎの

『出前一丁』だった。

 

まだ麺がかたいうちに鍋を火からおろすのがコツである。

どんぶりに移し替えたり

また、食べてるうちに

麺はちょうどよいかたさになるからである。

コンロから下ろすタイミングを逆算しなければならぬ。

 

すする。

 

旨い!

 

なんて旨いんだろう。

 

白い猫が

サッシの向こうでこちらを見ている。

猫のゴハン

スマックのマグロ味およびカツオ味だが

つい昨日、100円も値上がりした。

578円だったのに678円になった。

ったくもう。

マグロ味を菓子を入れる器に山盛りに

その上に、フェリックス(白黒猫)のデザインされたパックのビーフ味を乗せる。

加えて、チュール(イカ)を絞り出す。

 

ふと思った。

おれの朝食より値段が高いよなあ。

まいいか。

優勝記念大盤振る舞いじゃ。

 

食後

安いキューバのコーヒーを飲みながら

「キューバの選手に幸あれ」と願う。

 

BGMは

玉置浩二歌うところの

映画『男はつらいよ』の主題歌だった。

 

 


西城秀樹の甥が...

2023-02-15 00:04:03 | 音楽

グラミー賞を獲得したニュースは

それほど大きく報道されないのは意外だ。

 

ところで...。

以前東京新聞の発言コーナーでも

チラと、それらしきことを書いたのだが

西城秀樹の

『ブルースカイブルー』は

反戦歌である。

でも今さら言うまでもなく

私ぐらいの年代の人

とくに秀樹ファンだったクラスメイトの女子は

みんな知ってることだった。

だからこそ、クラスの『秀樹女子』たちは

終戦後

ちょうど33回忌ごろに創られたこの『ブルースカイブルー』を

ラジカセに入れ

1978年10月の修学旅行時に

広島の原爆ドーム訪問の際

片手にぶら下げたラジカセから

この曲を流しながら

記念碑に手を合わせたのだ。

 

この曲は、いわゆるダブルミーニングである。

歌詞を読む。

「あの人の指に絡んでいたゴールドの指輪を引き抜き、

この僕とともに歩いてと無茶を言ったあの日」

「あの人」は、中国のことだと思う。

「ゴールドの指輪」は、朝鮮半島。

「この僕」が日本。

「ともに歩んでと無茶を言った」

日本と満州の関係を表現している。

「恐れなどまるで感じないで」

と戦争の泥沼にのめり込む日本。

「大人たちから頬をうたれた」

この大人たちはアメリカを含む連合国側だろう。

 

まだ幼い阿久悠が淡路島で

原爆が落ちた瞬間

広島の方を振り返り仰ぎ見ると

空は、目に沁みる青さが忘れられない。

そういえば

私の義理の叔母さんも原爆被害者だが

なにより

あの日の空が

やたら眩しいことだけは強く印象に残ってるそうだ。

核が雲なんか一掃してしまったのか。

まさに『悲しいほどのいいお天気』だった。

 

「悲しみよ。心を伝えてよ」

「悲しみはあまりにも大きい」

西城は絶叫する。

 

西城も阿久悠氏も在日だったんだろうか。